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28歳で陸軍の補充兵として🇯🇵召集:マレー半島で戦友を看取った【12月8日アジア・太平洋戦争(=大東亜戦争)】開戦

1941年、日本軍がハワイやマレー半島を攻撃して開始したアジア・太平洋戦争当時を語る現在110歳の河原井 卓  氏は28歳で陸軍の補充兵として召集され12月8日の開戦後、南方の戦線の一つイギリス領マレー半島に送られた時には既に戦場と化していた。物資輸送の任に就いた河原井 氏曰く…【ヤシの木には無数の弾痕があり、民家は倒壊。ヤシ林の草むらには腐敗し始めた死体が悪臭を放っていた。物資輸送トラックが死体を踏み潰しながら疾走した。死体の多くはイギリス領インド軍の兵士だった】。日本軍はイギリスの東南アジア支配拠点だったシンガポールへと南進。進軍中、河原井 氏は中国系住民(華僑)の晒し首を見張った。日本軍は『抗日』と見なした華僑を捕まえ徹底的に調べ上げ処刑。街の所々に晒し首を並べた。1942年2月、日本軍はシンガポールを陥落させた直後、組織的に華僑を粛清・虐殺した。占領の最大の目的は石油やゴム等の資源確保と泥沼化していた中国との戦争継続だった。国策の陰で兵士の命は軽視され戦況が悪化すると兵士達は爆弾を抱えて敵戦車に体当たりする肉弾戦の訓練をさせられる。命を捨てる訓練だった、と今でも憤る河原井 卓  氏。

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