2004年の民主化政変【オレンジ革命】で誕生したユシチェンコ政権はロシアと距離を置き欧州への接近を迫った。これに対しプーチン大統領は天然ガス料金の滞納を理由に供給を一時ストップするなどして圧力をかけた。ウクライナの欧州接近を阻み続けたプーチン大統領。その心理を読み解く鍵🔑は【キエフ】との事。街の成立が5~6世紀と旧ソ連圏で最も古い【キエフ】はロシア人など東スラブ民族にとっては【心の故郷】との事だ。ロシアで最大の信徒を擁する東方正教会を最初に受容したのも10世紀のキエフ大公だったとしてウクライナの都市リヴィウ(リビウ)のサドーウイ市長は【キエフが無ければロシアが何処から始まったのか分からない。誰だって自らの来し方を確認出来ずに生きて行くのは困難だ】とロシアの人々の心中を推し量ったとの事。