内戦下のシリアでアサド政権に攻勢を仕掛けていた反体制派勢力は首都ダマスカスを掌握したと宣言。父子２代に渡り５０年以上も強権的にシリアを統治していたアサド政権の崩壊。ロシア外務省はバッシャール・アサド 氏が大統領を辞しシリアを去ったと発表。シリアのジャラリ首相は【国民に選ばれるいかなる指導者とも協力する】と延べ自由な選挙の実施を訴えたとの事。反体制派HTS（シャーム解放機構）の指導者ジャウラニ 氏は国家機関は引き渡されるまで首相が管理するとダマスカスで演説した。イランメディアによると在シリアのイラン大使館が反体制派勢力に襲撃されたとの事。反体制派勢力は先月、（2024年11月27日）大規模な攻勢を開始し北部アレッポや中部ハマ、ホムス等に次々進軍。約10日間で首都まで到達。アサド政権を支えていたのがロシアとイラン、イランの後ろ盾のレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラだったがロシアはウクライナ侵攻に注力しヒズボラはイスラエルの攻撃を受けて弱体化。アサド政権軍は敗走した。
