地域DX推進ミートアップ #01を開催しました!
こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションハブ「LODGE」です。
最近、地方自治体のDX支援の一環でオンラインイベントを数種類、シリーズ開催しております。今回はそのうち「地域DX推進ミートアップ #01 -企業・自治体におけるデータ活用-」が開催されましたのでレポートします。
地域企業のデジタル化支援に係る取組
「地域DX推進ミートアップ #01」では、最初に関東経済産業局 デジタル経済課様のお取り組みについて室住様よりお話をお聞きしました。「デジタル技術」を活用により地域・企業の稼ぐ力向上のため、DX化支援をしているとのことです。特に本イベント趣旨でもある「企業マッチング」についての説明を丁寧にしていただきました。
マッチング事業では、実際にソリューションを導入するに当たってデジタル経済課から補助施策等の活用に係る支援を実施しているとのことです。デジタル経済課がハブとなって企業マッチングを行い、合わせて補助金制度なども検討できるということですので、デジタル技術導入を検討をされている企業様は相談しやすそうですね。
データサイエンスとAIを活用した需要予測
室住さんからバトンを受け取り、まず最初にソリューション企業の事例紹介をしていただくのは、株式会社ROX:三浦さんです。
まず、需要予測AIサービス「AI Hawk」に関する特徴をご説明いただきました。
とあるパン屋20店舗の導入例では、このAI予測精度が93%(実測値との誤差7%)であったそうです。
また、まだまだデータ活用やAIになじみのないユーザー様向けに「AI活用のポイント」も解説いただきましたが、ROX社としては「ユーザー実務の理解」が最重要であると考えていらっしゃいます。データクリーニングやサービスの使い勝手など、ユーザー様の実務を理解することで需要予測の精度を上げていく工夫をされているとのことでした。
その他幾つか導入事例をご紹介いただきましたが、AI導入において全てがメリットばかりではない、良い点・悪い点それぞれあり、フィットするユーザー様もそうでない場合もあるということを正直にお話してくださり、カスタマイズを含めご相談くださいとのことでした。ユーザーに寄り添ったサービス提供を心がけていらっしゃることがよくわかるプレゼンでした。詳しくは動画アーカイブの三浦さんパートをご確認ください。
DX推進の障害となるExcelバケツリレーからの脱却
続いて株式会社シマント:和田さんの登壇です。インパクト強いタイトル、「Excelバケツリレーからの脱却」がとても気になりますよね。
和田さんご自身がメガバンクで企画推進の業務をされている中で、データ統合や集計作業に苦労された経験から、データ整理+アウトプットできるサービスを事業に起業され、SImount DWHを開発されたそうです。
「バケツリレー」とは、各セクションで求められた報告書に必要なデータ項目がバラバラで、元データを探ったりする作業コストのことを指していたんですね。そしてその無駄なコストの低減をめざし、システム導入後の例として、100時間掛かっていた総作業時間が10時間に短縮(90%削減)になったことなど、インパクト大きい効果数値も披露いただきました。
また、集計作業担当やツールエンジニアがいる現場あるあるな例として「Excelマクロツールの負荷によりエラーが起きる、ツール作成担当者の部署異動により使えなくなった、集計項目の追加・修正などの改修が困難」など、苦いご経験が多い現場担当者もいるのではないでしょうか。また昨今多いM&Aによる企業の合併・事業統合などで連結決算を出す際、各社それぞれの会計システムを利用していても、集計処理を効率化し工数削減するのもSImount DWHの魅力です。
最後にデモ動画も解説いただきましたので、詳しくは、アーカイブ動画の和田さんんパートをご確認ください。
ROX様、シマント様、2社ともに昨今起きている課題を解決することにフォーカスされたソリューションを事例とともに詳しくご紹介いただきました。
第2弾イベントを11/18(木)に開催! テーマは「行政・企業が取り組む地域課題解決」
#01のイベントアーカイブはこちら
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