LODGE主催アイデアコンペ最終審査会の結果報告
こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」です。
12/1、「これからのマスクを考えるアイデアコンペティション」の最終審査会がLODGEにて開催されました。
1日に300人近くが訪れるオープンコラボレーションスペースを運営していたLODGEは、2020年10月、ヤフーが発表した新しい働き方に併せてオンライン中心へと活動方針を転換しました。
主に次の3つを活動軸として、オープンイノベーションの創出に注力します。
共通テーマ「情報技術で日本をもっと便利に」
・オープン企画の開催
・サービスやプロダクトの企画
・ネットワーキング、サポート事業
本企画は初のオープン企画として開催されました。
「つけなくてはならない」から「つけたい」へ意識を変えるマスク
当日は3名のゲスト審査員をLODGEスタジオに招き、発表者はZOOMを用いてオンラインでのプレゼンテーション。オフラインとオンラインをミックスさせたスタイルとなりました。
また、審査会の様子はYouTubeにてライブ配信されました。
なお、審査基準は以下の通り。
1.課題への着眼点
2.アイデアの独創性・革新性
3.テクノロジーの利活用
10組のプレゼンテーション後、ゲスト審査員による白熱した審査がおこなわれ、チーム「シャッチョ」の「ワンダーマスク」が最優秀賞を受賞しました。
「マスクを、つけなくてはいけないものからつけたくてつけるものへと昇華させたアイデアが素晴らしい」「つける楽しさを想像しやすい」「子どもがマスク装着を嫌がらなくなるアイデア。みんながハッピーになる」と審査員からもポジティブなコメントが相次ぎました。
最優秀賞
ワンダーマスク(チーム シャッチョ)
作品概要・課題着眼点
受賞者コメント
チームメンバーは9人おりますが今回は3人が代表して出席しました。まさか最優秀賞を頂けると思っていませんでした。特別賞の発表があった時点でメンバー間では「受賞は無理だったかな」と話をしていたところだったので非常に嬉しいです。私たちが本当に大事にして考えた「思わずつけたくなるマスク」ということを、審査員の方から好評いただき、本当に嬉しかったです。生活スタイルが変化しているこの世の中だからこそ、マスクの新しい価値を提案し、人々が楽しくストレスなく毎日過ごせるようなマスクを開発していきたいと思います!
審査員コメント
チーム「シャッチョ」の皆さん、おめでとうございます。たとえば動物園などで、サルの前で撮ったらサルの顔になるなど、撮影する場所によってカメラに映るものが変わる楽しさがすぐ想像できて、とても楽しそうだなと思いました。しかもとてもフィジビリティが高い。評価は僅差ではありましたが、これが一番だと審査員の間で一致しました。胸をはって今回の受賞を噛みしめていただけるといいなと思います。「シャッチョ」だけに、これで起業など、挑戦してみるとよいのではないかなと思いました。(太刀川英輔)
「シャッチョ」の皆さん、最優秀賞おめでとうございます。マスクの意味合いを180度変えるようなアイデアだという点を評価しました。今までマスクというものは「つけなくてはいけないもの」でした。ですが「ワンダーマスク」は、「つけなくてはいけない」ではなく、「つけたくてつける」「楽しみたいからつける」に変えるものです。マスクは日常生活のなかの「ハレ」と「ケ」でいうと、圧倒的に「ケ」だと思います。「ハレ」のシーンではマスクを外したくなりますが、ワンダーマスクであれば「ハレ」の場でもつけたくなります。マスクの意味合いをポジティブに昇華した点が大変すばらしいと思いました。フィルターやデジタルコンテンツで売れると思うので利益率の高い、よいビジネスになると思いました。起業するときは一声お声がけいただけると嬉しいです。(金山裕樹)
皆さん、受賞おめでとうございます。自分は小さい子供がいますが、子供とマスクをつけて写真をつけて撮影できたら楽しいと思いました。子供はマスクをつけるのを嫌がりますが、そこにエンタメの要素を付け加えることでつけることも嫌がらなくなります。みんながハッピーになるアイデアだと思いました。これで家族写真が撮れたらいいなと思います。(岡直哉)
優秀賞
Gyro Mask(広川楽馬)
作品概要・課題着眼点
受賞者コメント
二次審査でアイデアに対してフィードバックを頂けたので最終プレゼンテーションでは改めて提案を深堀し、少し内容を付け加えました。そういったブラッシュアップの努力も評価いただけて嬉しく思います。また、マスクを使用する中で感じていた不満をこのコンペを切っ掛けに一つの提案として昇華できたので、とても良い機会を頂けました。ありがとうございました。
審査員コメント
広川さん、受賞おめでとうございます。ユースケースが練りこまれていてすぐにでも製品化できそうな点が評価のポイントでした。ヘッドジェスチャーの説明がありましたが、咀嚼や嚥下などを加速度センサーでとることでお年寄りの事故防止や咀嚼回数をデータにした健康管理に用いるなど、幅の広さ、今後の拡張性を感じさせる素晴らしいアイデアでした。(金山裕樹)
「オリマス」(三村茉由)
作品概要・課題着眼点
受賞者コメント
まさかここまで残れると思っていなくて、賞を頂けるとも思っておらず、びっくりしました。後世に伝えて自慢していきたいと思います。この経験をこれからの作品作りに活かしていきたいです。
審査員コメント
三村さん、受賞おめでとうございます。マスクが医療のひとつからファッションに昇華されたいま、ファッションとして個人の骨格、好みによってカスタマイズできる点は世の中の需要があると思います。(岡直哉)
特別賞
「Unlock Mask」(六郷勇志)
作品概要・課題着眼点
受賞者コメント
日常生活のなかでどういった悩みがあるのか思いを巡らせたときに、 世界中で多くの方々が持っているスマホやガラパゴス携帯を用いて課題を解決できないかと考えました。 この賞をいただけて大変うれしく思います。
ヤフー社内投票コメント
まさにマスクをしている時に顔認証が使えずに困っているので、マスクを取り外さないかつ、見た目も変更しないのであれば、是非使用したいなと思いました。
ヤフー社内投票コメント
素直に、実現したら一番購入を考えるかもしれないアイディアを選びました。マスク自体はお気に入りの物が決まっているので、センサーだけで販売されていて、好きなマスクに装着できるような形になるとより嬉しいと思いました。
ヤフー社内投票コメント
これはすぐにでも実用化してほしいです。マスクに外付けして、市販のマスクに取り付けられるなら尚良しです。なお、犯罪防止のため、置き忘れ防止機能とかも付けてほしいです。
詳細
YouTubeライブアーカイブ
今後について
今後、プロダクト化に向けて10組の作品のなかから検討をはじめます。
LODGEは今後もオープンイノベーションの創出を目指して様々な仕掛けを企画いたします。
どうぞお楽しみに!