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2050年はどんな社会になっている? - サービスデザイン入門ワークショップ @近畿大学経営学部

こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションハブ「LODGE」の中川です。
2/15(水)と3/1(水)、2回にわたって行われた近畿大学経営学部 3ゼミ合同の「サービスデザイン研修会」について、紹介したいと思います。

この研修会は、近畿大学 経営学部 布施 匡章ゼミ・山縣 正幸ゼミ・仙波 真二ゼミに入ったばかりの現2回生(2年生)のメンバーが合同で行う「サービスデザイン入門ワークショップ」で今年で3回目だそうです。私(中川)は、昨年度からこのワークショップの「お題」出しとプレゼン講評者として参加しています。今年はヤフーショッピングカンパニーの榎本寿枝本部長も同席しました。

1日目は、山縣先生の「サービスデザインとは?」の講義に始まり、布施先生・仙波先生主導によるグループワークで「事象の洗い出し」「グルーピング」「社会ニュースになってることを調査」「課題の選定」「解決アイデアの思考」へと進めていきます。その上で「2050年にどんな社会になっていたいか?」をテーマに、2週間後にプレゼン発表をするというワークショップになっています。

グループワークで学生の皆さんに考えていただきたいお題は、LODGEから提示させていただきました。LODGEが取り組んでいるテーマでもある「先進性」「公共公益性」の観点から、今年は下記3つを提示させていただき1つを選択していただくことにしました。

①「ChatGPT活用のアイデア、自動生成系サービスの活用」
②「デジタルマーケ、SNSインフルエンサーの未来」
③「アフターコロナの働き方」

2回生の学生の皆さんにとっては「ちょっと知ってるけども深くは知らない、じっくり考えたことはないテーマ」ばかりかもしれませんが、彼らが今の世の中から受け取る感覚や知り得る情報に対して忌憚ない意見交換をし、斬新なアイデアを考えていただきたいと思い、これらを提示しました。
各グループ、メンバー自らの実体験なども話しながらどんどん発散し、お題の選定とアイデアの方向性をまとめました。

先生方が用意した付箋が無くなるほど発散していく学生たち
ワーク中に疑問に思うことをどんどんぶつけてきてくれる学生も

2日目のプレゼンは2週間後に開催。グループでまとめたアイデアを、1チーム:6分間 ×16チームが発表します。短期間ながら、どのチームもよくまとめられていて感心しました。

デジタルマーケ、インフルエンサーの課題をユーザー視点で捉えられていました
これから自分達が社会に出て働くことを意識した発表もありました
自動生成AIを裁判に活用するアイデアは、裁判員(人)の役割を補完するバランスの取れた案でした
同席してくれた榎本さん(ヤフー)からはビジネス視点、コマースビジネス視点のコメントもいただきました
我々や先生方のコメントに真剣に耳を傾ける学生

16チームの発表が終わり、最後に榎本さんと私(中川)からも総括させていただきました。

「短期間でよく考えまとめられていたと思うし、プレゼンも(寸劇や動画など)工夫があって良かった」
「今回提示した3つのお題は、まず興味・感心を持ってほしいという意図があった」
「今起きている身近な問題が大事なのではなく、将来的に解決すべき質の高い解を求めるもの”イシュー”を見つけるようにしてみよう」

またアイデア創出のワークをする際には、下記のようなことを考えながら実践してみてほしい、とお伝えしました。

「これ無かったらどうなるんだっけ?という議論は視点の1つとして入れてみてほしい」
「多くの人が持つ課題を解決すると大きなビジネスになる。逆に、ターゲットが狭いニッチな領域に特化したアイデアを考えることができれば、そのサービスは尖ったものになり得ることがある」
「他のチームの発表や講評は、自分達も同じ指摘を受けてるものとして、同じ目線で聞いて吸収すると良い」

学生の皆さんの熱量ある発表、お疲れさまでした。また榎本さんや私のコメントに真剣に耳を傾けてくれて、こちらもエネルギーをいただきました。布施ゼミ・山縣ゼミ・仙波ゼミ生の今後の活躍に期待しております。ありがとうございました!

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