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等価交換【倫理的な商売】
等価交換(とうかこうかん)とは等しい価値を有するものを相互に交換すること。
古来から日本において、等価交換が全てだったのだろうか?
【わらしべ長者】日本の昔話の一。1本のわらしべを、次々に高価なものと交換し、ついに長者になるという話。今昔物語集などにみえる。
わらしべ長者のように、【モノ+気持ち】が商売の源流にある気がする。
例えば、
・いつも買ってもらってるから、コレ【おまけ】ね。
・510円ねー。でも端数はイイから、500円ねー。
と【モノ+気持ち】【お金−気持ち】があった。
商売人情というヤツだ。
スーパーマーケットが登場して、バーコード(テクノロジー)が導入されてから、事情がかわった。
バーコードに人情は反映されないので、【割引】というカタチに変換して、商売が始まる。
すると、買手と売手のバランスが崩れた。
人情からの割引が、当たり前と認識され、【割引】しないと来店されない。更に、他店と競争により【割引】合戦と化した。
買手側が【お金−気持ち】を求める。
売手側は【モノ+気持ち−割引】を強要される。
これでは商売が成り立たない。
という事で、スタンプカードに始まり、ポイントカードにポイントアプリと変わっていった。
今度は、企業の大きさにより、優位性が出てきて、
大企業 ≫ 個人商店
個人の商店では太刀打ちできない。
人情を商売としてやってきたことが、テクノロジーの進化で淘汰されていく。
プラスの交換から、マイナスの交換へと変わったのだ。
現実の世の中も、等価交換ではない。
商売人情を規範とした商売の方が、人との繋がりを感じるので、現代社会とあっている【倫理的な商売】
Amazonを使う人・個人商店を使う人・スーパーマーケットを使う人、それぞれのメリットを享受できる社会が大切である。