5/6/2020 : なるほどね
[今日の短歌」
マスクした鏡の中の我が姿他人の様で思わず二度見
「ステイ・アット・ホーム(自宅待機)」から「セイファー・アット・ホーム(自宅でより安全に)」と命令を緩和し、段階的なビジネス再開に踏み出したここハワイですが、ビジネス再開にあたっての新聞記事を読んでいて、「なるほど確かに」と思った事があります。
ビジネス再開には、「マスクや覆面をした買い物客への対応など業界共通の指針が必要」であると言う記事だったのですが、治安が良くマスク慣れしている日本とは違い、ハワイとは言えここはアメリカ、最近は治安も悪化して来ていますし、人々がマスクや覆面をしだしたのは、コロナが流行し始めてからのことなのです。
以前にも書きましたが、マスクが普及するまでは、歯を見せて微笑む事が信頼の証しでした。お店に入る時は一声かけて、「怪しいものではありませんよ」と印象付けることで、全てがスムーズに運んだわけです。が、今やコロナ禍のなか、目だけ出して無言で買い物をし、誰とも口を聞かずにそそくさと退散するのみです。
私は最近大きめで立体的な黒マスクをしていますが、それを付けていると全く誰だかわかりません。バンダナやスカーフで全体的に顔を覆っている人も。そんな中、顔を隠して悪事に及ぶ人も出てくるかもしれません。お店で働く人々にとっては、とても不安ですよね。
例えばソーシャル・ディスタンスの為に入店人数を制限するとか、店側および客側からの積極的な声掛けで不安はかなり軽減されるとは思うのですが、それにしてもこのような新たな問題が生まれるあたり、コロナの弊害はまだまだ続くのだと、改めて気付かされた次第です。