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東京のハロウィンの人流への影響 (リアルタイム人流レポート第16回)
ハロウィン
今回は、東京都心のハロウィン(10月31日)の様子を調査しました。ハロウィンは世界的には、カボチャやカブを飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れ、お菓子をもらったりする祭りです。日本では、若者を中心に仮装して街へ繰り出すことが増えてきています。
ご存じのように、これに伴い近年では仮装をした若者が街に多く集まり、場合によっては迷惑行為や大量のゴミ、路上飲酒、事件などに街は悩まされてきました。渋谷では昨年から、今年は渋谷に加えて新宿でも路上飲酒を禁止し、ハロウィンで人が集まりすぎないよう規制しています。
こうした状況下で、東京都心における今年のハロウィンによる人出がどうであったかを調べました。動画1をご覧いただければわかるように、赤い領域(過去1ヶ月の平均人口より多い領域)が1時間以上存在するケースはなく、今回は渋谷、新宿、そして人が流れ込むだろうと予想された池袋や六本木でも長時間、多くの人が滞在することはありませんでした。実際に、各ニュースでも普段よりある程度の人口増加は見られたものの、仮装した人が少なかったり、事故が少なかったことが報道されています。ただし、痴漢や迷惑行為の報道もあり、今後のハロウィンでも最低限のマナーを守ることが望まれます。
動画1:10/31 18:30 - 23:30の、東京都心周辺の様子。赤い領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より大きい領域を表します。逆に、緑の領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より小さい領域を表します。
LMのリアルタイムデータとは
「LocationMind xPop」データは、NTTドコモが提供するアプリケーションの利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータです。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれません。