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神奈川県西部地震による小田急線の影響(リアルタイム人流レポート第3回)

神奈川県西部地震

8/9 19:57に、神奈川県西部を中心にM5.3, 最大震度5弱の地震が起きました。
ここでは地震による東京、神奈川の主に鉄道の影響を調べました。
地震直後、小田急線が停止したようです。
8/9 20:45の人口増減を見てみると、小田急線沿いに通常時より、人口減が見られます(図1:緑色の箇所)。その人口減は、21:05を経て(図2)、約22:10まで続くことがわかります(図3)。
実際は小田急線は、運転の見合わせから約8時間が経った10日の午前3時50分にすべての区間で安全確認が終了し、全線で運転が再開しました。
緑の箇所が22:10にかけて消えて行ったのは、区間運転が再開された影響かもしれません。

LMのリアルタイムデータとは

「LocationMind xpop」データは、NTTドコモが提供するアプリケーションの利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータです。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれません。


図1:東京周辺。赤い領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より大きい領域を表します。逆に、緑の領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より小さい領域を表します。オレンジの線が小田急線沿いを表します。


図2:東京周辺。赤い領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より大きい領域を表します。逆に、緑の領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より小さい領域を表します。


図3:東京周辺。赤い領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より大きい領域を表します。逆に、緑の領域は過去一ヶ月の人口を平均した値より小さい領域を表します。