見た目で判断のありがたさ
問題です。
フォトウォーク、フォトトレッキング、フォトポタリングのなかで一番難しいのはどれでしょう?
フォトウォークは「カメラ+散歩」
フォトトレッキングは「カメラ+登山」
フォトポタリングは「カメラ+自転車」
難しい、と考えれば登山をするフォトトレッキングでしょうか。体力ないとできないし、山選びをミスると命の危険すらあります。
はたまたフォトポタリングでしょうか。ロードバイクにお金かかりそうですし、置き場所のハードルも高そう。
でも実際は違います。
一番難しいのはフォトウォークです。
「なんで!?ただの散歩でしょ!」と思ったかもですが、カメラ片手にプラプラ歩き回るのは目的がありそうでありません。
目的も無くフォトウォークと称してウロつくのは、意外とバツが悪いんですよ。
近所の公園にカメラ構えたオジサンが連日はびこってたら、ちょっとヤですよね。なんか怪しいヤツなんじゃないかと警戒されても文句は言えません。
カメラで何気ない日常を撮るというのは結構ハードルが高くて、スマホのように環境に適応して違和感なく撮影できるテクニックを習得しないとならないんです。
そこいくとフォトトレッキングとフォトポタリングは、変な汗をかくことはありません。
登山中に写真を撮ってても不思議ではないですし、自転車乗りながらアクションカメラで動画撮影しててもいまどき誰も気にしない。
そしてなにより、アクティビティをやってますよという格好がまわりに安心感を与えるのです。
フォトトレッキングなら登山ウェアに身を包みますし、フォトポタリングならヘルメットかぶってロードバイクに乗ってます。
だけどフォトウォークはカメラ散歩というくらいなので格好はいたって普段着。散歩にコスチュームなんてありません。
これが難しさの最大の理由です。
一億総カメラマン時代になぜかフォトウォークが市民権を得ないのは、パッと見なにやってるかワカんないからなんですよ。
カメラというアイテムだけでは写真家なのか趣味カメラなのか、業務で記録撮影してるだけなのか実はなんかアヤシイことしてるのか区別がつきません。
スポーツにユニフォームがあるのも機能面やチームの結束などの役割はもちろんでしょうが、どんな団体なのか一目瞭然なとこなんですよね。
見た目で判断されるって、ホントはとてもありがたい。
説明がいらないから。
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