徒然なるままに:執筆
7年前の記事から・・・
おはようさん 2015.3.25.
今日は、先日の中谷塾「本の出し方」の私なりのキモ!なところをご紹介しましょう。
まず、本の出し方として、ふたつあります。
ひとつは、有名だから本を出す。もうひとつは、切り口から本を出す。
さて、この「有名」で誤解している人が多いのです。
業界内で有名ではダメですよ。
道を歩いている人が振り返って見るくらい有名じゃないと「有名」ではありません。
だから、「有名」で本を出すのは、庶民では無理なことです。
じゃぁ「切り口」しかないの?
そう、切り口勝負です。
切り口とは、何を知っているか? に尽きます。
何をやりたいか? ではありませんよ。
何をやりたいか?は、主婦のブログです。
ブログのうちはタダだから、みんな、盛り上がってくれるけど、お金を払ってまで見たいという人はいないでしょう。
そう、何を知っているか? に対して、お金を払っても読みたい人がいるわけです。
この お金を払ってまで読みたい人は、自分の困っていることを解決して欲しいわけです。
さぁ ここからが本の出し方のキモですよ!
みんなが何で困っているのか?を集めましょう。
それも出来るだけ分野を絞ってね。
そして、自分だけのオリジナル解決法を本として皆さんに提供するのです。
この際、注意しなければならないことは、コピペはダメだということです。
「これ どっかで見たことある」と思われたらゲームオーバーです。
自分だけの分野を絞って、
似たような同じジャンルの本を全部読んで、
そこに書かれていることを自分の原稿から全てカットしましょう。
何を知っているか? よりも、それをどう伝えることができるか? が重要です。
まず、具体的であることです。
精神論は最も本になりません。
本はすべて、要領を教える本・・・人は、しなくてもよいことを教えて欲しいのです。
あらゆる本は参考書です。
人はそれを読んで、効率よくなりたいのです。
読者の望むものは?
勇気 ではありません。
読者は希望が欲しいのです。
希望とは、未来を組み立てること。
例えば、末期の癌の人なら、これからどう癌とつきあっていくのかの未来を組み立ててあげます。
絶望とは、未来を組み立てられないことです。
読者は感動を求めてはいません。未来の組み立てが欲しいのです。
本はラブレターです。
相手が求めていることを書かなくては・・・
自分が言いたいことだけではダメですよ。
自分の母親(=素人)が読めることが基準です。
すべての本は、ひと言で集約されます。
みんな、その専門分野のコーチを求めているのです。
その他、具体的なノウハウも教えていただきました。
私自身、PHPが出してくれた本が全く売れなかったというトラウマをずっと引きずっていました。
でも、今回の中谷塾でそのトラウマもとても軽くなりました。
そしてこの夜、宿で新しいお原稿のレジメを3冊分、書き上げました。
やっぱり私も書くことが好きなんですね。
このブログも、実は書くモチベーションを維持するために書き続けてきました。
車のエンジンをアイドリングし続けているようなものです。
さぁ いつかどこかで善き編集者さんと出会えることを信じて、これからせっせとお原稿を書いていきますね。
乞うご期待!(*⌒▽⌒*)
7年後・・・著書8冊(+近刊予定2冊)になりました。
「地蔵医学」を書き終えてからは、いつものように神さまたちから「次はこれを書きなさい!」が降ってきていません。
ネタはたくさんあるのですが、まだ熟していない感じです。
今はカイコが腹いっぱい桑の葉を食べて、繭の中で変容している感覚です。
羽化したらどうなるのか? は分かりませんが、きっと何かを書き続けているでしょう。
何かをやり続ける。これが天職です。
頑張っているわけでもありません。
意地になっているのでもありません。
他のすべてを犠牲にしているつもりもありません。
ただ息を吸って吐くように、朝目覚めて夜眠るように、
やり続けていることが天職です。
過去を懐かしんだり、反省したり悔やんだり・・・など皆無です。
未来を憂いたり、希望を抱いたり・・・も皆無です。
過去にあるのは感謝だけ。
未来にあるのは祈りだけ。
「今ここ」を無心で生きる。無我で生きる。
自分で考えて決断して生きているけど、
大いなる何かに生かされているのも知っている。
「今ここ」にのみ、天命が宿り、天職が住するのです。
その「今ここ」って何?
仏陀さま曰く、現在刹那の思考ですよ。
現在刹那の思考って何?
仏陀さま曰く、光の滴(ティクレ)ですよ。
光の滴(ティクレ)って何?
仏陀さま曰く、光明ですよ。仏性ですよ。
どうしたら光明を得られますか? 仏性を得られますか?
仏陀さまは、にこやかに微笑まれながら・・・
あなたの中に宿っている仏性に目覚めなさい。
あなたの意識の奥に残っている光明を思い出しなさい。
そして・・・
本は鍵です。
誰もが宿している仏性と光明を開く鍵です。
無欲で書きなさい。無我で書きなさい。無心に書きなさい。
それが埋蔵経典(テルマ)になります。
この天職を、あなたはずっとずっと昔から続けてきました。
そして今、とても大きなカルマが熟しました。
私も楽しみです。善き哉 善き哉。