病気の意味
「光の前世療法」が昔、2時間バージョンだった頃の症例です。
一度、ブログにも載せましたが、今日、改めて読んでみて、深い気づきがたくさん込められている症例ですので再掲します。
きっとどこかの誰かに今、必要なメッセージなのでしょう。
光の前世療法:光との対話の中から「病気」をテーマにした症例をご紹介しています。
今日は「この病気の意味がわかる過去生へ」です(昔の2時間ワークの症例です)
D この病気の意味が最もよくわかる過去生へと戻っています。地面を見て、地面を感じて、どんな地面が見えますか? 感じますか? 教えて下さい。
C 大きな石畳。
D 足もと何か履いているような気がしますか? それとも裸足ですか?
C 裸足で草履。
D 裸足の足からくるぶし、すね、膝まで意識を上げていくと、下半身はどんなものを着ていますか?
C 男物の着物に袴。
D その袖の先に右腕と左腕があります。手に意識を向けると、手に何か持っていますか?
C 右手に弓を。
D 頭に意識を向けて。頭に何かかぶっていますか?
C 黒い帽子。
D どんな髪型ですか?
C サムライふう? もっと古い感じ。
D 髪の毛はどんな感じですか?
C きれいにくくっています。
D 髭ははえていますか? はえていませんか?
C はえてない。
D 顔の形は面長、丸、四角、三角、卵形、どんな形をしていますか?
C 面長で若い。
D 身体は太ってる? やせてる? 筋肉質? 中肉中背?
C 細めで小柄で若い肉体。
D 背中や腰に荷物は持っていますか?
C 何も持っていません。
D あなたはその男の人の中に入っていきます。その男の人の中にしっかりと入って。これからあなたはその若い男の人の目でものを見ますよ。その男の人の耳で音を聞きますよ。その男の人の考えていること、知識があなたにはすべてわかります。その弓を持った男の人と繋がります。男の人とあなたの心が結ばれて、男の人の心が全てわかるようになります。今、あなたはその男の人とひとつに繋がります。その目を通してまわりを見渡すと、どんな景色が見えますか?
C 大きな寺社風の建物が見えます。で、玉砂利がずっとひいてあります。
D 朝、昼、夕、夜のいつ頃ですか?
C 朝もやの中。
D あなたのまわりに人はいますか?
C 全くいません。
D その1日を見てみましょう。その男の人はそれからどうしましたか?
C 誰かを待っています。
D 誰が来ましたか?
C でも誰も来ない・・・。
D 心に触れてみて、どうですか?
C 私がやらなければ誰が成し通せるのか、と硬く決心しています。でも、今は時ではない。もう少し待たねばならぬか・・・。
D そう思って、そしてどうしましたか?
C 馬に乗って走って家に帰る。
D どんな家ですか?
C 大きな屋敷で低い土塀がずっと繋がってる中に馬で走って入っていきました。すると父親が出てきて「何をしてるんだ。どこいってたんだ」って責めています。
D 父親は武士ですか?
C ものすごく偉い人です。
D ちょんまげですか?
C うん。で髭を生やしてます。
D その父親をじっと見たら、今のあなたが知っている人ですか?
C 母親のお兄さんかな。
D それからあなたはどうしていますか?
C 顔を背けて何もないって逃げようとしています。
D そしたら?
C お前は長男としてこの家を継いでいかないといけないから、って威圧感を感じて。たまらなくなって、自分はこの世を変えないといけないと。父に反発を感じて。
井戸の下で足を洗ってると女の人がいっぱいいて、やさしく声をかけてくれるおばさんたちがいっぱい。気にしなくていい。まだあなたは若いから気持ちを収めなさいってみんなが言ってくれる。
自分の気持ちは収まらなくて、頭から水をかけている。そして、着替えてくるって言って家に入る。そして土間から入っていって、あがっていくと奥に小さい自分の部屋がある。そこに小さな机があって、座りこんで、考え事をしている自分がいる。父には勝ることはできないのだろうか?という自問自答しているような。自分の力のなさに愕然としているような感じ。心が傷ついてる。自分は何をなさねばならぬかが見えない。
でも、朝ご飯の時間になって女中か誰かが呼びに来た。私はそのあとをついていって、父親の前に広い畳のお部屋があって、父親が、ひとつひとつ置いてあるご飯があって、自分の場所は父親から見て左に座ってる。母親は目の前に座ってる。冷たい目をしている。一緒に食べてる人は子供が何人かいる。
D その母親をじっと見たら、今のあなたが知っている人ですか?
C うーん誰だろう。
D 子供はいますか?
C 息子・・・
D その子供の目をじっと見て。その子供は今のあなたが知っている人ですか?
C 私の息子。
D それからどうなりましたか?
C とてもきまずい雰囲気であまり食べたくないから、みそ汁をひとすすりしてその場を去る。みんなが冷たい目で後ろを見るのがわかる。自分の部屋にまた戻ってしまう。そして、自分の部屋にこもって出てこない。机の前に座りこんで本を読んでいる。漢字がいっぱい書いてある。
黒船が来てるから、外国に何かおかしいんじゃないかなって疑問を感じている。
国を開けるべきじゃないかって自分では考えているような気がする。
そして思い立ったように走って土間を出て、勝手口から出ていく自分。走っている。神社の境内に自分がいて、何人か仲間もそこにいる。5-6人いて、みんな若い。お前は身体が小さいし華奢だから、力もないし、何も出来ないってみんなに言われている。とても悔しいけど、知識では負けないと。自分では何かみんなに参考になる情報を与えなければならないんじゃないかなって思ってる自分がいる。頭を使わなければいけないと思っている自分が。
黒船を・・・? 外国の船に乗りたい。で外国の人を見たいっていう気持ちが強い。外の世界は何なんだろう。ひとり頑強な男がいて、お前と一緒に船で出るかと誘われて、自分はこの人を信じていいのか迷っている自分がいる。自分たちくらいの力で国を動かす事はできないんじゃないかなって迷っている自分がいる。返事ができなくて、みんなに冷たい視線を浴びている。出来ない自分を責めている自分もいる。
神社にひとりになって、ひとりで膝を抱え込んでいる自分が。やっぱり何も僕は出来ないんだ。自分は何も出来ない。ひとりぼっちになって。夜になって。ひとりになって。
石畳を歩いて、階段を降りて、家の勝手口の前に立っている。そして、自分の部屋に入ってしまって出てこない。本を読んでいる。長崎に行けばいいのかなって思っている。学問を学ぶ・・外国の学問を学ぶには長崎がいいのかなって思っている。思っている自分がいる。そしてずっと本を読んでいる。
父上に会いにいって、父の前で長崎に行かせてほしいと頼む。父は権力者だったので始めは怒った顔をしたけど、長崎に行くつてがあるから修行してこいと許してくれた。左手に母親がいて今度はやさしく微笑んで。この顔は見たことがある。今の・・・松井先生かな。なんでここにいるのかわからないけど。父は快く承諾してくれて、蘭学の勉強をしてこいと言った。しばし待てと言った。私はすごく嬉しくて、部屋に戻って、でもひとり。明かりが手元だけ見える油がついていて、そこで長崎に行ったらどんな学問が、医学の勉強をしたいなって少し思った。政治には自分は向いていない。日本を変えるには自分には微力すぎて駄目だから、人を治したいと思った。医学の勉強が出来たらいいなと思った。これは父には内緒にしておこうと思った。そして床に入った。
D 歳はいくつですか?
C 18
D 名前は?
C タスケ。
D 苗字は?
C 綾小路。
D タスケさんの人生で一番幸せな場面へと移ります。3.2.1.0.タスケさんはいくつになって、どこで、何をしていますか?
C 生まれた時。
D 何が幸せでしたか?
C 男だって言われて。
D 生まれた瞬間に何か決心したことはありますか?
C 家を継いで守らなければならない。我慢しなければいけない。自分のやりたいことは我慢しないといけない。とにかく守らなければ、家族を守らないといけない。
D その一番幸せな日を過ごしている場所はどこでしょうか?
C 静岡。
D タスケさんの人生で一番大切な場面へと移ります。3、2,1,0。タスケさんはいくつになって、どこで、何をしていますか?
C 長崎にいます・・・
D 長崎で何をしていますか?
C 病気の人とかそういう人の治療をして充実しています。
D タスケさんはどんな気持ちですか?
C 普通の平民の人がいっぱい畳の上に寝てて、一番奥に一番重症な人がいて、苦しそうにしているんだけど、熱も出てて、何もしてあげられない自分が辛い。女の人。その人には子供もいるし助けてあげたいけど難しい。それで悩んでいます。でも人がいっぱい出入りしている。お湯をもって身体をふいてあげてる人とかいっぱいいます。
D その日、何が一番大切でしたか?
C お腹の大きい人がいる。出血しだした。みんな助けてくれて、先生が来て、自分はその後ろにいる。そして、難しいかもしれないって言って、その人は貧しくて、個室にはいなくて、みんなのいるところに並んで、こんなところで診てあげるのは可愛そう。部屋を変えて家族とその人だけにしてあげたいと思った。
子供もお母さんも助かるか助からないか難しいな、って先生が言ってて、自分もそう思う。先生に頼んでいる自分がいる。家族だけになれる部屋をあげてください。先生は「気持ちはわかるが難しい、部屋がない」って答えられて、そしたら私はその患者さんに寄り添ってあげないといけないな、自分の非力さも虚しいしより、そうことしかできないなって。
女の人はお腹が大きくて、今の妊娠中毒症かな、難しいなぁって。臨月に達しているけれど、陣痛がなかなか来ない。子供の生まれる気配もない。でももう出てしまわないとどちらも死んでしまうんじゃないかな、って思っている自分が。なんだか静かに横たわってしまっています。
D 何を感じていますか?
C 助けてあげたいけど、今の自分の力では無理で無念だと。もっとあとに生まれたらよかったな。今の自分の・・・今の自分の知っている医学では助けられない。でも女の人は苦しんでない。力尽きて意識もない。時間の問題かなと思っている自分がいる。
家族は黙って見守っている。見守っている家族の旦那さん・・・主人は私の今の主人に良く似ている。横にいる小さな子供も・・・私の娘が横にいる。私はそれを見て、こんな小さな子供をおいて逝ってしまうのは可愛そうだなと思っている。寄り添おうと思っていたのに、その場にいるのが辛くなってきた。
先生がやって来た。私は呼ばれて、あまり患者の家族の感情に自分を投入させるな、と怒られている。お前が思ったからといって現実は何も変わりはしない、と怒られている。苦しい。先生の言う事は事実だと思う。自分自身の気持ちが甘いのかなと思っている。現実の自分の力と、現実の患者さんの状態を冷静にみないと、感情を入れすぎじゃいけない。自分で心を立て直そうとしている。
D タスケさんのその人生で、この病気の意味が最もよく場面へ移ります。3.2.1.0。タスケさんはいくつになって、どこで、何をしていますか?
C 山奥の田舎にいます。細々と漢方か何かをやっています。
D 年は?
C 65
D 何をしていますか?
C 子供が走って入ってきて、近くのばあちゃんが調子悪くなったから先生薬を煎じて作って、と頼みに来ている。いつもの薬だねって包んだのを渡している。そしてまた黙々と薬...漢方を作って。あんまり裕福そうじゃない。女の人が来て、大根を一本置いて言った。これで今日は大根で味噌汁を食べられるなって思っている自分がいる。細々と食べている感じ。
裏から、二十歳くらいの女の子が面倒をみてくれてる人がいる。私の娘の顔みたい。その子がすごく私の面倒をみてくれたり仕事の手伝いをしてくれている。その日は山に薬草をその子と一緒に採りに行こうと山に入って、神社でお参りしているのがわかります。村の人たちが無病息災でいられますように。私の力が少しでもありますように、とお祈りしています。森の中に入って、その娘にいろいろ草の名前・・・葉っぱをちぎって説明しています。話をしています。その子に教えています。この子に私の知恵を授けなければいけないな。そんなに長い事は生きられないから、この娘に村を託そうと思って一生懸命教えています。でも、その娘はとても楽しそうにピクニックにいくみたいで、その娘と一緒にいるとすごく楽しい。
D では、死ぬ直前へ移ります。3.2.1.0 どこで死にかけていますか?
C 土間で倒れています。
D 年は?
C 67
D 何で死にそうですか?
C 心筋梗塞。
D 死ぬ直前に何を考えていますか?
C いろいろあったけど、これでよかったな。
D 看取ってくれる人はいますか?
C 誰もいない。
D 死ぬ直前に人生を振り返ってみて、どうでしたか?
C 生まれた時はとても裕福だったけど、長崎に行っていろいろ勉強して、片田舎・・・ここで死ねて多くの人を助ける事はできないけど、小さな幸せをみんなに与えることが私の使命だったんじゃないかな。
D その人生でやり残したことはありますか?
C 子孫を残さなかった。
D そのまま死ぬ場面を通り過ぎます。死ぬ場面を見て、死ぬ場面を通り越します。タスケさんの魂・意識が身体を離れて宙に浮きます。死ぬ時に身体のどこから抜け出しましたか?
C 背中。
D 死んだ時に、何か決心したことはありますか?
C 人を幸せにしたい。
D だから、次はどうしようと思いましたか?
C 笑顔がいっぱいある・・・笑顔を人に与えたい。
D そのままどんどんどんどん高く高くあがっていきます。下を見ると、そのタスケさんの人生が一本の道のように見えてきます。その人生を高い高い上から見て、そして何か気がつくこと、感じることはありますか?
C もっと努力すればよかった。もっと勉強したかった。
D もっともっとあがっていきましょう。どんどん高く高くあがります。その高く高く高く上がったところから下を見ると、今のタスケさんのその人生が一本の道のように見えています。そして、今、生きているあなたのこの人生が一本の道のように見えています。その高い高い上から見比べてみて、そして何か気がつくこと、感じることはありますか?
C 私は子供を産む時に妊娠中毒症になって、心臓も悪くなって・・・右半身も少し不自由になって。助けられなかったタスケさんの患者さんを自分で感じて、自分は先生のことをどうにかなったんじゃないかなと思ったんだけど、実は先生は一生懸命は考えてくれたんじゃないかな。
D 今まで下を見ていたけど、下から上をぱっと見上げると、何が見えますか?
C 光。
D その光はどんな感じですか?。
C 明るい。
D その光に吸い込まれて上がっていきます。光に飛び込みましょう。そして中心に導かれていきます。どんな感じですか? その中心に導かれていったら誰かいませんか?
C 菩薩さま。
D どんな表情ですか?
C やさしい。
D そのやさしい菩薩さまに尋ねましょう。菩薩さまはすぐに答えを返してくれます。私の病気の意味は何ですか?
C 人はその場その場を一生懸命に生きているんだから、あなたは人を許すことを覚えなければならない。自分を許しなさい。自分にやさしくなりなさい。そうすればあなたは楽になりますよ。悩まなくてもいい。自分に正直に生きれば良い。自分を責めてはいけないって言ってます。
D 菩薩さま、この病気の治し方を教えてください。どうしたら治りますか?
C あなたは今の仕事でたくさんの人のお世話をしているじゃない。そのままでいいのよ。これからあなたは亡くなる人をたくさんみていくかもしれないけど、安らかに光に導かれるように、あなたはその人の心に訴え続けていきなさい。
D 菩薩さま、私のこの病気の根本原因は何ですか?
C 自分を責めすぎる事。
D 菩薩さま、なぜ私は今回、自分をこんなに責めちゃうのかしら?
C 現実を受け入れる事が下手です。ありのままでいいの。ありのままに現実を受け入れて。自分で何でもできるとは思わない。自分で何でも解決しようとは思わない。そういうところが、あなたの心の葛藤が心が壊れたり、血の巡りがよくなかったり、心臓が痛くなったりする原因だから、もっと肩の力を抜いてやさしく、自分にやさしく、人にもやさしく、家族にもやさしく。
D 菩薩さま、今回の人生の目的は何ですか?
C 自分を許すこと。
D 自分を許すために、まず何から始めたらいいのですか?
C 今のままでよい。そのかわり「和」を大切にしなさい。
D 私はこれまで何回、生まれ変わりましたか?
C 78回
D この人生はここまでこれで順調ですか?
C 順調。
D 私は本来持っている力の何パーセントを使っていますか?
C 28パーセント。
D 私は持っている力を十二分い使い尽くすには、どうしたらいいですか?
C もっと学びなさい。世の中のいろんな研究者の本を読んだり、講演を聞いたり、体験したりして、もっと学ばなければならない。
D 私はこの仕事を続けていくべきですか?
C 順調だ。
D 私は別の仕事をやりとげられますか?
C オフの時間にいろいろ少しずつ活動していけば。
D 菩薩さま、私の神さまを信じてよいですか?
C 今、お前に与えられている神は、お前を守っているのであるから、お前は宇宙の神を信じ、宇宙を見せてもらいなさい。
D 菩薩さまに近づいて握手をして、エネルギーをもらいます。そして、今のあなたに一番必要なメッセージを最後にいただきます。何と言っていますか?
C 愛されなさい。
D 愛される為にはどうしたらいいのですか?
C 主人、娘を大事にしなさい。息子は大丈夫だ。
D 菩薩さま、私の病気の本当の意味は何だったの?
C 愛を知る。人を幸せにして愛を感じさせる事。自分もそこから愛を見出すこと。人はみな幸せにならなければならない。神はいつもそう言っている。
D あなたは愛に包まれたまま、元いた場所に戻ってきます。
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