軌道を外れる

2024/11/22

ゼミ前に睡眠サイクルを崩してしまったので、日毎に起きる時間が少しずつ早くなるようにしている。昨日は昼前くらいだったけれど、今日は10:00くらいに起床。まあ睡眠サイクルなんてもともと無いようなものだけども。

起きて父親と話す。弟が卒業旅行でヨーロッパに行きたいと言っていることについての話。現時点で旅行費用に充てられる金が0なのに弟は行くつもりでいる。まあ思いつきなのでしょう。これからバイトして貯めて返すから一旦出して欲しいと言っているものの、その見通しは稼いだ金を一銭も使わなかったらという非現実的な前提の上に成り立っている。あとあいつ、行きたいって言ってる割にあんまり調べてねえ。そういうところを見て父はダメだと言っている。高校生の可愛い考えだな〜で流すにはちょっと額が大きい。

でも父の中にはもし何かあっても海外じゃ助けられないからっていう思いもあって、親って本当にいろんなことを考えているなと思う。本当はこういう話も母親と二人で話して、親の方針として弟に話すはずだっただろう。そういうのを一人で決めることになった父親のことを思うと、ちょっと疲れるけど話相手くらいにはなった方がいいよなと感じる。一年半経とうとも、会話の中から「母ならこう言う」という言い回しは消えない。

そんな会話の後家じゃ論考書けそうになかったのでミスドに行った。ルーロー麺を食べる。ずっと食べたかったやつ。しかし隣のおばさん二人組の会話が変に耳について全然書けなかった。早々に退店。

続いてマックに行った。野外席に座る。
いやに鳩が寄ってくるなと思った。犯人は右隣のお婆さん。ポテトを超ちっちゃくちぎって地面に投げていた。鳩に餌場を教え合うコミュニケーションがあるのかよく知らないけれど、次第にかなりの数が集まってくる。投げられるポテトより鳩の方が多くなった頃、そのうちの二羽が突如揉め出した。ポテトバトル勃発。ポケモンにつばさでうつって技があるが、鳥って本当に翼で殴るんだなと思いながら眺めた。
あんまり集まってくるので、みかねた左隣のおばさんがお婆さんに近づき「おかあさん、餌やっちゃだめだよ!ここが汚れるでしょう!」と言った。あげてないよ、と言うお婆さん。「こっちからみえてんだよ!」と言い返すおばさん。こっちもバトルだ、と思う。このぐらい気強く出た方がいいんだろうな。

一昨日ぐらいから先日買った『世界泥棒』を読み始めた。
静かに生々しい感じがする、かなり独特な文章。最初のシーンからこんな展開になるのかと困惑しながら読み進めている。教室での決闘シーンで「ガラスのような眼で撃ち合う」みたいな文があって好きだと思った。目に関する記述ってかなり好き。もののけ姫の曇りなき眼とか、冷静と情熱のあいだの透徹した目、とか。
夕暮れに教室で銃を撃ち合う場面なんて見たことがないのに、決闘する二人を見守る一生徒になったみたいに集中して読んでしまった。

明日は今日より2時間早く起きたい。






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