Arsenalのシーズンチケット

ArsenalのシーズンチケットのWaiting listに並んでみた。何を言っているのかよくわからない人のために少し説明を。

Arsenalはアルテタが監督になって以降、成績も好調で人気が沸騰している。そのためチケットを取るのはかなりの難易度で、そもそも全試合抽選制。その当選確率も8%という低さ。ちなみに、他に抽選制を採用しているLiverpoolは、Big6、Everton、最終戦については４試合以上の観戦履歴が必要とさらに難易度が上がる。
そのためか、チケットの２次流通もArsenalは高騰していて、弱いチームが相手でも最安値で£200くらいから。

で、チケットを確実に手に入れるにはSeason Ticket Holderになるしかない。もちろんSeason Ticketということは、Homeの全試合分を買うことになるんだけど、そもそも一番高い席でも£2,000くらいで買える上に、今のところは２次流通で需要がありどの試合でも£200以上の値がついている。行けない試合は売ってしまえば、そんなに持ち出しなしでイギリスに行く時に確実に見れるんではないかと思った次第。
さらに、カップ戦やChampions Leagueなどの試合はSeason Ticket Holderに購入優先権が与えられる。
まあ、そこまでArsenalファンというわけではないんだけど、Londonで２次流通の観点から価値があってというのはArsenalしかないので。

ちなみに、同じLondonを拠点とする人気チームにはChelseaもいるんだけど、こっちはそもそもAwayやCup戦も含めて年間90％くらいの試合を観戦しないと、翌年のSeason Ticketの購入権利がもらえないということで実質は無理ゲーとなっている。Crystal Palaceなどの弱いチームであれば買えるのかもしれないけど、2次流通での価値がないので金銭面的に辛い。Londonに住んでいて毎回Homeゲームに行けるのであれば、間違いなく買うんだけどね。

で、Arsenalのシーズンチケットだけど、買いたいから買えるものでもなく有料（£50）でWaiting listに並ぶ必要がある。それで、現在のSeason Ticket Holderが何らかの理由でRenewalしない場合にWaiting Listの上位から回ってくる。このSeason Ticketの権利は相続もできるらしく、本当に翌年から購入をやめたとならない限り空くことはない。ということで年間800席くらいしか新規には回ってこないらしい。ちなみに、スタジアム収容人数60,000人に対して、一般販売（抽選）に回されるのは3500枚ほどしかなく残りは全てSeason Ticketらしい。
で、Wait listの順番だけど、なんと108,000番くらいだった。およそ20年待ちらしい。年間800席の空きで20年だと16,000席しか進まない気がするが、そこはWait listで諦める人とかもいるんだろう。そうでなきゃやってられない。

20年後にArsenalが今のような人気チームなのか、そもそも自分がどこで何しているのか全然わからないけど、何となく夢があるじゃないですか。20年後にリタイアして、思う存分イギリスでEmirates Stadiumに通っている自分を想像すると。