ローカルクリエイター#11 濱田祐太さん(京都府与謝野町)
全国各地で活躍する #ローカルクリエイターラボ のメンバーのみなさんをご紹介するローカルクリエイター名鑑。
第11回目は、NPO法人TEAM旦波の濱田祐太さんです!
・名前:濱田祐太(はまだゆうた)
・所属・肩書き:NPO法人TEAM旦波 理事 / 関西学院大学4年
・住まい:京都府与謝野町
・出身地:京都府与謝野町
・今注力して取り組んでいることはなんですか?
NPO法人TEAM旦波に理事として、参画しています。
これまでは、大学生向けのインターンシップ事業を行ってきました。現在は、都市部人材の持つスキル / 経験と地域企業の課題をマッチングするプロジェクトです。このプロジェクトでは、岐阜にあるNPO法人G-netをはじめとする全国の約10団体と提携して「ふるさと兼業」というウェブサイトも運営しています。
・なぜその活動をしているのですか?
僕は、元々勉強もスポーツもできないのび太君のような少年でした。
ほんと何やっても上手く行かなかったんですが、高校生の時に地域でボランティアをはじめました。そこで地域の方々に、「お前若いのに頑張ってるな」「これからの地域を頼むぞ」って言ってもらうことがありました。それは自分にとっては、「初めて受け入れられた場所」だったので、これからは地域に何かできることをしていきたい、と思うようになりました。
そこから、地域のことを調べるようになって、今、日本では人口減少社会に突入していて、これから色んな自治体が消滅していくというのを「増田レポート」を読んで知りました。そこから、地域に何ができるか?というのを考えて政治家になろうと思って大学は法学部に進学しました。
大学に入ってからは、政治や地方自治を学びながら政治家のインターンシップに参加していました。そこで目の当たりにした地方自治の現場を見て、「制度やルールを変えるには、前例があるかどうか」が大事だと思いました。そのために、まずは自分で事例を作っていこうと思い自分でプロジェクトを動かすようになりました。
・なぜ、今のプロジェクトをしているのですか?
自分で何かをしようと思って始めたのが、大学生向けのインターンシップの事業です。その事業を進めていく中で、地域の企業において、マネジメントや、広報、webの業務を行うような人材が不足しているという現状を目の当たりにしました。大学生のインターンシップだけでは、できることは限られているなと考えていたところ、インターンシップに参加した大学生から、「都会で働きながら、地元で働けたらいいのに」という声を聞きました。
そこから、都市部にいるスキルと経験、そして意欲のある社会人と想いのある地域の会社を「副業・兼業」でマッチングするプロジェクトをはじめました。
・なぜローカルクリエイターラボに入ったのですか?
全国各地で、地域でプロジェクトを起こそうとしている同世代とのつながりが欲しかったからです。地域で活動していると、我々のような若者はなかなかいません。しかし、エリアは違えど地域というフィールドで活動しているとぶつかる壁は似たようなものです。
それを一緒に考えながら、高めあっていける友達が欲しいので入りました。
・今住んでいる地域の魅力はなんですか?
与謝野町をはじめとする京都の丹後地域は、本当に素晴らしい地域です。
自然がキレイとか食べ物が美味しいというのは言うまでもないのですが、僕が魅力に感じているのはこの3つです。
・魚
・日本酒
・ヒト
日本海に面していて、捕れたての魚を日々食べることができます。お刺身にしても、焼いても美味しいんですが、僕が一番好きなのは、七輪焼きですかね。
こちらのカネマスというお店では、目の前でその日取れた魚を焼いてくれるお店なんです。
お魚が美味しいだけではなく、七輪で焼くというのが何とも趣深いと思っています。
日本酒に関しては、丹後はかつて、伊勢神宮に「酒造り」を伝承したと言われるくらい古くからあるものです。お米が美味しくて、水が綺麗な丹後では、素晴らしい日本酒が作られています。
毎年、このような形で丹後地域の数々の酒蔵を見ることができるので、是非ご参加ください!
あとは、ヒトですね。僕が丹後にこだわって活動している理由の一つでもありますが、本当に面白い人が多いと思っています。ここは、現地に訪れて是非会ってみてほしいです。
来られる際は、一言言っていただければご案内いたしますので、是非!
・これから地域でやりたいことはなんですか?
これから、地域で取り組んでいきたいことは、丹後地域をはじめとする北近畿のエリアで、あらゆるチャレンジを生み出していきたいと思っています。そのために、人材のマッチングを通じた地域企業の経営革新や、地域で取り組みを行いたい人へ向けた支援を行っていきたいと思います。
そして将来的には、「地域外の資本」を使っていかにして「地域課題」の解決をするのか?という仕組みづくりに取り組んでいきたいです。現在、僕のプロジェクトは地域の企業からお金をもらって回しているのですが、人口減少が進み、地域経済も縮小していく中で重要になってくるのは、「違う地域や外国からいかに資本を引っ張ってくるのか」ということだと思っています。
・困っていることや、人に助けてもらいたいことがあれば教えてください
「デザイン」や「ブランディング」というのが得意ではないので、そういったが得意な方にご協力いただきたいです。
それだけではなく、是非一度「丹後」という地域に足を踏み入れて頂けると嬉しいです!(たくさんお金を使ってください笑)
テキスト/濱田祐太
デザイン/目黒水海
編集/北川由依
ローカルクリエイターの活動の応援、全国各地でのイベント開催に使わせていただきます。