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【2023年の振り返り】


*今年は少々働きすぎたので、1/8までお休み致します。緊急連絡以外は反応できませんが、ご容赦ください。

大体節目節目は長文投稿をしているのですが、今年はあまりにも怒涛で、一つも長文が書けませんでした。なので、今年、最初で最後の長文です。ご注意ください笑

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さて、年末恒例、「今年の漢字」があると思いますが、皆さんは一体何の漢字でしょうか。
日頃関わっている皆さんの今年の漢字も知りたいので、良ければコメント欄に「今年の漢字」と理由を教えてくださいませ。楽しみに読ませて頂きます。

私も先日、今年の自分の漢字はなんだろう、と思いを馳せました。
最初に浮かんできたのは「悲」という字でした。
ただ、今年は良い人のご縁や新規事業もあり、悲しいだけではありませんでした。
ただ、最初に浮かんできたので、感情のウエイトが非常に大きかったのも事実です。

楽しかったこと、よかったこと、悲しかったこと、悩んだこと。
様々、思い出すうちに、ピタッとハマった感じが「揺」でした。

揺らぎ。

今年は、良くも悪くも揺らぎの年でした。
SNSでは、基本ポジティブなことを中心に発信しているので
今年の私はもしかすると、とても明るい一年だったように感じる方もいるかもしれませんが、
日光のように、明るい日差しが射すほど、影もあり、コントラストの強い一年でした。

やはり揺らいだ一番の原因は、自分の大切な人たちに変化があったからです。
しかも、その大半が、病気など、私の力ではどうしようもないことでした。
自分のことは、自分で向き合うことができるけど、大切な人たちの苦境というのは辛いものです。

一方で、個人事業主から通算しても、会社として過去最大の数字が出た年でした。
他企業と比較すれば微々たる数字ですが、まだ2期目、社員1名の会社としては、限界ギリギリだったと思います。

数字が上がるということは、それだけの仕事を、適切な質を持ってこなさなければいけないということです。
心が揺らいでいる中で、ある程度の量をこなしていくのは、なかなかに集中力がいることでした。
ふとすると、心が悲しみの方に持って行かれてしまいそうになるので、
この数ヶ月は意識的に、かなり仕事を集中して行いました。

しかし、本来は3人でやるべき仕事を、1人でやっている時期もあったので、10月から12月頭までは休みが1日まるっと取れることはなく、かなり、脳が焼き切れそうでした。

ただ、社員は1名といえど、協力してくれている仲間が最近は10数名います。
たまたま一番揺らいでいる時と、大きなイベントが重なっている時もあり
イベント当日、開始直前に泣いてしまうこともありました。
でも、支えてくれる皆さんがいたので、イベントの時は平常心で、なんとか乗り切ることができました。
今年、自分の周りにいてくれた人たちは、本当に大切にしたいと思っています。

今年の初め、こんなことになるとは全く思いもしなかった頃、
大学の同級生から久しぶりの連絡がありました。

「ほなみの会社に興味があるから、インターンでもいいので関わらせてほしい」と。
彼女が遠方に住んでいたこともあり、当初は悩みましたが、SNSを中心に関わってもらうことに。
ハタチの頃に出会った彼女は、卒業して別れて10数年経ったのち、非常に優秀な人になっていて
気がつけばチームの根幹になっていました。
いまのチームにはハタチの頃に出会った人たちが何人かいますが
私のこともわかってくれているし、本当に阿吽で、心の中も話せるし、人に助けられて自分があることを心から感じます。
かなこと再会したことは、今年最も良かったことのひとつです。

類は友を呼ぶという言葉があります。
結局のところ、会社も同じようなものなのかもしれないと思っています。

当然、私が30代で女性なので、一緒に働くコアなメンバーの属性も似た人が集まってきます。
30代前半は出産する人も多い時期です。
メンバーが同時に産休の相談をしてくることもありました。
大きな会社であれば、調整できることかもしれませんが
少人数の弊社では、全員がエースであり、貴重な戦力なので
なかなか悩ましい部分もありました。
言い方は非常に難しいですが、多くの企業で男性が多い理由も少しわかった気がします。

ただ、弊社は0〜5歳くらいの子供を抱えながら、働くメンバーが数名います。
そして、彼女たちは非常に優秀です。
短時間でもハイパフォーマンスを出してくれます。

時短だから給料が安くなるという現状にもやや疑問を感じています。
私にはわからないことについて、詳しいメンバーがいます。
そういう場合は、私が会社で赤ちゃんを抱っこしている間に、仕事をしてもらったこともあります。

まだまだ小さい会社なので、100%理想は難しいかもしれないけれど
弊社はこれからもライフステージに合わせた勤務体系を可能にし
性別、年齢が多様な会社を目指したいと思います。

私は、ライフワークバランスという言葉があまり好きではありません。
人には、それぞれライフ(人生)があるだけだと思っています。
これは一緒に人生を歩む人たちの共同作業なので、性別を超えた、人と人との共同の話だと思っています。

少し前の自分の話を。

20代はずっと東京にいました。
東京は非常に人の入れ替わりが激しいので
良くも悪くも割り切っていました。

企業は結局のところ、社長の夢を一緒に追いかける船です。
(マルクスもそう言っています)
だから、今までの私は、会社に対して根本的に思うところがあっても
「これは社長の船だから、社長の思うように進めた方が良い。その思いが重ならなくなった時は、自分が違う船を探した方がいい」
と割り切って、本質までは言及することがありませんでした。

その前提は、転職がカジュアルになったことにあります。
だからこそ、ドライに考えられたところもある。

だから、前に勤めていた会社の社長に「自分は、社員の人生を預かっている」と聞いてもピンときませんでした。
だって、船を乗り換えればいいと思っていたから。

ただ、今回、メンバーに病気や出産など、いろいろな変化があり
人を雇うということは、その人の人生に関わるということなんだと身を持って体感し、
なんとなく気楽にいた個人事業主の時から、だいぶ認識が変わった年にもなりました。

本当に今年は揺らぎの多い年でした。
ただ、揺らぐほどに、それだけ多くのご縁に恵まれたということだし
感謝も大きい一年でした。

しかし、あまりにも物量の波に揉まれて
本当は悼むべき時間を、そこに費やすこともできませんでした。

なので、年末年始は、目の前の仕事をこなすために蓋をした自分の心と、静かに向き合う時間にしたいと思います。

ただ、最後に。
今年は本当に素晴らしい友人の縁に結ばれた年でした。
人類はどこにいくのか。
人口縮退(世界的にも近々)の中で企業活動はどうあるべきなのか。
地域に眠る地層のような文化をどう取り扱うべきなのか。
このような議論を、明日のランチ、どうする?のようなテンションで、笑いながら闊達に話せる友人ができたのは最大の財産です。
これも、会社をやっていなければ会わなかったご縁なので、やはり閉じすぎず、会社として開いていてよかったな、と。

悲しいし、揺らいだけれど、今年の最後は概ね幸せです。
満ち足りています。
2023年の皆様にありがとう。

年始のご挨拶はご遠慮させて頂きます。
また、これを読んだ方の、ご挨拶、訪問等もご遠慮させて頂きますが
お気持ちだけはありがたく頂戴いたします。

今年も大変お世話になりました。

来年、更なる飛躍を目指し、新体制で頑張ります。
皆様、よいお年を。

(写真は、今年の1枚)

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