ネット広告は少し「おバカさん」なぐらいが愛される
ここ3週間ほどnoteを放ったらかしにしておりました。WordPressで数カ月前に立ち上げた子育て関連のブログの記事をまとめて書いたりメンテナンスをしたりという作業を優先していたためです。
子育てブログの方は「実名が分かっても問題ない」というスタンスでやっていますし、友人・知人の方々にも、それほど積極的ではないですが存在をお伝えしています。
このnoteとは書く内容も臨むスタンスも異なりますが、ぼくにとってはどちらも大切な存在です。今回のnoteは、こんなタイトルで書いてみます。
ぼくは新聞社で一貫して編集系、しかも大部分の期間を外回りの記者として仕事をしてきましたので、広告に関する知識はほとんどありません。取材先から「広告を出したい」と言われて広告営業担当の社員につないだことが何回かある程度です。
子育てブログに広告は貼っておりませんが、ブログを始めてからは、ネット広告に注目する習慣がつきました。ネットの世界で働いている方には常識でしょうが、ガラパゴス紙媒体にどっぷり浸かっていた人間には、ネット広告の世界はいろいろと新鮮なんです。
以前はネットユーザーという立場でしか眺めていませんでしたので、ネット広告というと「ただウザいだけ」の存在でしたが、少し知恵がついて「マスコミ業界で生きていくためにネット広告の知識は必須だ」と痛感するようになってからは、ネット広告が出てくるとむしろ積極的にクリックして、「なるほど、こういう仕組みなんだね」「この広告は無理があるんじゃないの」とか、初心者なりに批評するのが楽しくなっております。
そんな、時代から取り残されていることにようやく気付いた「意識低い系新聞記者」が最近ネット広告を見て感じたことをいくつか記します。
①ここ最近、地域ローカルのネット広告がすごく目立つ
②マンガ広告を不快に感じる理由は「目」にあった
③ネット広告は少し「おバカさん」なぐらいの方が親近感が湧く
①はどのぐらい前からかなぁ、たぶん2〜3カ月前からだと思われますが、スマホに出てくる広告が地場の金融機関や車のディーラー、家電量販店など、地域ローカルなものが急に増えてきたのです。
ただ、出てくるローカル広告をみても、検索結果にリンクして表示されている感じはなく、ぼく個人情報のうち「居住地」のみで絞ってきているようです。「年代」「性別」で絞っているようには感じられません。
とはいえ、ここまで露骨にローカル広告が表示されるようになったのは、ネット広告の何らかの仕組みが最近「進化」「技術革新」したからかもしれません。
②ですが、ぼくは以前からマンガの広告がどうしても好きになれないんです。同じように感じている方は多いようで、「マンガ ネット広告 ウザい」などのキーワードでネット検索すると、対処法を紹介する記事がいろいろ出てきます。
その記事を参考に、特に不快ないくつかのマンガ広告をブロックしてみました。確かに表示は減りましたが、ゼロにはなりません。
あと、以前はよく見かけた「性的表現(暗示的なものも含む)に露骨なマンガ」が減っているように感じます。
それなのに、性的などぎつさがなくなっても、マンガ広告を見たときの「不快感」は依然変わらないんですよ。この不快感は何なんだろうと考えてみて、原因が「目」にあることに気付きました。
マンガ広告に出てくるマンガには、目を大きく見開いた人の顔(大部分は女性)のアップがよく登場します。この目の描き方がやたらインパクトがあって、不快な感情とともにぼくの心に残ってしまうのです。
マンガを描く側もネット広告を制作・配信する側も、ぼくにインパクトを与えることには成功しているわけですので、「さすがプロ」と感心はするのですが、不快感を押し付けられているという感情の方が強く出ますし、そうしたものを見せてくる個人・団体に決して金銭的支出はしないと思います。
③は某巨大ネット通販サイトの広告に対して、前から感じていたことです。先日もこのサイト経由で正月用のタラバガニを買ったのですが、注文後はどのサイトに移動しようとも、ネット広告は「カニ、かに、蟹」なんです。
カニはつい5分前に買ったので、個人的に「今一番買う必要のないもの」の筆頭がカニ、という心理状態の中でカニの広告だらけになるんです。
「ねえねえ、●●(某巨大ネット通販サイトの社名)さんさぁ、もうカニいらないんっすよ〜。それとも、『ズワイガニや毛ガニも買った方があなたのお正月がもっと充実したものになりますよ』っていう高度なライフスタイル提案なのかい?」
広告を眺めながら、こんな風に心の中で突っ込んでしまいます。
あと、これはネット広告ではないのですが、数日前に某巨大SNSを開けたら、「今日は○○さん(女性の名前)とSNSで友達になって8年の記念日です。記念の動画を作成しました」とのお知らせが表示されました。
あの〜、その「○○さん」ってぼくの妻で、SNSのプロフィール欄にも「交際ステータス:○○さんと既婚です」としっかり書いてあるのですが…。
でも、こういうちょっと「おバカさん」な感じは、嫌いじゃないです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?