働く世代のセーフティーネット
私は、本業で給与計算や労務等の業務を行っております。また、FP2級を取得し現在は副業で記事を書かせて頂いております。保険・金融・労務分野の知識、子育てをしながら働く経験も踏まえて、副業・パートといった働き方に併せた有益な情報をお伝えしていきます。
働く世代の皆様、働けなくなった場合、収入が下がった場合の対策は考えていますか?物価の上昇、不安定な経済情勢、育児などでの働き方の変化、退職によっての収入減によって生活が変わってきます。そのため、生活を守るためのセーフティーネットが重要になります。今回は、社会保障や生命保険、副業について紹介します。
働く世代のセーフティーネット
1.健康保険
健康保険では医療費の給付等の様々な給付があります。業務上の病気やケガは労災保険での給付になりますが、業務以外の場合は傷病手当金が受けられる場合があります。4日以上休んだ時に連続した3日を除いて4日目から支給対象となります。3日目までの場合は有給使用できますが、4日目以降に有給を使用した場合は支給対象とならないのでご注意ください。また、医師の証明が必要になってきますが、診断書と違い数百円程度ですのでご安心ください。
次に出産に関しましては、出産手当金が支給されます。出産の際に会社を休み、会社からの給与が支給されない場合に健康保険より給付されます。
自営業等の国民健康保険に加入している方はどちらも制度がないのでご注意ください。
2.雇用保険
雇用保険は、基本手当(いわゆる失業給付)がありますが、一定の要件を満たす条件や、自己都合か会社都合かによっても支給要件がかわります。また、長期的に受けられる、退職すれば必ず受けられるわけではないので注意が必要です。
育児中に休業した場合「育児休業給付」があります。現在は賃金日額の67%~50%の支給です。一定の条件はあるようですが令和7年4月から80%になるようです。産休育児休業中は健康保険・厚生年金の支払いが会社・本人とも免除になるので、育児休業給付と給与の額がほとんど変わらず受けることができます。
3.生命保険
万が一のセーフティーネットとして「生命保険」があります。3種類ご紹介します。
まず、死亡保険は名前のとおり死亡した場合の支払いになりますが、後遺障害が残った際などにも給付される仕組みがあるので、死亡以外の保障についてもチェックしていただきたい点です。
次に、医療保険は病気やケガで入院した際に保障されます、入院が長引く場合には大変助かりますが、近年入院日数が短くなる傾向にあり、入院日数が限定され半年、1年と続く入院には対応できない場合もあるります、加入の際には十分に内容を確認しましょう。
最後に、収入保障保険は働けなくなった場合の期間の毎月一定額を受け取れる保険です。
生命保険について3つ例を挙げました。私も保険業務の経験がありますが、「毎月〇円くらいまでの保障で」と加入する方もいますが、、必要な保障を必要な分だけ掛けることが一番です。万が一の保険に掛けすぎて、いざという時の蓄えができないのでは本末転倒です。掛け捨ての共済等を活用すると比較的安く加入することができます。ライフステージごとに見直しして、最適なプランを見つけることが重要です。
4.副業
最後に「副業」についてです。上記3つは主に病気・けがの場合で紹介しましたが、副業は収入減になった場合のセーフティーネットには1番重要です。
近年は、副業に対する考え方も柔軟になってきて、副業OKの会社も増えております。
私は、知り合いからlocal hackさんを紹介して頂き、ライティングを学びこの記事を書かせて頂いております。恥ずかしながら、以前は文章を書くのが大嫌いというレベルだったのですが、一度書いてみないかとお話をいただき、書き始めると楽しくなってきて、今現在に至ります。
私はライティングを行っておりますが、自宅でも作業ができ、比較的自分で時間を調整しながら仕事をすることができるので、子育て中の私も自分のペースで働くことができます。副業としての収入源だけではなく、自分のスキルアップにも繋がりますし、覚えたことは自身の財産にもなります。
副業といっても外で働くという選択肢もありますが、デジタル化により在宅ワークを推奨する企業も増えており、それに伴う求人も増えていますので始めるには早いうちからスキルを身に着けることも重要です。
さいごに
働く世代のセーフティーネットについて紹介しました。病気やケガの社会保障を理解し、不足分は生命保険で必要な分の保障をつける。副業で生活の保障を蓄えるという流れが重要になってきます。また、前回「副業収入を資産形成に活用!」というタイトルで記事を作成しました。併せて読んでいただき、皆様の参考になればと思います。