【地方政策図解】ふるさと納税
ブログにて「ふるさと納税について図解して欲しい」という要望があったので書いてみます。
お問い合わせ内容
2.図解してみました
2-1.目的は地域間の財源の格差是正
まずふるさと納税の目的は地域間格差の是正です。
具体的には東京都から地方へお金を移そうという狙いかと思います。
元々地方交付税交付金という仕組みで余裕の無い自治体に対して、税金を配って財源が大都市だけに偏らないようにしていたのですが、現在東京都以外は地方交付税交付金を受け取っていて、財政に余裕のない自治体は追加で使える財源が欲しい状況でした。
そこで納税者が納税先(寄付先)を選べるようにして、税収が少なくなっている地域にも納税できるようにしたのがふるさと納税です。
2-2.手段は好きな自治体への寄付
地域間格差是正の手段については
①好きな自治体に寄付する
②住んでいる自治体から住民税が引かれる&返礼品が貰える
と言う流れになっています。
今住んでいる自治体から好きな自治体にお金が流れる仕組みになっています。
例えば東京都に住んでいる人が北海道の自治体のふるさと納税をしたら、東京都に払われるはずだった住民税が北海道に移ったということになります。
3.寄付金の使い道も選べる
ふるさと納税のもう一つのポイントは寄付金の使い道も指定できることです。
例えば教育や子育て、まちづくり、産業振興や災害支援というようにどの分野に使って欲しいか希望を出すことができます。
税金の用途を納税者が指定できるのもユニークな制度と言えます。
今回はふるさと納税について簡単にではありますが紹介してみました。
改めて調べてみると勉強になりました。
何かふるさと納税についてコメントがあればお気軽にお願いします!