政策担当秘書試験勉強③日本の化学・科学技術の動向
政策担当秘書試験の勉強メモを書いていきます。
今回は時事の中の日本の化学・科学技術動向についてです。
1.ニホニウムについて
理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素研究グループの森田浩介グループディレクターを中心として研究グループ(森田グループ)が発見した「113番元素」
国際機関が2015年12月に新元素であると認定した。
森田グループに新元素の命名権が与えられ、2016年11月、元素名が「nihonium(ニホニウム)」、元素記号が「Nh」に決定。
ちなみに理化学研究所がニホニウム発見までをマンガにしていました。
理研の3代目所長の大河内正敏(おおこうち まさとし)さんが主任研究員制度という制度を創設し主任研究員に研究テーマ決定・予算・人事の裁量を与えたことが印象的でした。
本格的な元素合成実験の準備段階でも10年を超える月日がかかったそうです。
https://www.riken.jp/medialibrary/riken/pr/fun/113/comic2.pdf
2.チバニアンについて
令和2年1月17日に、世界中で使われる地質年代に「チバニアン」が刻まれた。
地質年代には恐竜がいたジュラ紀や白亜紀などの時代が決まっているが、まだ決まっていない時代もあった。
それが新生代・第四紀・更新世・中期であった。
77万4千年前~12万9千年前の期間。
年代の分け方としては生物の出現や絶滅などの化石が使われることが多いですが、地磁気逆転の記録も使われるそうです。
※地磁気の逆転とは方位磁針のN極とS極が逆転する現象。長い地球の歴史では何度も逆転しているそう。
なぜ磁場が逆転するかは分かっていないそうなので、興味がある方は研究してみてください笑
3.感染症と治療薬について
ウイルスとは何か
ウイルスはとても小さな粒子の中に、自己増殖のための遺伝情報を持っている。
ウイルスは独自の遺伝情報を持っているが、その遺伝情報を伝えるDNAやRNAを覆っている粒子を構成する部品であるタンパク質の合成を感染する宿主細胞に依存している。
遺伝情報がDNAやRNAだったりして、遺伝情報の実体が分かれている場合も多い。
※イマイチ分からなかったのでこの辺で
4.スーパーコンピュータ開発について
京について
富士通が文科省の革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築計画のもと、理研と共同開発。2012年6月に完成。
2011年に1秒の計算回数が1位に
富岳について
理研と富士通が2014年から開発を進めてきたスーパーコンピュータ。2021年3月9日に完成。
2020年に計算回数が1位に。
活用例として「新型コロナウイルス治療薬開発につながる感染阻害分子機構の解明」や「スーパーコンピュータ「富岳」とAI活用で高解像度でリアルタイムな津波浸水予測」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/11/1/11_61/_pdf
5.レアメタルの代替材料の開発について
レアメタルはハイテク産業に不可欠な材料だが、国内には天然資源がほとんどない。
国を挙げて使用量削減技術、リサイクル技術、代替材料の開発が進められている。
文科省の「元素戦略プロジェクト」経産省の「希少金属代替材料開発プロジェクト」などのプロジェクトがある。
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