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情報公開制度を使ってみるその②

前回情報公開制度を使うために担当部署に問い合わせしたところまで書きました。
※前回の記事を見ていない方はこちらからご覧ください

今回はその続きです

1.ご連絡ありました

総務企画局文書法制課市政情報係という恐らく文書管理をしている部署の方から電話でご連絡がありました。ありがとうございます。
そこで言われたのは「開示請求よりは該当する部署に直接問い合わせた方が良さそう」とのことでした。
また「今回の場合翻訳業務の体制について知りたいとのことなので、公募の際の仕様書を要求してみてはどうか」とも言われました。
ということで、仕様書を要求しようと思ったのですが、念のため市議会の議事録で議論がされていないか調べてみました。

2.議会議事録を確認したら予算が足りなくて翻訳にコストをかけられなかった事が分かる

仙台市議会で仙台夜時間に関して議論している箇所が無いか確認したところ関係ありそうなポイントが見つかりました。

Q1.ナイトコンテンツの趣旨について

まず、今回のこのナイトコンテンツ、改めてでありますけど、上程趣旨を説明していただいてよろしいですか。

 仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会 23 佐々木心委員の質問

A1.企画調整担当課長の回答

本市への誘客及び宿泊者数増加を図るため、宿泊につながる早朝、夜間のコンテンツ情報を集約、発信する専用サイトを開設し、観光客等に周知するという事業になります。

仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会 24 企画調整担当課長の回答

趣旨からして仙台夜時間についての議論であることが推測されます

Q2.予算700万円の内訳について

私も宿泊客を巻き込むということは、仙台に泊まってもらって、ゲートウェイとか、その辺を含め、この取組そのものには賛同する立場なんですけど、今回臨時交付金を活用して700万円余、その予算の内訳を教えてもらってよろしいですか。

仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会 25 佐々木心委員の質問

A2.予算内訳についての回答

予算734万7000円のうち、サイトの構築に625万7000円、サイトのPR費に109万円になります。

仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会 26 企画調整担当課長の回答

Q3.予算が相場より少なそうなことについて

作成とPRということで予算編成をしていただいて、実は私もずっとこの方、地元にいるので、夜の人たちとも大分仲よくしているつもりなんですけど、こういうサイトをつくる業者さん、知り合いにおりまして、実はインバウンド向けにやると、本来つくろうとすると相場はやっぱり2000万円ぐらいかかってしまうという話を聞いていたんです。今回700万円ということで、実は予算要望、もっと上げてたんですけどこのレベルになってしまったのか、その辺ちょっと教えていただければありがたいというふうに思います。

仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会 27 佐々木心委員の質問

A3.日本語作成から自動翻訳という制作体制です

サイトの作成につきましては、まず日本語のサイトを作成しまして、そこから各言語に自動翻訳をするという形で考えております。そうすると、全部翻訳するのではなくて、自動翻訳をするシステム料というものを予算上見込んでおります。

仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会 28 企画調整担当課長の回答

ということで予算の関係上サイト制作やPRで使い切ってしまって、翻訳にリソースを割けなかったという事情が見えてきました。

3.予算増やせの前に自分で出来る事を考える

ということで予算不足で翻訳までは難しかったとのことですが、ここで自分たちで出来る事は何か考えてみました。
基本的には予算を増やすか予算を増やさずに何か実現する方法を考える必要がある局面です。
そこで考えたのが仙台市内の留学生に声をかけてネイティブの立場で紹介文を書いてもらうことです。

仙台市には在仙外国人中心の英語会話のコミュニティがいくつかあります。
たまたま知人にそういうコミュニティに入っている人がいるので、声かけて協力してもらえる人がいないか探した上で、彼ら彼女らの母国語で紹介文を書いてもらえたら良さそうと考えました。

ということでご紹介いただいた観光課コンテンツ創出課に問い合わせをしました。

一応文面を貼っておくので似たような問い合わせをする際は参考になれば幸いです。

仙台市観光課コンテンツ創出課
ご担当者様

突然のご連絡失礼します。
〇〇在住の高橋と申します ※〇〇は居住地が入ります

ご連絡の背景
仙台夜時間(https://sendai-nightlife.com/ja/)について台湾人の友人に観てもらったところ「文章がGoogle翻訳っぽい」と言われてしまいました。

そこで仙台市議会議事録の2022年9月16日経済環境委員会の28の内容を確認したところ、Webサイト制作の予算規模的に翻訳へのコストがかけられなかったという背景を知りました。

相談事項
確約は出来ないのですが、市内の東北大生や東北大OBOGの外国人留学生の知り合いが何人かいるため、ネイティブが書いた紹介文を有志で作り、違和感のない文章で情報発信出来ないかと考えています。
今後ネイティブが書いた文章の提出→仙台夜時間への反映というような施策が検討可能かについてご見解伺いたいです。
*検討可能とのことであれば知人に声をかけて進めていきたいと思っています。

夜に滞在してもらうため情報発信をして、観光消費額を増やす狙いには大変賛同しております。
なので予算不足で伝わる文章で発信出来ないのは勿体ないなと思いご連絡差し上げました。

お忙しい中大変お手数ですが、ネイティブが書いた文章の提出→仙台夜時間への反映等が可能なのかについてご見解いただけましたら幸いです。

※元々情報開示請求のための問い合わせをしましたが、本日総務企画局文書法制課市政情報係の方から電話があり「観光課コンテンツ創出課に問い合わせた方が良い」という旨ご連絡いただきました。

事実の誤認や窓口が違う等ありましたらご指摘いただければ幸いです。
高橋海渡

問い合わせのメール文

今後も何か進展がありましたら記事にしていきたいと思います。
ご意見ご感想よろしくお願いします。

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