【移住】地方移住のはじまりと理由
●2020年8月に家族で東京から地方(群馬)へ移住しました
こんにちは、ヤマモト家(け)です。
今回、東京から地方移住するタイミングで家族で共同noteを始めました。
まずは簡単に自己紹介を。
[ヤマモト家] 登場人物
パパ:30代半ば。群馬県出身。大学から上京し、現在は東京都内のベンチャー企業勤務。
ママ:30代前半。茨城県出身。大学から上京し、現在は東京都内のNPO法人勤務。
ムスコ:2歳の男の子。1学年30名の保育園から町で唯一の保育園(全学年で10名)に入園。
今回、自分たちが地方移住を検討し、そして新たな生活の準備を進める中で、正直なところ参考になる情報がなかなか見つからなかったことから、今後も増えるであろう地方移住検討者(主に子育て中の家族)の役に立てる情報が提供できればと、以下のテーマでnoteを書いていくことにしました(今後テーマ等は変更になる可能性があります)
【移住】・・・移住検討・実施にあたっての対応について
【子育て】・・・田舎や自然の中での保育園・子育て環境について
【リモートワーク】・・・リモート/テレワーク環境について
【キャリア】・・・地方暮らしの30代男女の今後のキャリアについて
【地域】・・・黒保根地域の魅力やお出かけ先・ワーケーション先としての可能性について
とは言え、子どももいる以上、最低限のプライバシーを守る必要があるため、note内では個人が特定されないような表現で書いていきますので、その点は何卒ご了承ください。
もし周囲で地方移住を検討している方がいれば、よろしければこのnoteをお知らせください。
●今回なぜ地方移住したのか?
検討のきっかけは、新型コロナウイルスの発生により、夫婦2人共、働いている企業・団体が原則リモートワーク環境となったことから始まります。
それはつまり、働く場所に縛られない生き方が可能であるということ。
緊急事態宣言が出た4月のある日、ふと浮かんだ
『このまま東京で家賃を払い続ける意味はあるのか?』
という問いは、その後日に日に強くなっていきました。
そして、ほぼ同時期に、通っていた都内の保育園が臨時休園になったことで、家族3人で2ヶ月間、ほぼ自宅のみで過ごすことになり、
ムスコが部屋で動画を見続けている横で仕事をしながら、
『一体自分たちはどんな子育てをしたいのか(したかったのか)?』
という問いもまた、日々強くなりました。
そして、夫婦で夜な夜な話し合う中で、
・ムスコには、自然の中で様々な本物を感じ・体験して、伸び伸びと成長して欲しい
・自分たちも、自然に囲まれたリモートワーク環境への興味がいつしか不安を上回っている
と考えるようになったものの、このままメリット・デメリットを整理してもおそらく合理的な結論は出ないだろうと感じ、最終的にはパパが勢いで決めました。
(今でもこういう時は「思い切り」や「勢い」を信じるのが一番大事だと思います)
●なぜこの町に移住したのか?
私たちが移住したのは、群馬県の桐生市の「黒保根町」という地域。
平成の大合併により、飛び地で桐生市となった地域(旧黒保根村)です。
赤城山の麓で、自然に囲まれ、渓谷が寄り添い、四季の色彩も豊かなのどかな山里です。
なぜこの地域を選んだのか。
最終的には勢いで決めましたが、検討する中であがった理由をいくつかあげておきます。
①自然豊かな子育て環境
とにかく自宅周辺で子どもが自然に触れる機会が多いこと。
山と田んぼと渓谷に囲まれた集落のため、家の目の前は見渡す限り全て田んぼです。
そこから多くの生き物が姿を見せてくれ、ムスコにとっては毎日が人生の原体験の連続(この辺は今後の記事で紹介していきます)
玄関を開けたらすぐにカエルやトンボを追いかけ、お豆腐を買いに行けば野生の鹿がすぐ目の前に現れ、夜は満天の星空を見ながら「きらきら星」を歌い、、、
もちろん、水のきれいな川に飛び込んで遊べる公園や渓谷沿いの散策スポット、アスレチックやキャンプ場など、想像する自然の遊びスポットは全てあります。車で10分走れば、1年中昆虫に触れ合い学べる「昆虫の森」というスポットもあります。
また、町で唯一の保育園の環境がまた素晴らしいのですが(ママ・パパ共に初めて行った時に衝撃)、こちらはまた別の記事で。
②顔の見える安心な食材
移住前に、地域の道の駅(移住先の家から車で5,6分)に立ち寄った際に、地元で育てて地元で消費する生産者さんの顔が分かる食材がたくさん並んでいました。
・きれいな水で育てたお米
(本当に自宅の周辺でご挨拶する方がみな生産者さん)
・地域内で消費される手作りの野菜
(写真は日々ご近所の方からいただいた野菜たち)
・自宅すぐ近くの養鶏場の新鮮な卵
(たまご直売所か自動販売機でも販売)
・こだわりの豆腐
(山の中にある豆腐屋さんに県外ナンバーも)
などなど・・・移住後に実際に味ってみると、どれもお世辞抜きで抜群の美味しさでした(ムスコも東京の時はあまり食べなかったご飯も、普段見ている田んぼからできていることを知り、バクバク勢いよく食べています。このあたりの紹介はまた今度)
作った人の顔が分かる作りたての食材を味わう贅沢を感じています。
食に関しては、一方で正直なところ不安もたくさんありました。スーパーに行くには、毎回山を降りる必要がありますが、それでも自宅から車で15分くらいなので、週末お出かけの帰りに立ち寄れるので、思ったほど苦になりませんでした。
③(公私混同)わたらせ渓谷鐵道
これは、移住した理由というより、この地域に惹かれた理由かと思いますが、渓谷沿いを走る「わたらせ渓谷鐵道」(https://www.watetsu.com/)がとても面白いです。
元々群馬出身で現在旅行関連の仕事をしているパパは、「わたらせ渓谷鐵道」のことは知っており、魅力を感じていたのですが、鉄道好きなムスコ、乗り物好きなママも自然に面白がってくれました。
黒保根町にある水沼駅には、なんと駅のホームに天然温泉施設があり(無人駅なのでみんなホームに勝手に入ってお風呂に向かいます)、露天温泉から渓谷を眺めながら入ることができます。(ママとムスコは気に入って、パパが地方へ出張中、保育園の帰りに二人で入っているそう)
紅葉シーズンには渓谷から眺める絶景で、チケットが取れないほど混雑してしまいますが、どこを切り取っても絵になる沿線風景が好きで、毎朝フォトスポットを探して沿線沿いを車で走っています(笑)
書き始めると止まらなくなりそうですが、初回なのでこの辺で。
今後もなるべく毎週、でも気負わず気ままに更新していきます。
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