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公務員時代に感じた違和感の正体。抜本的解決という言葉。
こんにちは。
公務員時代に感じた違和感ある言葉第一位は「抜本的解決」という言葉。
政治家さんには申し訳ないですけど、特に政治家さんが使いたがる言葉でもありますよね。というのも、抜本的解決を行った先には必ずと言っていいほど”明るい未来”が待っているからです。(あくまでもイメージですけどね…)
みんなが苦しんでいる課題を解決してくれる救世主のような存在になれますからね。言うのは簡単なんですが、言った後に解決を図ることができないので信用を無くす結果になるわけです。
だからこそ、この言葉は、発信した本人がダメージを受ける当事者ではなく、ほぼ関係の無い「第三者」が使っているケースが多いです。
政治家のTwitterに群がるリプやYahooコメントなどで盛んに使われてますかね。
とはいえ、好かれたいという気持ちの現れであるもあるのかなと思います。私も若い頃、使っていた時期がありましたからあまり大きな声では言えないんですけど・・・
でもでも、内部会議では評論家となった職員が多用してました。
「抜本的に解決を図らないといけない。」その言葉だけが宙に浮いてた。
特に長期的に費用と時間のかかる課題に対して使われることが多いんです。
ですが…ですが、社会に溢れる多くの課題で抜本的に解決できる方法なんてほぼ無いんですよね。大抵のことは、地道に試行錯誤しながら少しづつ解決していくわけです。(地味で地道だから嫌われる。)
ドラえもんのような存在がいれば別ですが、そんなことはありえないわけです。
地道な解決は、遠い遠い道のりを歩いているようにしか見えないので、人から好かれないと勘違いしちゃうんですよね。
RPGの勇者だって、漫画の主人公だって最初から信用があったわけではなくて、最初は村人や周囲の友達から邪険にされたり馬鹿にされたりして、それでも少しづつ行動して実績をつくって信用を勝ち取っていく。
そして、いつの間にか平和や勝利という、誰も成し遂げることができ無かったことをやりとげ、いつの間にか当初の課題を「抜本的に解決」しているんですよね。
いきなり成功という抜本的解決は無理なんです。とにかく難しい。出来るのは、よほどの実力がある天才くらい。
課題と解決までの距離が長ければ長いほど期待値は高まり言葉の重みは高いですが、難易度が高いです。とはいえ、まず難しい。
とにかく課題を解決しまくっている人って地味なんですよ。地味の積み重ね。だけど、気づかないうちに解決しちゃってるので、脚光を浴びたときには、まるで抜本的に解決している人に見えるという錯覚に陥っている。
私も、抜本的解決が必要だと評論家風情になっていた時期も確かにあったので、深く反省しています。笑 わたしの場合は、公務員時代に公共交通政策で有名な大学の先生と一緒に仕事をしたことが思考を変えるキッカケになってます。
「現状の大きな課題を解決するには、地道な挑戦の積み重ねなんですよ」
一見して、キラキラした技術やシステムを使った施策は夢のように抜本的に大きな課題を解決してくれそうな印象を受けますが、基本の軸がぶれているのに抜本的に解決できるわけがない。
基本を整えていき、少しつつ試行錯誤していき改善していくことで課題を解決していく。解決するかは、この試行錯誤を何度行っているかどうか。
会社経営でもいきなり売り上げが数百倍になることなんて基本の売り上げが無ければあり得ないですよね。少しつづ商品・サービスをつくっていき、顧客目線に立って考えていけばいつの間にか社会・会社が抱える課題を解決している。
地道な努力の積み重ねの先にある結果が「抜本的解決」に見えているだけという話。
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