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早期発見した病気(ステージ0乳がん)のこと③(再検査)

おはようございます。セトナツキです。
今回は会社で受診したの乳がん検診の結果を受け、総合病院の乳腺科で受診した精密検査の内容について綴りたいと思います。

1. 石灰化の所見

精密検査の診察日は、10月の第2週で秋晴れの爽やかな日で、病院に向かう途中東京タワーが綺麗に見えました。

話は逸れますが、私の社会人生活は当時勤めていた会社の東京タワー近くのオフィスでスタートしました。地方出身の私はどうしても地方から抜け出したくて、受験勉強を頑張って東京の大学に進学しました。卒業後は地元に帰るように言われていたけれど、親の反対を押し切って就活し、氷河期だったけれどなんとか1社から内定をいただきました。仕事の内容は思い描いていた理想と違ったりもしましたが、上司や同僚にとても恵まれ、良い社会人デビューができたと思っていました。
病院に向かう途中、仕事の後ライトアップされた東京タワーにうっとりしながら頑張っていた新入社員時代の頃をふと思い出しました。

予約した病院は総合病院故に混んでいましたが、とても綺麗な病院でした。受付時に紹介状を求められたので、会社の乳がん検診の結果と同封されていた医師宛の封筒を渡しました。

担当して下さった乳腺科の医師は、自分と同世代と思われる素敵な女医さんでした。彼女が受付時に渡した封筒の中身に目を通されている間、「石灰化が見られる・・」との文字が私の方からもちらっと見えたので、思わず「石灰化って何ですか?」と質問してしまいます。事前に何か調べていたら、石灰化くらい理解できたことですが、私はそれくらい無知でした。
医師からは「石灰化の内容が悪性なのか、問題ないものなのか、もう一度調べてみましょう」とだけ言われ、検査のため放射線室に向かうよう言われました。

2. マンモグラフィとエコーの再検査

放射線科での待ち時間中に「石灰化」について初めてネットで調べました。
石灰化とは、乳房の中でカルシウムが沈着して石灰化することを言います。石灰化が見られても問題ないことが多いけれど、中には乳がんが原因で生じる石灰化があるとのことでした。

「問題ないことが多い」というネット上の言葉にとりあえず安心していたところ、スタッフの方に呼ばれ、胸を挟むマンモグラフィ検査を受けました。5年のブランクの後、2か月連続で胸を挟まれて痛い思いをすることになるとは思ってもいませんでした。また私は痩せており胸のボリュームもないので、今回も技師の方が挟みにくそうに苦労されていて申し訳なくなってしまいました(笑)。

マンモグラフィに続くエコー検査では、所見のあった左胸を念入りにチェックされました。会社での検診同様にスタッフの方から「最後に検査されたのはいつですか?」と聞かれました。毎年の履歴があれば説明できることがあるのだろうなと思い、5年間受診しなかったことを後悔しました。

3. 再検査の結果

再び乳腺科に戻り、検査の結果を医師と確認しました。
今回の検査でも左胸に石灰化が確認できるということだけが判明しました。ここまでは会社の検診結果と同じであるということを確かめたことになります。

私の左胸の石灰化の内容が悪性なのか問題ないものなのかを調べるために、MRI検査を受けることになりました。そして、MRI検査でも問題ないことが確認できなければ、実際に針を刺して石灰化部分の一部を摘出して検査をする生体検査を実施するという説明を受けました。医師からは「MRI検査で問題なければ生体検査は不要だから心配しなくて良いですよ」と言われ、この日はMRI検査日の予約をして診察は終了しました。
この時私は「多分MRIで問題ないことがわかるのだろう」と都合よく解釈していた気がします。

この日は朝9:30の予約であったため、仕事は午前中だけ休むという申請をしていましたが、かなり色んな場所で待たされ、また会計するまでも待たされ、帰宅したのは14時過ぎでした。
総合病院に来たのは久しぶりでしたが、ものすごく混んでいて「高齢化するとはこういうことなのか」と思ったりしました。とにかく疲れた1日でした。

続く。



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