東北地方における塗膜調査について
公共インフラの耐用年数が差し迫っていることにより、鋼構造物の補修設計や耐震設計業務に付帯して実施されることが多かった東北地方の塗膜調査ですが、近年はPCB特措法に係る低濃度PCB汚染物等の処分に係る業務も増えてきています。
塗膜調査の対象となる鋼構造物の中で、橋梁や歩道橋等の調査は先行していますが水門・閘門等の河川構造物の進捗は芳しくありません。
東北地方の塗膜調査は橋梁等の補修設計業務に付帯することが多いため、塗膜採取は橋梁点検業者が実施することが常です。しかし、このままでは調査実施者不足が目に見えています。
私は、これまでの人脈を生かし、各コンサルで縦割りだった業務体制を緩やかに融合してネットワーク化することで、業者選定や工程調整を効率化して業務に関わる技術者の負担を軽減するため奮闘しています。