見出し画像

マーケターたちが、本気で社会課題解決に取り組んだら!? グループ5社・全社員がオンラインで集結。LMG's SDGs Project、始動!

愛されるマーケティング活動(Lovable Marketing)を推進する、ラバブルマーケティンググループ((株)ラバブルマーケティンググループ(株)コムニコ(株)24-7(株)ハウズワーク(一社)SNSエキスパート協会)は、全社を上げて社会課題解決に本気で取り組むことを決めました。

リモートワーク中ではありますが、5月11日(月)グループ5社の全社員(約100名)がZoomで集結! 全社員参加型のオンラインワークショップを開催し、"地球のKGI"にコミットする「LMG's SDG's Project」が始まりました。

SDGsとは?:
持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成される。
参考: 外務省「SDGsとは?

マーケターたちが、本気で社会課題解決に取り組んだらどうなる!?
まだ未知数ですが、これからその過程を全てオープンに発信していきたいと思います。

新型コロナウイルスの影響で、経済活動の在り方について、今一度問い直すべきときがきています。不確実性が高いときこそ、これまでの常識を捨て、広い視野で未来を描いてみたいと思います。

・マーケティングや企業の在り方は、どう変わるべき?
・社会課題解決において、マーケターにできることは?
・全社員参加型でSDGsに取り組むには?

ぜひ皆さんも一緒に、考えてみてもらえたら幸いです。

「思っていたより世界はまずい状態にある」

最初に、当社SDGs推進アドバイザー、北九州市立大学の眞鍋和博教授より世界の現状を学びました。

先生からのクイズに、みんなで「チャット」で答えていくと…
「そんなにか…!」「知らなかった」と驚きの声が上がりました。
今の時代、ネットで検索すれば、いくらでも情報は得られるはずですが、「とても大事なことが知られていない」現状を全員で実感しました。

例えば、こちら。皆さんはご存知でしょうか?

画像10

A:「5」秒 B: 「612万」トン C:「米」
5秒に1人が餓死している一方で、米の生産量に匹敵する食糧が捨てられている。しかもその分が商品価格に乗っている状態。
少し引いて見てみるととてもおかしなことが起きているのに、あまり知られていない現状を痛感しました。

眞鍋先生より

先生のこの言葉がとても印象的で、「これ以上、先延ばしにしてはいけない」という問題意識を全社で共有することができました。

黒井 “自分が知っていた以上に世界がまずい状態にある。
    自分が知っていた以上に世界にできることがある。”
神部 “探せば色々出てくる時代ですが、直接お話を聞くことで受ける影響は格段に違うなと改めて感じました。”
片岡 “本当に動かないと未来がない、それが痛烈に頭に残り、とにかく、これ以上は環境汚染が進むとやばいなと、自分たちの世代で良かったことが次の世代にもその先にも続いていけるように、一人一人立ち上がって、何か行動をしなくてはいけないなと…”

「企業として何ができるか?」全社でオンライン・ワールド・カフェ

世界の現状やSDGsについて学んだ後、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って4人ずつのグループを作り、「企業として何ができるか?」を話し合いました。Google Driveに約100人が同時アクセスし、割当てられた共有ファイル上に、アイデアや思ったことを自由に書き出していくという、大規模ブレスト会!!

15分ごとにグループを入れ替え、複数のグループを“旅”しながら、どんどんアイデアを派生させていく「ワールド・カフェ」方式で行いました。次々にアイデアが出て、とても盛り上がりました。

ワールド・カフェとは?:
「カフェ」のようなリラックスした雰囲気の中、メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グループで話し合うことで、あたかも参加者全員が話し合っているように主体性・創造性を高める話し合いの手法。
参考:World Café.net

リモートワークが長引く中、グループ横断的にコミュニケーションを深め、価値観をシェアし合う機会としても、貴重な機会となりました。
メンバーの感想としても、「ワールド・カフェが楽しかった!」という声が多かったので、これからもこうした機会を大事にしていきたいと思います。

ワールドカフェ

竹村 “ディスカッションでは、チーム・会社の垣根を越えて、たくさんの方と意見交流ができたのがとてもよかったです!人の数だけ意見があり、自分の意見をブラッシュアップする際に大変参考になりました。”
河賀 “ワールドカフェ、楽しかったです。今まさに企業の規模が大きくなり、チームが細分化され、毎月入社者がいる中で、同じ時間で顔を合わせて話すことの大切さを再認識できたような気がします。”
小森 “ワールドカフェでは、色々なメンバーのアイデアや意見が聞けたので、思考の幅が広がりました!ルームが変わるごとにアイデアが派生していき、非常に興味深かったです。時間の早さに驚くほど、実りのある時間を過ごせました。”

「自分は何ができるか?」自分ゴトへの落とし込み

第1〜2ラウンドで「企業として何ができるか?」話し合った後、第3〜4ラウンドでは「(企業のために)自分は何ができるか?」を話し合いました。

ここで難易度がぐっと上がったようで…「んーー」と考え込む人も出てきました。「世界−企業−自分」と繋げて考えることの難しさを実感しつつ、それでもどこか遠い問題になりがちな社会課題を、自分ゴトとして考えてみる貴重な機会になったように思います。

堀川  “「地球温暖化」や「環境破壊」などよく耳にはしていましたが、どこか他人事だった気がします。ティッピングポイントが間近に迫っていることを知り、子どもたちに残す未来がこのままではいけないという危機感と責任を強く感じるとともに、一気に自分ごと化しました。GW中に「社会のなかでの自分の役割」をずっと考えていたので、今日のSDGsの勉強会で指針が見えてきたような気がします。“
谷口  “SDGs勉強会、最初は個人でできることなんてあまりないんじゃないか、と思っていたのですが、ディスカッションを重ねるうち、自分で思っていたよりもずっと、これからの世界のためにできることが多いとわかりました。”
杉浦 “普段生活していて、忘れがちな社会的課題について改めて考える良い機会になりました。今日の勉強会でSDGsに強く興味を持ったので、いつかSNSマーケティングとSDGsを掛け合わせたユーザー参加型の新しいコンテンツやキャンペーンの提案をしてみたいです!!”

何ができるか宣言!

最後にアイデアを収束させ、1人1人に「何ができるか宣言」を書いてもらいました。

まとめ

●情報発信系
あくまで第1回ワークショップのまとめ(暫定版)ではありますが、1番多かったのは、情報発信系でした。「大事なことが知られていない」現状に問題意識を持ち、SNSなどでみんなが楽しく興味を持てるようなコンテンツを発信できないだろうか、という意見が多く挙がりました。
また、SDGsに取り組んでいる企業様の情報を積極的に発信し、ブランドのファンづくりに繋げるようなマーケティング支援をしていきたいという声も多く挙がりました。

スクリーンショット 2020-05-22 3.39.53

●リモートワーク、働き方改革系
リモートワークを推進し、どこでも働けるようにしたら、全国で雇用を促進できるのではないか…女性が活躍しやすい会社になり、ワークライフバランスやダイバーシティの尊重にも繋がるのではないか…
など、これからの働き方についてもたくさんのアイデアが出ました。

画像4

ラバブルマーケティンググループでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月初旬よりいち早く全社リモートワーク体制をとっていますが、「これからもリモートでできることはリモートでやっていきたい」という声が多いことも分かりました。ちなみに、緊急事態宣言の解除後も、リモートワークを推進していく方針です。

●ペーパーレス系
マーケティング活動における紙の使用量を減らそうという、ペーパーレス系のアイデアも多く出ました。
資料を印刷する時間も、非生産的… 名刺って本当に必要なんだろうか…紙の資料削減にご協力を頂いたらエコポイントが貯まる等のインセンティブを設計できないか…紙の広告のデジタル化を推進…等のアイデアが出ました。

画像5

●その他
その他、ソーシャルグッドなことしかしない会社、マーケティングを社会課題解決に結びつける会社、環境にもラバブルな会社、ポーズではなく実際にボランティアに参加する等して社会課題を実感できる活動を…など、会社の在り方についての意見や、ユニークなアイデアもたくさん出ました。
(個人的には「ラバブルベジタブル」気になります笑)

画像6

第1回オンライン・ワークショップのまとめ

4時間に及ぶ長〜いワークショップでしたが、「あっという間に感じた!」という感想が多く、楽しくコミュニケーションをとりながら、社会課題について全社的に意識を高めることができました。

代表の林からは、「こういったテーマは、“我慢する話”になりがちだけれど、“持続可能”な“発展”のためのゴール設計だから、楽しく継続できるインセンティブ設計が大事」という話がありました。

林

「インセンティブ設計」というところで、マーケター集団である私たちだからこそ、できることがありそうです。
生活者の社会課題解決への意識を高めるには、楽しく理解できる・参加できる企画設計が重要でしょう。
企業が社会課題解決への取り組みを継続するには、それがブランドストーリーに紐づいていて、企業の持続的発展と結びついている必要があるでしょう。
マーケティング会社だからこそ事業を通じてできること…これから更に議論を深めていきたいと思います。

増子 “みんなで共通言語や共通意識を持てたことはとても大きい一歩だと思います。これから企業として社会にどうアクションしていくのか楽しみです。”
守屋  “SDGsは社会・環境のためであることは第一ですが、企業成長のためにSDGsの取り組みは不可欠とも感じています。「社会貢献で価値を見出せる企業」が、今後注目されていくと考えられますので、私も意識していきたいと思います!”
太田原 “SDGsの取り組みを継続するため(みんなのモチベーションを維持するため)には、自分や会社がどれだけ社会貢献できているのか、やっている事が正しく結果につながっているのか、どの行動をどれだけの人が実施すればどういう結果が得られるのか、行動と結果の見える化も同時にする必要があるのではと感じます。”

ラバブルマーケティンググループでは、これを第1歩として、このあと、全6回のワークショップを行いながら、「SDGsステートメント」を策定していく予定です。
「SDGsステートメント」には、2050年のビジョン、2030年の目標、それを達成するための戦略と具体的行動計画を定めます。
その後は、あらゆる経営判断の指針とすると共に、社会課題解決のための新しい取り組みをどんどん生み出していきたいと考えています。

その過程を、ライブ感たっぷりに、オープンに、発信していきますので、ぜひ見守ってやってください😊
マーケティングや企業の在り方、SDGsへの取り組み方等について、少しでも気づきに繋がることがあれば幸いです。

木下

*********************

【関連情報(ニュースリリース)】
「SDGs推進プロジェクト」を発足します

【 (株)ラバブルマーケティンググループについて 】
現代の情報消費行動に寄り添う愛されるマーケティング活動(Lovable Marketing)を推進するマーケティング企業グループです。私たちは、すべてのマーケティングをラバブルにするというビジョンに賛同し、それを推進する専門性の高いグループ企業でシナジーを生み、持続可能かつ効果的なMOS(マーケティング オペレーティング サービス)を提供していきます。
HP:https://www.lmg.co.jp/

【 SDGsアドバイザー 眞鍋和博教授 について 】
大学卒業後、株式会社リクルート入社。企業の人材採用、教育機関の広報やカリキュラム開発を担当。2006年4月から北九州市立大学キャリアセンター専任教員となる。また、同大学地域共生教育センターの立ち上げ等を行い、地域連携や学生成果の可視化に関するプロジェクトのリーダーを務める。最近では、ESDやSDGsといった社会の持続可能性と教育の関係について実践と研究を行っている。加えて、2019年5月に「サステナブル北九州」を設立。企業がSDGsを経営に取り入れるためのコンサルティングを行っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?