SDGsを学びたい人必見!SDGsアドバイザー 眞鍋和博先生が選ぶオススメ本まとめ
「SDGsに関する本は、たくさんあるけれど、どれから読めば良いのだろう?」と迷っている方へ...
SDGsに関する本はほぼすべて読まれているという、当社のSDGsアドバイザー、眞鍋和博先生に、オススメ本を聞いてみました!
北九州市立大学の眞鍋教授は、ESD(Education for Sustainable Development)の専門家で、企業がSDGsを経営に取り入れるためのコンサルティング活動もされています。
眞鍋和博(まなべかずひろ) 教授 プロフィール
公立大学法人 北九州市立大学 教授 / サステナブル北九州 代表
大学卒業後、株式会社リクルート入社。企業の人材採用、教育機関の広報やカリキュラム開発を担当。2006年4月から北九州市立大学キャリアセンター専任教員となる。2009年度から地域創生学群専任教員となり2013年度から2018年度まで地域創生学群長を3期務める。Project-Based Learning や Service-Learning を地域で展開するためのコーディネートや学生指導を行っている。また、同大学地域共生教育センターの立ち上げ等を行い、地域連携や学生成果の可視化に関するプロジェクトのリーダーを務める。また最近では、ESDやSDGsといった社会の持続可能性と教育の関係について実践と研究を行っている。加えて、2019年5月に「サステナブル北九州」を設立。企業がSDGsを経営に取り入れるためのコンサルティングを行っている。
眞鍋先生は、経済活動と社会貢献活動を対立させることなく、経済活動を通じて社会課題を解決していくことの重要性・利点を、教えてくださっています。
民間企業のご出身でビジネス感覚を持ちながらご指導いただき企業として非常に有り難く感じています。
ワークショップの内容も、企業規模や組織文化、メンバー間の関係性などを考慮しながら調整してくださって、それが円滑なチームビルディングに繋がっていると思います。
SDGsアドバイザー、眞鍋先生が選ぶ「SDGsはじめの1冊」オススメ本5選!
そんな眞鍋先生に、「SDGsを学ぶために、どの本から読んだら良いでしょう?」と聞いてみたところ5冊PickUpしてくれましたので(しかも解説付き!)、本選びに迷った際の参考にぜひしてみてください。
1.【2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望】著者:落合 陽一
眞鍋先生の解説:
著者落合陽一の鋭い洞察と未来への見通しが描かれている良書。格差や環境問題など、世界の潮流をとらえながら、この社会の進むべく道がどこになるのかを探った本です。SDGsをクリティカルにもとらえている点が参考になります。
2.【ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」】著書:丸 幸弘 (著), 尾原和啓
眞鍋先生の解説:
未来のテクノロジーがどのように進化し、そのテクノロジーを介してどう社会課題を解決していくのか。ディープテックとは何かを事例とともに紹介しています。
3.【FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣】 著書:ハンス・ロスリング
眞鍋先生の解説:
ベストセラー。私たちがいかに事実を見誤っているのかを指摘し、データを正確にとらえることの重要性を指南する本。SDGsのみならず、すべての人に必要な能力を示してくれています。
4.【SDGs入門】 著書:村上芽
眞鍋先生の解説:
SDGsとは何か、SDGsとビジネスとの関係、取り組み方等、SDGsに関する幅広い領域をカバーした入門書。基本的な部分を理解したい人には最適です。
5.【不都合な真実】 著者:アル・ゴア (著), 枝廣 淳子(訳)
眞鍋先生の解説:
元アメリカ副大統領、ノーベル平和賞受賞者である、アル・ゴアの著書。取り返しのつかない程壊れかけている地球環境を写真ともに紹介している。映画版もあるのでご覧ください。
SDGsに関する本をほぼすべて読まれている教授が選ぶ5冊はどのような本だろう?と非常に興味がありましたので、正直ベストセラーの「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」がSDGsのオススメ本としてランクインしていたことに驚きました。
ただ、この本が選ばれたということは、世の中には間違った情報が錯綜していることの裏返しなのだろうと思い、正しい情報を入手できるフラットな視点が重要なのだと改めて感じました。
個人的に読んでみたいと思った本は、2冊目の「ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」」です。
“Deep Issue(ディープイシュー)をテクノロジーで解決していこうという取り組みを「ディープテック」と呼ぶ”そうですが、これまで、先進国は経済発展と引き換えに様々な問題を引き起こしてきましたが、新たなテクノロジーがこれからの豊かな社会づくりを可能にするかもしれない、そしてその鍵を先進国が握っているのであれば、先進国に住む一人として読んでみたいと思ったからです。
他にもまだまだある!眞鍋先生のSDGsオススメ本。
その他にも、実は多くのオススメ本を教えて頂いたので、以下に一覧でご紹介いたします。更に学びを深めたい方は併せてご参考になさってください♪
●「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」
著者名:竹内 純子, 伊藤 剛, 岡本 浩, 戸田 直樹 出版社:日本経済新聞出版社
電力システム改革は、電力業界の構造改革に留まらない。業界の枠を超えた新たな産業創出と次世代エネルギービジネスに関心を持つあらゆる人にとって必読者となる一冊。(アマゾンより一部引用)
●「他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論」
著者名:宇田川元一 出版社:NewsPicksパブリッシング
現場で起きる「わかりあえなさ」から始まる諸問題は、ノウハウで一方的に解決できるものではありません。その「適応課題」と呼ばれる複雑で厄介な組織の問題をいかに解くか。
ノウハウが通用しない問題を突破する、組織論とナラティヴ・アプローチの超実践的融合を書いた一冊。(アマゾンより一部引用)
●「第三次エネルギー革命」著者名:デロイト トーマツ コンサルティング 出版社:エネルギーフォーラム
「水素」というソリューションに対する期待、水素社会がもたらすもの 持続可能なエネルギーシステム構築への貢献、持続可能なエネルギーシステムに求められる要件など、世界最大級のグローバル経営コンサルティング会社、デロイトが描く「未来予想図」を書いた一冊。(アマゾンより一部引用)
●「小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発」
著者名:武内 和彦 出版社:丸善出版
プラネタリー・バウンダリーは、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の基礎となった概念です。
著者のロックストローム博士はこの概念を主導する科学者グループのリーダーであり、本書はSDGsをより深く理解するのに役立つ一冊。(アマゾンより引用)
●「未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること」
著者名:河合 雅司 出版社:講談社現代新書
累計75万部超の『未来の年表』シリーズ著者最新作!20年後の日本人はどこに暮らしているのか?人口減少は、10年後、20年後の日本のどの地域を、いつごろ、どのような形で襲っていくのか?今回は、これまで誰も本格的に試みることのなかった2つのアプローチに挑んだ一冊。(アマゾンより一部引用)
●「人類の歴史とAIの未来」
著者名:バイロン・リース 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
人工知能は脅威か? 救世主か?
「人類とは何か」が分からないまま、AIを理解することはできない。
火、言語、農業、都市……人類の歴史をひも解きながら、AIの本質にせまる一冊。(アマゾンより引用)
●「日経BP総研2030展望 ビジネスを揺るがす100のリスク」
著者名:日経BP総研 出版社:日経BP
思わぬことが起こり、前提が崩れ、ビジネスを揺るがす。リスクとは「目的に影響を与える不確実な何か」です。本書では、2030年を見据え、知っておくべきリスクを探り、解説。先んじて手を打つことでリスクをチャンスに変えられます。ビジネスを揺るがすリスク100件を日経BP総研の研究員が徹底分析した一冊。(アマゾンより一部引用)
●「日経テクノロジー展望2020 世界を変える100の技術」
著者名:日経BP総研 出版社:日経BP
新時代をひっぱるのはテクノロジーだ!
テクノロジーは2020年五輪も、人々の体験も、社会のインフラも、ものづくりやビジネスも変える。
IT・ものづくり・建設・医療など各分野を知り尽くした日経BP専門誌の編集長30人が、知っておくべきテクノロジーを100件厳選。わかりやすく解説した一冊。(アマゾンより引用)
●「SDGsの基礎」
著者名:事業構想大学院大学 出版部 出版社:宣伝会議
『SDGsとは何か?』
『2030年の望ましい未来は、どのようなものか?』
『なぜ、SDGsは新事業の開発に役立つのか?』
『新たな広報・コミュニケーションとしてSDGsをどう活用すべきか?』
経営者・経営企画・CSR担当者から、新社会人、学生まで、SDGsに取り組む全ての方に向けた一冊。(アマゾンより引用)
●「マンガでわかるSDGs」
著者名:SDGsビジネス総合研究所 経営戦略会議 出版社:株式会社PHPエディターズ・グループ
ビジネスパーソンの必修科目「SDGs」の本当にわかりやすい入門書です。
マンガを通じてSDGsの概念や、特に中小企業における取り組み方についてわかりやすく解説した一冊。(アマゾンより一部引用)
●「不都合な真実2」
著者名:アル・ゴア (著), 枝廣 淳子(訳) 出版社:実業之日本社
●「BCGが読む経営の論点2020」
著者名:ボストンコンサルティンググループ(編) 出版社:日本経済新聞社
日本企業が、2020年代を「輝きを取り戻す10年」とするためには、
ビジネスリーダーが構造変化の本質を理解し、企業基盤の進化の方向を定め、実現に向けたアクションを開始することが大切だ。
こうした問題意識に基づき、本書では、経済の構造変化が進むなかでの5つの企業基盤進化の方向性を提示する。そして、それぞれの方向性について2つずつ、合計10の注目すべき経営テーマを解説した一冊。(アマゾンより一部引用)
●「持続可能な資本主義」
著者名:新井和宏 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
「利益追求のため無限に効率だけを追求するいまの資本主義に永続性はない」「短期・分断」の資本主義から「長期・つながり」の資本主義へ!
カゴメ・ヤマト・サイボウズ・ツムラ・マザーハウス・ユーグレナ……全国の「いい会社」を直接訪ね、投資する鎌倉投信がみつけた、信頼と共感で成り立つ経済のしくみとはを書いた一冊。(アマゾンより一部引用)
●「日本再興戦略」
著者名:落合 陽一 出版社:幻冬舎
「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデート。
必要なことは、「過去において日本は何が機能したのか、何が時代と合わなくなったのか」を検証すること。
今後、世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。
テクノロジー、政治、経済、外交、教育、リーダーなどの切り口から日本と日本人のグランドデザインを描いた一冊。(アマゾンより一部引用)
●「2060デジタル資本主義」
著者名:岩田一政 出版社:日本経済新聞社
富の基盤が物的資産から無形資産へ変化した21世紀。世界のトップ企業の多くはGAFAをはじめとする非製造業。ここでの無形資産とは「情報・技術+データを活かす力」であり、米国・スウェーデンでは既に無形資産投資が有形資産投資を上回っており、この無形資産投資が各国の明暗を分けることになる。生産性向上に向けたデジタル化対応を加速する日本経済改革シナリオを提示した一冊。(アマゾンより一部引用)
たくさんありますね(笑)
気になる本はありましたか?
「この本読んでみたい!」「もう読んだよ!」などなど、コメント欄で教えてください。
私もこれから勉強していく身なのでみなさんと共有できたら嬉しいです!