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VARIETYを結成して②

前回の続きから。
※今回でLMAヒストリーは一旦おしまい。次回からは、よりコアな話をしていくと思われます。

LMA、斑鳩、希の3人で始まった「VARIETY(バラエティ)」。
ライブ活動を始めてからも、引き続きベースを探していました。
バンド募集サイトは声掛け尽くしたから、今まで出会った音楽仲間に声を掛けたりもしました(スペーシストの九島さんとか)。

けど決まらなかった。
そんなとき、声を掛けたのがギターのKUMA。
私とは高校からのバンド仲間であり旧友で、10年くらいの付き合いでした。
一緒にバンドしたこともあったし、ライブしたこともあった。
5年くらい前にSUM41のコピバンをしたのが最後だったけど(ヤマハも一緒でした)、今でもプライベートでたまに遊ぶ仲でした。

彼に「ベースしない?」って連絡し、会って話をしました。
車で色々話した気がする。
まずベースはしないって断られたんですが、彼はギタリストなので「ギターでなら入れるかも。あと曲のアレンジ手伝ったりもできるかも。仕事の関係でサポートみたいな形でならやってみたい。他のメンバーにも話してくれる?(セリフはざっくりこんの感じだった気がする)」と、返事がありました。

それを踏まえて別の日、スタジオ終わりにびっくりドンキーで斑鳩と希とその話をしました。
2人ともオッケーとなり、KUMAの加入が決まりました。
このときのKUMAのパート名は‘アレンジャー’。
サポート的なポジションだから、ギターってパート名にはしませんでした。
割とすぐにギターってパート名に変わるのですが。

ちなみにその時代のフライヤー。
いわゆる‘伝説のフライヤー事件’です↓

制作:LMA&斑鳩

KUMAが加入して最初の大仕事は、既存曲のアレンジでした。
当時、VARIETYの持ち曲は4曲で「エルマさんが転んだ」「フー!フー!ミー」「あっ神べー」「Hate U and I」でした。
まず「Hate U and I」はすぐお蔵入りになった。
4曲の中で唯一LMAが作った曲じゃなかったから。
以前の記事で出たS氏から借りた曲で、同期音源バリバリのミクスチャーソングでした。

だからLMA作の3曲のアレンジからスタート。
曲構成や基本的なコード進行まで大幅変更になりました。
「エルマさんが転んだ」が一番アレンジされて、だいぶ変身しました。
どの曲も見違えるように進化して、はじめに「フー!フー!ミー」のアレンジデモが送られてきたときの感動は今でも覚えています。
これは、すごいバンドになるんじゃないか?
生意気にも本当にそう思いました。
ギターソロが特に大きく変わったのが「フー!フー!ミー」なのですが、あれにKUMAのセンスが詰まってる気がします。
違ってたらごめんなさい。

さらにソロ時代の曲から「チョウタイム」「Pappara Party」がアレンジを遂げ、4人体制のVARIETYがスタートしました。
札幌ローランドゴリラでライブし、円山REVOLVERでは東京バンドと対バンさせていただきました。

KUMAが入ってから、より‘LMAバンド’「VARIETY」ではなく、‘皆のバンド’「VARIETY」になった気がします。
今じゃ当たり前ですが、バンド結成当時はソロ活動の延長線上みたいな感覚だったかもしれません。
バンドをやる上で大切なことや必要なことも少しずつ学んでいった気がします。
今も学んでいる最中ですが。

ベースが一度加入して脱退して、ヤマハが新加入しましたが色々ありました。
深くは書きませんが、バンドを続けることの大変さを少なからず感じました。

まぁ、その辺の話は置いといて、ヤマハ加入前には現在の既存曲がほとんど出来上がっていて、ライブは月1でするようになっていました。
様々なありがたい出会いなど、細かく書きたいことは山のようにありますが(茶柱を立てる会、INSANITY CARNIVAL、ワンマンのことなど)、今回はバンド結成に焦点を当てるので、そこはまた今度にします。

前ベースが脱退してからヤマハになる経緯は色々あったのですが、ざっくりまとめると約1ヶ月の間にスタジオ→ライブまで駆け抜けました。
1ヶ月で6曲を覚えてきたヤマハ、シンプルに凄い。

加入に至った経緯としては、高校時代のLMAとKUMAの旧友で、過去のVARIETYのライブに観に来ていて、興味をもってくれていたから。
元々、初期のベースを決める段階で候補には上がっていましたが、他の方が先に決まったのでヤマハとやることにはならなかった。
ヤマハと入ったVARIETYの初スタジオも鮮明に覚えています。

ドラムの希はいなくて、LMA、斑鳩、KUMA、ヤマハでスタジオミルクに入った。
やった曲は「エルマさんが転んだ」「フー!フー!ミー」「あっ神べー」「Survive」だったはず。
どの曲も「おぉ~!」って感動しました。
特に「Survive」のベースフレーズはとても痺れました。
ちなみに「あっ神べー」のサビをKUMAが歌うことになったのは、このスタジオから。
ある意味記念すべき1日でした。

そして5人での初ライブは2024年4月20日(土)XENON。
この日のライブは、今までで一番最高でした。
本当にすごく楽しかった。
今までイロモノバンドの色が強かったけど、ここでロックバンドとしても前に踏み出し始めた気がする(今もイロモノバンドだけど)。

こうして今の5人が集まり、今に至っています。
今も月1でライブをしたり、たまにビデオ通話でミーティングをしたりしますが、毎回変な話で盛り上がっています。

よく「VARIETY」をONE PIECEに置き換えたりhideのヒストリーと勝手に重ねたりするのですが、今の5人がベストだと感じています。
ルフィ(LMA)がいてゾロ(希)とサンジ(斑鳩)がいて、そこにエース(KUMA)とサボ(ヤマハ)が加わったのが、今のVARIETY。
hideがSAVER TIGERのベストメンバーが揃い、誰かが抜けたら解散するとまで言ってた時代が、今のVARIETY。

VARIETYは、今年3年目です。
どうなっていくのかまだ分からないけど、まだまだ奇天烈なことをどんどんやっていきたい。
そう思っています。

このバンドは、まだまだ何をしでかすか分かりません。
札幌に新しい風を吹かせてみせます。
必ず。

それでは皆様、よいお年を!

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