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『Riddle Joker』感想

●はじめに

お久しぶりです。全然ゲームができていなかったので更新が滞ってました。ゆずソフトさんの『Riddle Joker』について書いていきます。

●感想(ネタバレ無し)

いきなり主人公と女の子が任務にあたっているところから始まるのがなかなか斬新で、これはいわゆる能力モノにおいて、まず設定の説明として主人公が何らかの形で能力に目覚めたり、能力者に出会ったりと初めて能力に邂逅するシーンから始まるのではなく、能力を悪用しているところを取り締まるという能力に対する悪印象から始まるため、王道からかなり外している。ここから展開することで本作における能力者、アストラル使いが社会的にあまり良くない扱いであるということが自然と分かるようになっているのがすごい。

家事ができる可愛い妹と同居していて、昼間は学生、夜間は諜報員として活動し、任務として能力者の学園に潜入するというのが欲張り設定のお子様ランチ。

個別ルートはとても良いのだが、共通ルートが短く、学園生活の内容が薄いせいで、なんかあんまりヒロインの掘り下げできてなくて、どうしても出番が多くなる七海以外のキャラとの話があまりにも無さすぎるから本当に勿体ない。

・在原七海
あまりにもヒロインとして強すぎるし、かわいすぎる。この子好きにならないやつおる?学園に転入した時に、めっちゃ人見知りするのかわいいし、兄に甘すぎる。

・三司あやせ
化けの皮が剥がれてからがあまりにもおもしろすぎる。どう考えてもギャグ担当です本当にありがとうございます。一生主人公とコントしてる。高いトーンで喋ってる時、あやせじゃなくて綾地だろこれ。

・二条院羽月
言葉遣いと身の振る舞いとかめっちゃ育ち良さそうなのにムッツリなのおもろい。そのうち、なんか水の刃とか飛ばせそう。「大丈夫だ、ワタシはやましいことなどしない」

・式部茉優
属性盛りすぎてる先輩、もう何キャラかわかんねぇぞこれ。一学生なのに、自分の研究室持ってるのすごすぎだろ。

・恭平
ブラックホール。


───以下ネタバレを含みます───


●感想(ネタバレ有り)

以下攻略順

・羽月

羽月の母上、娘の色恋の相談でも親身に乗ってくれるのいいな。ご当地キャラのグッズ出してくる時のSEが檀黎斗のコンテニュー音すぎてダメだった。主人公、七海に相談してわざわざ曇らせるのやめないか...悲しすぎるんだが。妹健気すぎる。

なんか逆に主人公が羽月に攻略されてるのシナリオとして珍しい。主人公周りの人にほんまに恵まれてるなって感じる。在原隆之介の株上昇がやはり止まらない、好感度爆上がり。羽月あまりにも主人公好きすぎてかわいいけど、愛が重すぎる。

名前呼ぶくだり、もう結婚した気分でいるのマジでかわいすぎるだろ。「羽月、まだ妻じゃない」そう発言する主人公に涙が止まらない。なお、その後、主人公も愛妻弁当であることを認めてる、だめだこのカップル。話進むごとに羽月の器の度量が化け物すぎてやばい、器デカすぎる。

終盤主人公悉くダメダメで笑った、助けに来た羽月さんかっこよい。規則ばっかりの頭でっかちで何でも突っかかっていく考えだったところが丸くなってよかった。

・千咲

出番めっちゃ少なかったし、1対1の絡み無かったから2周目で増えた選択肢の千咲イベントでこのゲームに足りなかったのは後輩ヒロインだったと気がつかされた。妹の友達という結構気さくな距離感とても良い。

主人公と千咲がシミュレーションしてる後ろで猫みたいに椅子に収まってる七海かわいすぎるなんだこれ。事件の犯人の手口の絞り込み方が最悪すぎて笑う。まさに求めていた恋に悩める可愛い後輩がそこにはあった。

アストラル使いじゃないから力及ばないじゃなくて、アストラル使いじゃないにも関わらず、偏見なく対等に接してくれる今のままが良いという言いたいこと全部代弁してくれた。千咲先輩、すぐに告白する行動力さすがっす。1日2人で出かけさせたら仲良い大好きな友達が大好きな兄と恋人になってるとか七海の脳2重破壊されるだろこれ。兄に今日恋人ができたことを知って兄離れしないといけないから今日を最後にしようと踏ん切りをつけるために添い寝しにきたと思うとほんまに狂いそう。相手が千咲ちゃんなら安心とか言ってるけど内心穏やかじゃなさすぎる。

くっついてから付き合う前とは違ってべったり甘えてくるのめちゃくちゃかわいい

↑この表情えっちすぎる

・茉優

めちゃくちゃ親身になって心配してくれるのすき。みんなに付き合ってると勘違いされるくだりよすぎ。七海だけ茉優先輩と主人公が仲良くなってるの察してて、"任務の相棒"であることを強調してくるの妬いててかわいい。

任務のために先輩を利用するの心苦しすぎる。凄まじいすれ違いしてておもろすぎるなにこれ。茉優先輩思考速度早すぎて主人公のその先に行ってる。潜入してPC検索する茉優先輩後ろから見てるのマジでおもろい。

茉優先輩の過去というか背負ってるものがヘビーすぎて泣きそう。覚悟決めて全部打ち明ける流れが良い。めちゃくちゃ建前用意してるのに結局自分が一緒にいたいからって本音打ち明けて、主人公を研究助手にしちゃう先輩かわいすぎるだろ。

くっついてから最初は年上としての引け目から背伸びをしようとしていたけど、照れ屋な性格だからぐっちゃぐちゃになってた先輩がそういうことを気にすることなく、甘えるようになったのかわいすぎる、小動物かなにかかこれは。その後から吹っ切れて積極的になってる先輩最高です。

関係が進むにつれて、今いる環境のせいで身についた茉優先輩の異常に低い自己肯定感が解消されていくのがとてもよい。シーンのCGの構図がマジで天才すぎる。

主人公の脳を操るアストラル能力でリンク値をコントロールするって、水力発電しながらその電力で発電してる水量を減らすとかいう滅茶苦茶なことしてないか?と思ったら、意味分からんコツの掴み方して解決したのバカすぎてすき。

茉優先輩の独白、琴里に全部記憶されてるのおもしろい。最高のオチ。

・あやせ

化けの皮が剥がれてからあまりにもおもろすぎるこの女。良い性格してるわ、最高。部屋着かわいい。

あやせが主人公に安心感を感じていく流れで普通に展開するのかなと思ってたらコントが始まった
『(絶対聞こえてるううううう!)』

普通に真剣な雰囲気かと思ったらコントが始まってしまうダメだ、この2人。この依存しているともしていないともいえない絶妙な距離感とても良い。

授業中なのにおもしろすぎるやめてくれ、変な俳句読むな。

初戦、能力使ってスピードでボコボコにしてるの面白すぎる最高。あやせがかわいいんだけど、ちょくちょく不穏な伏線出てくるからそっちの方が気になる。クラスメイトは処方された薬飲んでたのに、主人公が学院から処方された薬を頑なに飲んでないのがなんか引っかかる。やっぱり担任医師免許持ってたんかい、処方してるから持ってるとは思ってたけども。

能力が暴走した人たちを収容しているところに潜入した時に、理事長の登場の仕方があまりにもラスボスすぎるんだけど。

きな臭くなってきたなと思ってたら、担任が黒幕で、やっぱり能力を暴走させる薬処方していた。主人公は薬注入されるし、めっちゃ面白くなってきた。周防は理事長の使いで、ただのブラックホールじゃなかったという衝撃の展開。

あやせ、アストラル使いじゃなかったの面白すぎる。たしかにピザ買いに行った時に能力使えてなかったけれども、これは気づけなかった。担任詰まされたとおもってたら機転利きすぎて能力手に入れたの面白すぎるし、しかも熱系のバカ強いやつでやばい。

やっぱり脳機能に関与する薬だから能力で対抗できると思ってたけど、この展開めっちゃすき。脳を操作する能力とかいう地味な能力だったのがこのためだった。

あやせが能力使って主人公と柿本倒すの熱すぎる。

理事長の娘とあやせの姉って言ってた時点でほぼ確定してたようなもんやけど、あやせって理事長の娘だったのが驚き。
柿本がわざわざ資料消したのに、能力で映像記録されてるのおもろい。

あやせ、積極的になってるけど、めっちゃ照れるからかわいい。

・七海

自分の中で、グランドルートにしたかったため、最後に回した。
1周目の時に選んで途中までやってから時間が空いちゃって、今回羽月→千咲→茉優→あやせとやってきて、その後にこのルートをやったため、Chapter6まで2周目だった。

かわいい、ひたすらにかわいい。ポニテめちゃくちゃかわいい。なんだかんだいって、七海と1対1で話してる時、ほぼ仕事の時しか無かったなと思ったから普通の会話マジでしてないんじゃないかな。

七海って七海ルート入る入らない関係なく、兄のことが本当に好きだから他ルートやってる時に、今、兄のために感情押し殺してるんやろうな...ってなってた。

今気づいたんやけど、ロード画面の左のSDキャラがババ抜きしてて今やってるルートの人がジョーカー引いてるっぽい。あと、あやせルート後だから分かるけど周防がコンビニ行ったりおやつ買いに行ったりして消えてたの"仕事"してるよなこれ、流石に出かけすぎ。

意識しはじめてからだんだん独占欲が高まっていくのどちゃくそにかわいい。兄が死にかけてからこれまでの当たり前の日々が当たり前の日々じゃないことを実感して、後悔しないように行動し始めるのほんまにすき。兄に相談する時の、「好きな人がいるの」からの「無理だよ、その人は兄の弟になれない」の流れ天才すぎる。寝巻きの髪下ろしてる七海かわいすぎないか?

「いずれは同じ苗字になって欲しい!」
「……すでに同じ苗字にだよ?」
「毎朝お前に味噌汁を作って欲しい!」
「家ではそうだったよ?」
ここまじですき

くっついてからマジで嬉しそうなのほんまに良いんだよな、かわいい。このルートマジで在原隆之介の人柄見えるからすき。だけど、育ての父親としては、七海が暁のこと好きだったのに気づいてても、くっついた報告聞くのほんまにかわいそうでおもろい。

ようやく初見部分に来たけど、カレー作ってたらめっちゃ大変なことになってるんだが。これまじでどうするんだ、主人公の能力が1対1にしか生きないからどうしようもなさすぎる。

羽月の能力がチートすぎて防衛戦だと思ったより一方的だった。周防本気出さないかなとちょっと期待したけど何も無かった。結構あっさり終わった。

七海ルートEDの最初の手繋いでるやつめっちゃ良すぎ。

●おわりに

むりりんさん・こぶいちさんの絵柄のジト目差分がやはり素晴らしいし、こもわた遙華さんのSD絵が多くて幸せだったしあとなんかめっちゃ動いててすごい。あやせと七海だけあった(?)ぐるぐる目差分めっちゃすき。

共通ルートのストーリーは薄くて短かったり、内容が偏ってたりして微妙だったけど、各個別ルートがとても良かった。特にグランドルートのあやせルートはめっちゃおもしろかった。

あやせルートの最後の方で出たが、この作品のシナリオのテーマというか、メッセージが「社会全体・みんなに受け入れてもらう必要はなくて、周りの仲良くしてくれる一部の人に受け入れられているだけで十分に幸せ」という当たり前のことだけどなかなか気づけないことなので、とても素敵だなと思った。


拙い文章でしたが、ここまで読んでくれた方はありがとうございました!

見て分かる通りプレイしながら書いてるんで箇条書きみたいになるんですよね…
まとめて書こうとすると絶対書き残しが生まれてもやもやするし、うーん。

では

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