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ジャンクフードへの憧れ #雑記
インスタント食品・ファストフード禁止の家庭で育った。
ジャンクフードに強烈な憧れを持ったまま子ども時代を過ごした。
父方の祖母の家でこっそり食べさせてもらえるカップヌードルや、友達と食べるマクドナルドは格別だった。
カップヌードルには驚愕した。
ふやけきった麺のようで、見た目はまずそうなのに、考えるより先に強烈な感覚が脳髄を貫く。「おいしい」という信号を直接叩き込まれたようだった。
世の中にはこんなものがあるのか、という感じだった。
マクドナルドもよかった。
中学生の頃、クラスでハミられていたギャルっぽい友達がいた。
ある日、その子に連れられて駅前にプリクラを撮りに行くことになった。
プリクラを撮り終わったら、マクドナルドのソファー席で、何をするでもなく実のないおしゃべりをする。
駅前のマクドナルドで喋るという、今から考えてみればなんてことのない行為だが、それだけで少し大人になったような気がした。
私にとってジャンクフードとは、ちょっとした背徳感と、大人になったことの証明のようなものである。
そんなこともあって、未だにファミレスに入るときはワクワクしてしまう。
深夜のファミレスなんか最高だ。
私が時折 #saizeriya_meetup しているのも、そんなバックボーンがあるからかもしれない。
もちろん健康的な食生活を教育してくれた親には感謝している。
でもね。
「社会人になってから、自分で稼いだお金で、月に数回、ちょっと体に悪そうなものを食べる。しかも、誰にも怒られない」
最高じゃないですか。
それが私にとって精一杯の「ワル」で「楽しい」ことなのである。
(2018/02/01 湊川あいのpplogより)
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