人生の共犯
突然ですがもう一度共犯者になりませんか?人生ってやつの。
喜んだり苦しんだり楽しんだり涙を流したりするアレです。
とてつもなく長い線路を独りでひたすら進むだけってのに飽きてしまって。倫理やら正義やらはこの辺りに一旦置いておいて、良かったら一緒に何かやらかしませんか?
わたし、貴方のことが好きなんです。胸が苦しくなるくらい。
馬鹿みたいだな、って思うでしょうけど。愛だの恋だの夢見ちゃって。
安心出来る夜が、幸せな夜が懐かしくなるくらい離れてしまっているのでせめてもう少しだけ近付いてくれませんか?あと2ミリくらい。
季節はもうすぐ冬です。寒いなか独りぼっちは嫌だよ。
あの頃、夏、間違いなくわたしたちは共犯でした。
きっと地球上の誰よりも幸せで愛おしくてどうしようもない。幸福は罪なんです。重大な罪。
ねえ、あともう一度だけで構わないから共犯者になってください。
そうじゃないとわたし、悲しくて海になってしまうかも。
11月20日