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クラスター錯覚

ギャンブルが好きな人間は特に注意。

まあ。

そんな奴は注意した所で、ねえ。

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クラスター錯覚
ランダムに起こるべき出来事で、まとまった結果が発生すると、それがランダムではないと錯覚してしまう現象。

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「どういう事?」

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説明だけ聞くと意味不明ですが、具体的な例を挙げると分かり易い。

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コイントスを連続した際に

オモテ → オモテ → オモテ → オモテ

という風に4回連続でオモテの目が出たとします。

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すると人は「あれ?これオモテしか出ないんじゃない?」と錯覚する訳です。

コインに細工されているとか、オモテしか出ない才能があるとか。

ランダムではないと錯覚してしまうのです。

これが「クラスター錯覚」です。

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実際に20回連続、または100回連続でコイントスを行ってみると、オモテやウラが連続するタイミングが必ずあります。

むしろオモテとウラが順番に規則正しく発生する方が珍しいはずです。

しかし、人はサンプル数が少ない場合、ランダムである事を疑ってしまったり、ランダムではないと錯覚してしまったりするのです。

これが「クラスター錯覚」です。

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ギャンブルに依存する理由として良く「嗜癖障害(しへきしょうがい)」とか「部分強化」など様々な心理要素が関係していると言われています。
(「嗜癖障害」や「部分強化」については次回説明します。)

踏み込んでしまう最初の一歩目がとても重要で、成功が連続してしまう事で感覚がマヒしてしまい、のめり込んでしまうという人が沢山います。

あんなもん結果的に店が成り立っている時点で、お客側が得をする確率なんて低いに決まってるのに。

それでも人は「今日なら勝てるんじゃねえかな!」とお札を握り絞めて自動ドアを潜る訳です。

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何か可哀相じゃない?


自分が特別だと感じる人も。

皆気を付けましょうね。という話。


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陽気な恋人(ササキ)
サポートして頂いた方の事は一生忘れません。 靴ぐらいなら喜んで舐めます。