「高校生にとってのキャリア教育ってどんなことすればいいの?」キャリアコンサルタントの仕事術
キャリアコンサルタントとしての仕事に、キャリア教育があります。
その一環として、高校3年生向けのキャリアセミナーを企画をしています。もちろん、講師としても登壇しますが、セミナーの企画の方を専門としています。
今週は、高校生向けキャリアセミナー内容の打合せに、
毎年ご依頼を受けている高校を訪問中。
そんな中、先日、ある高校の進路指導の先生から、
こんな質問をされました。
「高校生にとってのキャリア教育ってどんなことすればいいと思う?」
突然の質問に、一瞬戸惑いながらも持論を展開。
「私は、働くことやお金のことも伝えていかないといけないと思いますが、生きていく上での力を身につけさせること。究極は、自分で考えられる力。考える習慣づけだと思ってます。」
そこから、熱いキャリア教育談義の始めまり!でした。
「キャリア教育」ってよく聞くけど、現実的には、何をしているのでしょうか?
高校3年生向けキャリアセミナーとして依頼を受ける内容は、
「社会人としての心構え」
「ビジネスマナー」です。
最近では、「ストレス対応方法」、「職場のコミュニケーション方法」などの人間関係についての内容が多くなっています。特に、ストレス耐性が弱さに対する内容を外部講師からしてほしい。少し厳しめでという依頼を受けます。
また、今年度から、高校生の学習指導要領に「他人の意見を聞いて、自分の意見を考える」、グループディスカッションが入っているそうです。特に、今年は、グループディスカッションを是非入れてほしいというご依頼が多いです。まさに、「考える・考える力の養成」ということですね。
ここで、キャリア教育についてのまとめです。
文部科学省では、「キャリア教育とは、一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を施す教育」と定義しています。
ちょっとわかりにくいので、もっとシンプルにキャリア教育を定義したいと思います。
「キャリア教育とは、自分で考える力をつける」ということにしたいと思います。
そのために、高校生の、これから社会に出る若者の考える力を養うセミナーを企画していきます。
学校と一緒になってキャリア教育を考えることも、キャリアコンサルタントの仕事の一部です。