アルバム紹介20 VENA coldrain 「アメリカの遺伝子を受け継いだ大傑作」
こんにちは、篠田長次郎です。今回からアルバムに対しての自分の一言まとめみたいなのをタイトルの頭に付けてみました。過去作も付けてます。こうすることでアルバムの魅力が少しでも伝わりやすくなればと思っています。
今回は、「アメリカの遺伝子を受け継いだ大傑作」、名古屋レペゼンのラウドロックバンドcoldrainからVENAをピックアップしていきたいと思います。
本当に大好きなロックバンドで、中でもVENAの世界観はCDを聞いただけでアメリカの広大な広野だったりストリートだったり、目に浮かんでくる感じです。実際に彼らはアメリカでレコーディングを行っており世界中から高い実力を評価され、VENAに関しては全世界同時発売をすることができました!
coldrainのライブではかなり古いナンバーも演奏され、2015年発売の今作の楽曲はライブの使用率は曲によってはレアなものが多いですが、正直全曲必聴です。
まずは彼らの紹介からしていきます。
coldrain
2007年結成のロックバンドでメンバーはMasato(Vo)、 Y.K.C(G)、 Sugi (G・Cho)、 RxYxO(B・Cho)、Katsuma(Dr)のツインギター編成。2008年に1stシングル『Fiction』でメジャーデビュー。
2013年から海外レーベルと契約を交わし、ヨーロッパツアーや、海外フェスにも多く出演しています。2018年にはキャリア初となる日本武道館でのワンマンライブを実施。2020年には自身初の主催フェス「BLARE FEST.2020」を開催した。
左から、 Katsuma(Dr), RxYxO(Ba), masato(Vo), Sugi(Gt), Y.K.C(Gt)
ここからは本題のVENAレビューをしていきます!
01. VENA
ラウドバンドとはいえ、一曲目から全編シャウト楽曲を打ち込む気合の入りっぷり。楽器隊が全身全霊をかけて音を鳴らすのに対し、Vocal masatoもまるでシャウトする楽器と化し、我を忘れて叫び続ける様は圧巻。壮絶な世界観の幕開け。
02. WRONG
洋楽そのもののギターリフによる圧倒的疾走感でcoldrainの世界観に誘うキラーチューン。まるで稲妻が迸るような攻撃力です。相手を突き放つようなエグい歌詞もいい。
03. DIVINE
ライブではレア曲ですが、オリジナルのライブ用イントロメロディを持ち、やったらやったでカッコよく名前の通り神々しいナンバー。
04. GONE
Linkin ParkのGiven Upにインスパイアされイントロ部分のクラップパートを取り入れたという。 ミドルテンポかつ疾走感のある曲で、masatoのクリーンボイスが刺さります。
05. WORDS OF YOUTH
この曲もライブではレアですが、飛び跳ねたくなるようなリズム感です。 戦いを意識した歌詞になっています。
06. THE STORY
全体的にダークな雰囲気(アルバムジャケットが暗いからか)が多い今作の中で、曲調としてはミドルバラードのため、重たい雰囲気にはなっています。ラウドバンドでここまでクリーンが綺麗なボーカルはなかなかいない。
07. WHOLE
ピアノサウンドから入るバラード。アメリカの広大な自然が思い浮かぶ素敵な曲。朝日を見ながら聞きたい。
08. RUNAWAY feat. Jacoby from Papa Roach
ロックファンにはたまらないコラボ。パパローチはどちらかというとエモとかメロコア要素が高かった為、coldrainによってまた別の世界観に化けたのもいい感じ。歌詞がかなり難しい単語が使われていて和訳が難しいですが、その文深いメッセージがあります。
09. PRETTY LITTLE LIAR
この曲の世界観が異常すぎます。海賊っぽいメロディイントロから始まりラスボスの登場かのようなmasatoの歌い出し。最後のサビで畳み掛けるシャウトがたまらなくカッコ良すぎる今作ズバ抜けて一押しのナンバーです。もっと認知されてもいいはずだしライブでどんどんやって欲しすぎる!
10. HEART OF THE YOUNG
古き良きアメリカを連想させる切ないバラード。今までにもこれからもない感じのcoldrainが感じられました。
11. FIRE IN THE SKY
聴かせ曲を数曲挟んでアルバムのラストを飾るのはゴリゴリの戦闘ナンバー、FIRE IN THE SKY。今でもライブで頻繁に使われていて、わかりやすいサークルポイントがあるのも普通に聴いているだけでもアツい!走り出したくなる疾走感!
代表曲
Final Destination
記念すべき1stアルバム『Final Destination』の表題曲。ライブではアンコールなどの重要なポジションで披露されることも多い初期に制作されたにして今でもセットリストに残り続けるナンバー。
The Revelation
デヴィッド・ベンデスをプロデューサーに起用した3rdフルアルバム『THE REVELATION』収録の表題曲。スクリームとクリーンが交差するヘドバン不可避のナンバー。ライブではシンガロングが鳴り止まないcoldrainといえばコレ!と言えるほど。実際に記念すべき武道館公演のラストを飾っている。
ENVY
10周年時に製作されたフルアルバム「FATELESS」のリードナンバー。攻撃的な歌詞とシャウトにミドルテンポのビートが絡みつき、リスナーの耳に火をつける。(実際にこのFATELESSはミドルテンポの極みと言われたいます。)
最後に、僕の人生を変えたと言っても過言ではないVENAのトレーラームービーをご覧ください!
この映像、音を聴いて僕は留学を決意し、フィリピンとアメリカに飛び立ちました。その話はまた後ほど。ほんとにオススメなアルバムなんで是非聴いてください!