The Kid Laroi feat. Justin Bieberの「STAY」の 音楽で英語を学ぼう!
みなさんこんにちは篠田長次郎です。
今回は、世界中のヒットチャートを席巻し続けている、今シーズンの大スター、The Kid LaroiとJustin Bieberのコラボ曲である、STAYの歌詞を紐解いていき、英語を学んでいきたいと思います!
聞いたことがない人に向けて、こちらをどうぞ!
とてもおしゃれかつ、疾走感があってかっこいいですよね!
2人とも、透き通るような声をしており、曲の雰囲気とマッチしていて、ドライブなどのシチュエーションに最適だと思います!
ジャスティンの記事は以前Purposeのアルバム紹介で書いてたことがあるので、今回はKidの簡単な紹介をして、歌詞の解説に移ろうと思います。
The Kid Laroi
出身:オーストラリアニューサウスウェールズ州ウォータールー
ジャンル:Hip Hop、Pop、Trap、R&B
経歴
アーティスト名「ラロイ」の由来となったカミラロイ族出身であり、13歳の頃からラップを始めます。2018年8月16日、デビューEP、「14 With aDream」をリリースし、注目を集めます。
2018年と2019年にJuice Wrldのオーストラリア全国ツアーでサポートしている間、共同生活をしており、その期間、Juice Wrldから指導を受けていましたり、共同生活をしていましたが、ジュースは亡くなってしまいます。
ジュースの遺志を継ぎ、エモラップのジャンルで着々と実力をつけていき、2021年3月19日にリリースされたJustin Bieberのアルバム『Justice』の「Unstable」でコラボし、その交友もあって、同年6月に、今回のTAYが完成します。
では、STAYの歌詞を見ていきましょう!
STAY
I do the same thing I told you that I never would
I told you I'd change, even when I knew I never could
I know that I can’t find nobody else as good as you
I need you to stay, need you to stay, hey (Oh)
君に「絶対にそんな事しない」と言った事をまたするんだ
「変わるから」と君に言ったさ、自分は変わらないと知っている時でさえも
君と同じぐらい良い人を見つける事は出来ないって知ってる
君に居てほしい 居てほしいんだ
else:そのほかに、他の (or elseで「そうしないと」ともなる)
1バース目は「I do the same thing」とthingを言うのに間が空いているので、聞き取りづらいですが、
私はした(I do) 同じことを(the same thing) 君に二度としないと言ったこと (I told you that I never would)となります。
ここのwouldは 「だろう」という、文法では微妙な意志の強さです。
逆に2バース目は「I told you I'd change,」と、最後のchanceを区切らずに言っているので、リスニングはしやすいですね。ちなみにyouとI'dの間には thatが省略されています。
3バース目は
「I can’t find nobody else as good as you」
僕は見つけることができない/君と同じくらいいい人を
と、中学校で習ったけど忘れている人が多い
as ~ as文を使い「〜と同じくらい」を表現しています。
4バース目は
I need you / to stay 僕には君が必要 居てくれることが
となるので、僕は「君に居てほしいんだ」と訳しました!
サビは曲を通じて上記の通りです。
比較的シンプルな文法ですね!
では、続いてKidのバースにいきましょう。
I get drunk, wake up, I'm wasted still
I realize the time that I wasted here
I feel like you can't feel the way I feel
Oh, I’ll be fucked up, if you can't be right here
酔っ払って、起きて、それでもまだひどい気分で
そしてここで無駄にした時間のことに気づいて
君は僕と同じ気持ちを感じてくれないんだろう
僕はお終いさ、もし君が僕のそばにいられないのなら
1バース目は I get drunk, wake up, と、カンマで動作が区切られてますね。
この場合、〜して、〜して、のような訳し方ができます。
次にくるWastedは 浪費する、無駄にする という意味ですが、ひどい状態がStill(まだ続いている)から上記のような意味になります。
2バース目もほぼ同じ且つ、もっとシンプルな文法ですね。
3バース目は訳すのがとてもとてもややこしいです。
I feel like / you can't feel the way / I feel
僕は感じる / 君がそれを感じることができないことを / 感じるんだ
直訳すると上記のようになりますが、「君」と「僕」とで感じていることが違うのです。よって、上記のような、日本語で言うと自然なように変換しました。
4バース目の
be fucked upは「めちゃくちゃになる、される」というスラング?でその後のif文で理由を説明しています。
Oh, ooh-woah (Oh, ooh-woah, ooh-woah)
Oh, I'll be fucked up, if you can't be right here
I do the same thing I told you that I never would
I told you I'd change, even when I knew I never could
I know that I can’t find nobody else as good as you
I need you to stay, need you to stay, hey (Oh)
I do the same thing I told you that I never would
I told you I'd change, even when I knew I never could
I know that I can’t find nobody else as good as you
I need you to stay, need you to stay, hey (Oh)
僕はお終いさ、もし君が僕のそばにいられないのなら
君に「絶対にそんな事しない」と言った事をまたするんだ
「変わるから」と君に言ったさ、自分は変わらないと知っている時でさえも
君と同じぐらい良い人を見つける事は出来ないって知ってる
君に居てほしい 居てほしいんだ
続いてジャスティンのパートに移ります。
When I’m away from you I miss your touch (Ooh)
You’re the reason I believe in love (Ooh)
It's been difficult for me to trust (Ooh)
And I’m afraid that I'ma fuck it up (Ooh)
僕が君の側に居れない時、君に触る事ができずに寂しい
君は僕が愛を信じることができる理由なんだ
僕には人を信じる事がとても難しくなった
そしてこの関係を台無しにしてしまう事を恐れているんだ
afraid:恐る
1バース目は、周りくどい言い方をしていますが
When I’m away from you 僕が君から遠くにいるとき
と訳します。
I miss your touchは、そもそもTouchという動詞で終わるのは文法的に不自然なので、スラングで「君の温もりが」みたいな感じでしょうか?
2バース目はかなり素敵な言い回しでとても好きです。
You’re the reason あなたは理由だ
I believe in love 私が愛を信じることができる
Believe in 〇〇という並びは
「〇〇を信じる」という意味ですので、
「君は僕が愛を信じることができる理由になるんだ」
となります。素敵。
3バース目は
It's been difficult は、何かを「された」とき、「be動詞+過去分詞」で、それを表わすことができるので「~してから…になった(難しくなった)」と訳します。
4バース目は、先ほど出てきたfuck it upと合わせて
And I’m afraid that I'ma fuck it up (Ooh)
I’m afraid 僕は恐れている
I'ma fuck it up 僕がめちゃくちゃになるのを
という感じでしょうか?
Ain't no way that I can leave you stranded
'Cause you ain’t ever left me empty-handed
And you know that I know that I can't live without you
So, baby, stay
君を置き去りのままになんて僕はしないよ
だって君はこれまで僕のことを何もする事のないまま置き去りにしないから
君は僕が君なしじゃ生きていけないのを知ってるだろ?
だからベイビー、そばに居てよ
Ain't:〜じゃない!(会話などの中での少し強めの否定)
no way:あり得ない
stranded:strandの過去形、または過去分詞。座礁させる。
Cause:Becauseの省略形 なぜなら
ever:これまで
empty:空っぽの
1バース目を分解していくと
Ain't no way / that / I can leave you / stranded
あり得ないわけない 僕が君を手放すことができる 座礁させる
む、むずかしいですね。これをうまい具合に組み立てていくと
I can leave you stranded なんて、Ain't no way!だ
となるみたいです。
2バース目は
なぜなら〜だから の部分に対応するのは
(you ain’t) ever left me これまで僕を残して empty-handed(1人ぼっちで)がそのまま適当でしょう。ちなみにempty-handedは直訳すると”空っぽの手”なので、手をとってくれる相手がいないため1人ぼっち。という感じでしょうか。
And you know that / I know / that / I can't live without you /
それと君は知ってるだろ?/僕が知っている/僕は君なしでは生きていけない
こちらは中間の「I know」はなくてもいいと思います。おそらくJustinが曲のリズムをよくするために入れ込んだものと思われます。
と、ここまでがJustin Partで、あとは今まで出てきたフレーズの繰り返しです。
Oh, ooh-woah (Oh, ooh-woah, ooh-woah)
Oh, I'll be fucked up, if you can't be right here
I do the same thing I told you that I never would
I told you I'd change, even when I knew I never could
I know that I can’t find nobody else as good as you
I need you to stay, need you to stay, hey (Oh)
I do the same thing I told you that I never would
I told you I'd change, even when I knew I never could
I know that I can’t find nobody else as good as you
I need you to stay, need you to stay, hey (Oh)
このように、遠く離れた場所に行ってしまった、もしくは失恋した相手に、
「それでもそばに居てほしいんだ!」
と訴える、切なくも素敵な曲です。歌詞を紐解くだけで、曲にどんなメッセージが込められているのかがわかるので、歌詞和訳は本当におすすめです。
最後に、日本語のリリックビデオと、アニメ「東京リベンジャーズ」とコラボした動画を紹介して終わりにします!
歌詞を理解した上で、東京リベンジャーズとのコラボPVをみると、かなりウルっときます。
それだけ素敵な曲でしょう。
では、今回も音楽で英語を勉強していただきありがとうございました!