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強酸性の胃の中にどうしてピロリ菌が住めるのか

pH1~2という強酸性の胃の中にどうしてピロリ菌が住めるかというと、ピロリ菌が自分の持っている酵素で自分の体の周りにアルカリ性の物質を作り出し、胃酸を中和しているから👏

中和して住める場所を広げ、仲間を増やしていく。
そうやって胃の粘膜に住みついた彼らが分泌するもので、粘膜に炎症が起きる。

粘膜の炎症が広がると、胃の細胞が壊されて、塩酸やペプシン、内因子、ビタミンCが分泌されにくくなる。

血液検査でPG I、PGII、PG I/PGIIを調べることで、胃酸がどれだけ分泌されているか、炎症の程度、胃粘膜の萎縮の程度を知ることができる。

胃酸の分泌が足りない場合、タンパク質やカルシウム、鉄、ビタミンBの消化吸収がよくないことに繋がる可能性がある。

血液検査でタンパク質やカルシウム、鉄、ビタミンBの不足があることがわかったら、適切に補給することを考える。

ピロリ菌の感染と貧血の同居は珍しくない。

#からだが愛おしくなる分子整合栄養学

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