
北欧旅行記 #1
日記、やっぱり続かない。久しぶりの更新です。
冬休みに入ったのでずーっと行ってみたかった北欧旅行実現しました!とっても長くなってしまったので何個かに分けて旅行記を投稿しようと思います。
12月19日《マドリード/スペイン▶︎ロヴァニエミ/フィンランド》
出発は8:00、到着は14:00。1時間の時差があるので、約5時間のフライトになる。
今日のロヴァニエミの日照時間は2時間で13:00には日が沈んでしまっているらしい。
今日の私の一日には日が昇ることがないということになる。夜の一日。
飛行機の小さな窓からずっと白んだ月が見えていた。5時間のフライトの間に月は先に雲の下に行き見えなくなった。

ロヴァニエミ空港についた。乗客が防寒具をつけ始め、早く出たかった私はコートを手に持ち座席でうずうずしていた。列が動き始めたので進むと、出口は外だった。室内への通路は繋がれておらず、階段があった。外だった。-11℃の。なるほどね。
セーター1枚マフラー帽子なしで北の大地に降りたった訳だが、そんな寒く感じなかった。確かに空気は刺すように冷たいし若干吹雪いていて顔を前に向けられない感じだったけど、寒さは感じずただただ綺麗な雪景色と高揚感に包まれていた。これがアドレナリン効果か。
空港で完全防備になり、サンタクロース村へのバスを探す。旅行をするといつも思うのだが、公共交通機関が難しすぎる。その土地土地で主要な乗り物や乗り方が違うからだ。ロヴァニエミ空港は小さな空港で、サンタクロース村へのバスの本数も少ないらしい。友達がバスを見つけてくれてもうすぐ出ると言うので走って向かった。怪しいタクシーの人にバスで行くより安いぞー!と叫ばれた。確かにバス高かった。乗車時間6分で8€(約1400円)…
サンタクロース村について一番最初に思ったこと。雪が活き活きしてる!。サラサラでフサフサした雪だった。降ってくる雪も、積もった雪もキラキラしていて、思わずリーガルリリーの『キラキラの灰』を口ずさんだ。




雪がキラキラしている様子はレンズには写らない。
サンタクロース村ではサンタクロースに会うことが出来る。サンタクロースオフィスと書かれた建物に入り列に並んだ。1時間以上並んで私たちの番がきた。部屋のドアを開けると赤い服を着て白い髭を生やした(髭はノリで付けているらしく少し剥がれていた)恰幅のいい陽気なおじさんが座っていて、「どこから来たの〜」「日本だよ〜」「wow!ゲンキデスカ〜!」「わー!元気でーす!」みたいな会話をして写真を撮った。サンタさんは日本が好きらしく、日本では温泉に入ったり温泉卵を食べたことがあると言っていた。へ〜。撮った写真をメールで送ってくれるプランを選びん45€(8000円弱)だった。ん〜。
お腹がすいたのでカフェに入った。ショーケースにはアップルパイ、サーモンパイ、チョコレートケーキ、ブルーベリーケーキ、キッシュなどのパンが並んでいてどれもすごく美味しそうだった!私はサーモンパイとホットブルーベリージュースを頼んだ(ソウルフードを積極的に食べたい派)。サーモンパイは中身がよく分からなかった(鮭フレークみたいなやつが入っていた)けど美味、ホットブルーベリージュースもかなり美味。酸味と甘みが譲り合っているような優しくバランスのいい風味がした。その後は雪を楽しんだり写真を撮ったりしてバスの時間を待った。


ゴミ箱に雪を乗せまくっているところ
サンタクロース村を満喫した後は寝台列車でヘルシンキに向かう。
寝台列車に乗るのは夢だった!
部屋は小さく、2段ベッドと洗面台と人間2人立てるほどのスペースがある。狭いけど、これは良い狭さだ。カプセルホテルの同じ類の居心地の良さを感じる。流れる車窓の景色や、電車の揺れ、室内の少なめの光もとても良い。こういうの大好き。

疲れていたから横になった途端眠ってしまって起きたら5時になっていた。同室の友達を起こさないように充電コードを探して充電しながら予定の確認をしたり大切な人に思いを馳せたり……
7時に食堂車に行った。寝台車両の通路はどこも同じ景色で部屋に戻れなくなりそうで怖すぎる。あれ思い出した、8番出口(ゲームの)。

食堂車、人が沢山いて明るくて感じが良い。コーヒーを頼んで日記書く。隣の席に日本の人カップルがいてツーショ撮ったりしてて羨ましすぎた。未来の恋人と北欧で寝台列車の旅とかしたい。
