【手帳会議】ミドリ/デザインフィルの個人的に気になる手帳。
早いもので、本当に早いもので、もう来年の手帳シーズンがやってきました。
すでに多数のメーカーさんから、手帳の情報が続々と出てきております。
なんならもう一部は売っております。早。
さて、来年の手帳は何にしようか? と考えを巡らせるのは、なかなか大変でもあり、楽しくもあり。
今回は、私一番の贔屓文具メーカー、デザインフィルさんのミドリブランドの手帳の中から、私が「使ってみたい!」と感じるものをピックアップしてみましたよ。
今使っている手帳
その前に、今私が使っている今年の手帳の紹介を。
昨年まではバレットジャーナルもどきをしていましたが、今年は「ほぼ日手帳 カズン」(いわゆるA5サイズ)。
これを選んだ理由は、とにかく書くスペースが欲しかったから、が大きいです。
1日丸々1ページある上、広々A5サイズ。(スタンダードな「ほぼ日手帳 オリジナル」は文庫と同じA6サイズ。)
ネックなのは重さ。持ち歩くのにずっしりきます。が、これは「avec」という分冊版(上・下半期で2冊に分かれているもの)にすればある程度解決できそう。
毎日ビッチリ書くわけではないけれど、書きたいときに書けるスペースがでーん、と用意されているのがとても良いのです。
その日あったことから学んだ小さなこと、面白いこと体調、食べたもの等々、その日その日で書いたり(書かなかったり)しています。
先に言ってしまうと、今と同じような使い方ができる手帳は、ミドリさんにはほぼなさそう。
それでも使ってみたいと食指が動くものを選びました。
ミドリさんの気になる手帳
MDノートダイアリー A5
ミドリさんといえば、なMDペーパーを使用した手帳。というかダイアリー。
MDペーパーはとにかく書き味が好きで、以前バレットジャーナルとして使っていたノートは、MDノートでした。(その時からやっぱりデッカイA5サイズ。)
ほぼ日手帳と同じ1日1ページですが、日付は印刷されておらず、自分で書き入れるパターン。これこそ、書きたい時に書く的な、バレットジャーナルみたいに使えそう。
それでいて、ページの構成はほぼ日手帳に似てるかも。
ページ左上に日付、左側に時間軸。
とはいえそれだけで、デザインは非常にシンプル。
余白には罫線や方眼はなく、まっさらな状態です。
なかなか良さげ……ではあるんですが、ネックなのが558gという重さ。
上質なMDペーパーを全ページ使っているため、ほぼ日手帳のカズンと比べても100gほど重いです。
しかし、ほぼ日手帳もカバーを付ければそれぐらいに……と思ったのですが、分冊版のavecならなんと1冊117gほど(2021年版)。
現時点のほぼ日手帳で重いと思ってるのに、さらに重いのは、うーん……。
名前に「ダイアリー」とあるし、置きっぱが想定っぽいですね。
ちなみにスピン(しおり紐)は2本ついてます。2本あるの結構便利。
日の長さを感じる手帳
ほぼ日手帳のように使えそうなものは、ミドリさんにはもうなさそう。
ならデザインじゃ!
ということで、こちら。
週間バーチカルタイプで、時間軸が実際の日の出・日の入りに合わせてグラデーションになっています。
まさしく日の長さを感じる手帳!
(※週間バーチカルタイプ……「垂直の、縦の」といった意味の「vertical」の名の通り、1日が縦に区切られ、時間軸がついているタイプ。見開きで1週間を見通せます。)
この、他にはないようなデザイン。とにかくオシャレ。つい外を見たくなりそう。
日の長さだけでなく、月の満ち欠けや季節に応じた一言などの記載もあり、1年を通して自然全体も感じられそうなのが粋ですね。
都会に住む人にはさらに響きそう?(田舎住まい)
丁寧な暮らしをしたい、という人に向いているのかなと。
しかも何気にこちらもMDペーパーを使用。書き味も最高か。
色はクリームなので、目にも優しいですね。なお、最近はクリーム色用の修正テープもあるので、ボールペンでも間違いを気にせず書けます。
さらにこれもミドリさんおなじみ、糸かがり綴じという綴じ方で、どのページも180度開きます。見やすい書きやすい。
サイズはB6で、スピン2本。
メインのページは年間、月間、そして週間バーチカル。ということで、デイリーページはありません。メモは16ページあります。
本当に本当に、この手帳使いたいと毎度思っているんですが、いかんせん……週間バーチカルを活かせるような職でも生活でもないんですよね……。
しかしこのデザインは週間バーチカルでないとできないという、このジレンマ。
ペイントダイアリー
おしゃれバレットジャーナルに憧れるも、一から作るのは難しい……という私のような人に向いていそうなのが、これ。
日付やタイトルが白抜きになっているのがポイント。
カラーペンで塗るだけで、あっという間にかわいい。なにこれかわいい。
バレットジャーナルおなじみマイルドライナー5本セットなど、テイストが統一されたカラーペンセットが色々売られているので、色のセンスがなくても統一感が生まれやすい……かもしれない。
紙ものに強いミドリさんですが、実は近年スタンプに力を入れているようで、「スタンプ 浸透印」や「スタンプ 回転印」を出しているわけですが。
こちらペイントダイアリーはそれとセットで使いやすいよう、スタンプでも裏抜けしにくい紙になったそう。(去年まではMDペーパー。)
さらに、メモページはスタンプがまっすぐ押しやすいように、ドット罫から方眼罫に変更するという徹底ぶり。
さらにさらに、今年5月には「カラーペン スタンプ」というカラーペン(ややこしい)も発売していて、もうこれ全部セットで使うしかないのでは。
なんて、もちろん好きに使っていいわけですが、少なくともなんかしらのカラーペンは常に持ち歩きたいところ。できれば数本。というか5本セット丸々。
って誰もが思うところをキチンとカバーしてくるのがミドリさん。手帳に複数本のペンが入れられるジッパーケースがついてます。かゆいところにしっかり手が届く。
付録も“塗る”ならではの個性的なページが揃ってます。習慣トラッカーから、読書や鑑賞映画リストなどなど。バレットジャーナル的ですね。
しかし! メインページはは月間のみで、デイリーはもちろん、週間もなし。
80ページというシンプルな作り。とはいえ、紙が厚手なことや、ペンポーチがついていることを考えると、こういう構成がベストかも知れない。
表紙もシンプルでおしゃれでなんか好き。
ミドリさんの強みはデザインとアイディアの両立(だと思う)
そもそも私がミドリさんがこんなにも好きなのは、見た目だけじゃないデザイン文具をたくさん世に出してくれるから。ミドリさんの"デザイン"文具は、アイディアを具現化する"デザイン"の意味も含まれていると思う。
そもそも紙モノに強いミドリさん。手帳もいろんな角度のものが揃ってます。
(ホントは自分には向いてないけど人に勧めたい手帳として、ダブルスケジュールやフラットダイアリーも紹介しようと思ったんですが、長くなりそうなのでやめました……。)
手帳は毎日のように、1年間も使うものだから、使いやすく、また使っていてテンションの上がるようなものを使いたい。
そういう意味では、ホント満点以上のものばかりです。
が、1日1ページのような、ガッツリ書けるものが欲しい、という私の要望にドンピシャなものが少なく。
MDノートダイアリーも超魅力的なわけですが、やはり重さと厚さがネック。
書き味を取るか、持ち運びを取るか……で、2021年のは後者を取ってほぼ日手帳だったわけで。(やはり書き味の良い紙は重くなりがち。)
手帳を常に定位置に置いておく派なら、全然アリなんだろうなぁ、MDノートダイアリー。
ほぼ日手帳のavecのように、分冊とか……まだavec使ったことないので、その辺の使い心地はわからないんですけど。
しかしトラベラーズノートでは分冊なわけだし、なくはない……と言いつつ、やっぱ手帳ってスケジュール管理が主なわけで、1日1ページは置いておく、日記的用途の方で捉えられてんのかなと。
でもほぼ日手帳の人気からか、他のメーカーも1日1ページ物を出してきてるので、何かしらポータビリティと共存できるものをミドリさんからも出してほしいな。
まぁそうなるとMDペーパーを捨てることになるかなぁ……そこを残してほしいんだけどなぁ、やっぱ分冊かなぁ……。
とかなんとか、素人の私がグダグダグルグル言っていても何も始まらないのでここまでですが。
さぁさぁ、来年の手帳、どうしよう。