ゲームサントラはいいぞ!Nintendo Musicで聴ける曲5選……?
ゲームサントラ聴いてますかー! どうも、円井零です。
任天堂が自社のゲームサントラを手軽に聴けるアプリを突如配信したため、テンションだけでこの記事を書いてます。
ただサントラ好きなだけの音楽素人が何書くんだって感じですがよろしければどうぞ。
任天堂のサントラがアプリで聴けるだと!?
10月末、任天堂が突然、自社のゲームサントラアプリ『Nintendo Music』を発表、配信しました。最近、発表と配信とか発売が同時で怖い……!
2024年11月2日時点で23ゲームタイトル分しかありませんが(それでも全部聴こうと思ったら膨大な時間がかかりますが)、アプリ配信翌日に『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の曲をさっそく追加してきたので、毎週のように増える可能性があります。怖い。(実際、次回の追加は翌週予定。)
任天堂ゲームのサントラは、CDが発売されることはたまにありましたが、サブスクなどでの配信はなし。それが唐突に、まさかの自社製アプリで登場。しかもNintendo Switch Online加入者が追加料金なしで使えるという。怖い……。
さて、ここで私の話になりますが、私はゲームサントラ大好きマン。クラブニンテンドーで『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のサントラを交換したのを皮切りに、今では2万円弱もする『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の初回数量限定盤サントラをためらいなく買う始末。怖。
※クラブニンテンドー……過去に任天堂が行っていたポイント交換サービス。ゲームソフトを買うともらえるポイントで、オリジナルグッズなどと交換できた。今のマイニンテンドーの前身。とりあえず『任天童子』カムバック。
そんな、時には大枚はたいてまでゲームサントラを買う理由は、やっぱりいつでも聴きたいから。元のゲームを持っていても、ゲーム音楽ってすぐには聴けないのも多いわけで。1個のセーブデータで1回しか聴けないようなのもあるし。アクションゲーとかだとプレイに集中しちゃってじっくり聴けない時もあるし。
でもサントラを買えば好きな曲が即聴ける! 何度でも聴ける! 最高!
そして何よりも、サブスクで配信してないから買うしかなかった! というのが正直あります。
それがついにスマホ1台で聴けちゃうぞ! すごい!(CDって取り込みしなくちゃいけないからね……CDドライブ非対応のChromebook時代は苦労しました。)
つーわけで、今Nintendo Musicで聴けちゃう曲の中からおすすめ曲を5曲紹介します。つーか私がただただ好きなヤツ。趣味全開。
ついに任天堂のゲームサントラを気軽に「聴いて!」って言える日が来た……!
1曲目『I'm Octavio(F34RME Remix)』Splatoon3
めちゃめちゃ悩んだけど1曲目はこれ!『Splatoon3』ヒーローモードより『I'm Octavio(F34RME Remix)』!
DJ OctavioことDJタコワサ将軍との戦闘曲。一作目の『I am Octavio』のリミックスバージョンです。
私、WiiUを買えなかったので一作目は未プレイ。ですが、当時から『Splatoon』への憧れは強く、サントラを繰り返し聴いていました。
その時ドはまりしたのが『I am Octavio』。めっちゃかっこいい! こんなクールなボス戦闘曲あるの!? と驚いたものです。
そんな『I am Octavio』がこれまたクールになったのが『I'm Octavio(F34RME Remix)』。「F34RME」は「fear me」だとか。「私を恐れよ」。あれ、タコワサ将軍の一人称ってなんだっけ……。
戦闘中にタコワサ将軍自らがかけているこの曲。ノリノリ。原曲と比べるとハイテンポになっています。飛ばしていくぜ。
一方、タコワサ将軍のラップ部分が聞こえづらくなっているので、ぜひ原曲も聴いてほしい。『Splatoon』の曲も配信されないかなぁ。
2曲目『過言(変異)』Splatoon3
同じゲームタイトルからは1曲だけと思ってましたがこれも外せなかった……『Splatoon3』より『過言(変異)』です。
この曲が聴けるタイミングは結構特殊。数か月に1回起きるビッグラン時のクマサン商会のみです。
で、この曲自体も結構特殊。原曲はバンカラ地方のバンド・C-Sideの『Clickbait』。それをシャケ界のバンド・ω-3がカバーしたという。
最初にこれを聴いた時は震えましたね……。どっちもスリーピースバンドですが、ω-3はチェロ、ティンパニ、DJという特殊な構成。なので当然ながら印象がガラリと変わるアレンジになっているのです。
本家『Clickbait』はギターやドラムでガンガン攻める感じですが、『過言(変異)』はチェロをじっくり聴かせてくる感じ。時々聞こえてくる不穏な音がビッグランという特殊な状況を感じさせてまたいいですね。
ちなみにC-Sideは他のアーティストの曲を無断でカバーしちゃうトガったバンド。そんなC-Sideの曲をω-3がこれまた無断でカバーしたのかな? とか思うと面白いものがあります。真相はわかりませんが。
なお、C-SideのトガりっぷりはサントラCD『Splatune3』のブックレットで垣間見られます。みんなサントラCD買おう。
3曲目『リンリンメトロ(地下)』マリオカート8 デラックス
まだまだ『Splatoon3』の曲を紹介できちゃうんですが、他のゲームにもいい曲がめちゃめちゃあるのでお次は『マリオカート8 デラックス』より『リンリンメトロ(地下)』!
レースゲーに良曲が多いとどこかで聞きましたが、『マリオカート』も例外ではなく。どのレース曲も走っていて気持ちいいものばかりです。
某実況者さんと某実況者さんが動画で必ず歌いだしてしまう『N64 ピーチサーキット』も悩みましたが……今回は『リンリンメトロ』のしかも地下バージョン。
これ、地下入ると曲変わるの知らなかった……こういう発見があるのもサントラの楽しみ。
改めてじっくり聴いてみると……『スーパーマリオブラザーズ』の『地下BGM』のメロディ入ってるじゃん!
ベースがひたすら『地下BGM』のあの印象的なメロディを繰り返していて、これがカッコいい! やっぱ任天堂の地下面と言えばこれよ。
通常の『リンリンメトロ』はさわやかな感じで、”列車”とか”旅”を感じさせますが、『(地下)』はベース強めでパンチがある感じ。ダーティとまではいかない塩梅が絶妙で、うーん、とにかくカッコいいです。
4曲目『戦闘!クラベル校長』ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
ポケモン最新作からは『戦闘!クラベル校長』!
ポケモンはポケモンで独自に『Pokémon Game Sound Library』というサントラが自由に聴けるサイトを用意していますが、なんとNintendo Musicで『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の曲が聴けちゃうという。まさかの。
『ポケットモンスター バイオレット』は久々にドハマったポケモンだったので好きな曲いろいろありますが、チョイスしたのはクラベル校長との戦闘曲。ポケモンの戦闘曲は曲名に『戦闘!』とつくことが多いのでわかりやすいですね。
ネタバレになるのでどのタイミングでどうして校長と戦うことになるかは言えませんが……校長っぽい威厳のある曲になっています。弦楽器と打楽器が印象的。
作中、校長はどちらかというと親しみとか、面白みとか……がある感じですが、曲はどっしりしてます。対峙してる時の曲だしね。
結構重々しい、プレッシャーを感じるパートが続きますが、突如解放するような、すっと広がりを感じさせる部分もあり……クラベル校長の人となりや教育方針が感じられますね。
ここまで選出して……多分だけど低音が印象的な曲が好きだな、自分。
5曲目?『ガノン・ガノンドロフ』ゼルダの伝説
もう最後の最後にただのズルなんですが、『ゼルダの伝説』シリーズよりプレイリスト『ガノン・ガノンドロフ』……曲紹介してたのにプレイリスト持ってくるのはマジでただのズル。
でも! でもなんですよ! ぜひ聴いてほしいんですよ!
全14曲。今のところ『ゼルダの伝説』シリーズで配信されているのは『時のオカリナ』と『ブレス オブ ザ ワイルド』の2作品のみです。
『ブレワイ』から始めた人は、ぜひ『ガノンドロフのテーマ』をじっくり聴いてみてほしい。ラストダンジョンで流れる『ガノンの塔』も。このメロディ、そしてパイプオルガンの音色。これがサントラにおけるガノンドロフです。ちなみに『神々のトライフォース』の『ガノンのメッセージ』という曲が元だそう(Nintendo Music未配信)。
パイプオルガンについては、実際に『時オカ』をやるとちょっとしたサプライズが待っていますので、可能ならぜひプレイしてください……Nintendo Switch Online +追加パック加入者ならSwitchで遊べます。Online専用のNINTENDO 64コントローラーを買うのがおすすめ。やっぱCボタンがね……。
『ブレワイ』でハイラル城に初めて入った際に見られるカットシーンで流れる『ハイラル城 ガノン咆哮』。厄災ガノンは元が人だったとは思えない様相ですが、確かに人間・ガノンドロフを思わせるメロディとパイプオルガンが使用されています。
あのガノンドロフが長い年月を経て、こんな姿に……と思わずにはいられません。まぁ『ティアーズ オブ ザ キングダム』でこの解釈はひっくり返ってしまうんですが……それは置いといて。
そしてみんな大好き『ハイラル城』。
『ゼルダの伝説』シリーズの中心にいる3人の人物。主人公(リンク)、ゼルダ、ガノン(ドロフ)。ガノンドロフ以外にももちろんテーマ曲と呼べるものがあります。
主人公、ここでは便宜的にリンクと呼びますが、リンクのテーマはやはり『ゼルダの伝説メインテーマ』でしょう。大元は初代『ゼルダの伝説』の『地上BGM』。超有名曲……なんですが、素直な『ゼルダの伝説メインテーマ』を聴ける曲が今のところNintendo Musicにないっぽいです。初代の配信求む。
そしてゼルダのテーマは、そのまま『ゼルダ姫のテーマ』。よく『ゼルダの子守歌』とも呼ばれます。厳密には違う曲。『時オカ』で初登場しました。
この3人のテーマ曲をすべていい感じにぶち込んだのが『ハイラル城』です。
ガノンを抑え続けるゼルダ、そこへ向かうリンク。その状況を城の外では勇ましく、中では切なく、表現されています。そう、城の中と外で曲がシームレスに切り替わるのがこの曲の特徴でもあります。これは実際にプレイしないと体験できません。プレイしよう。
そんなわけでガノン(ドロフ)だけでなく、リンクやゼルダの要素も味わえるプレイリストをぜひ。これは私が作成したわけではなく、最初から公式で用意されていたものです。
キャラクターごとのプレイリストだけでなく、今の気分やゲーム内のシーン別のものなど、幅広く用意されています。気が利くぜ……!
ゲームでもアプリでも。いつでもどこでもゲームサントラ
いやー最後にとんでもないズルをカまして、5曲で収まりませんでしたが、いかがだったでしょうか。
もちろんまだまだ名曲がズラリと揃ってます。Nintendo Music。とたけけの曲とかも語りたかったじゃんよ……!『けけじょんがら』いいよね!(n曲目。)
これからも増えてくっぽいので、次は何が追加されるか、わくわくですね。
そして、ゲーム内で聴くのとアプリで聴くのとでは違う曲というのもあります。
ゲームの状況によって展開が変わる曲、インタラクティブミュージックと言うそうですが、そんな曲も多くあります。今回紹介したのだと『リンリンメトロ(地下)』や『ガノンの塔』、『ハイラル城』ですね。
そういった曲は、ゲームを実際にプレイした時に最大限の表現力を発揮すると思うので、やっぱりゲームをプレイしたくなります。
ゲームではプレイ体験の一部として、アプリではじっくり、そんなそれぞれの楽しみ方をしていきたい……というか手軽にできるようになってしまった。ありがたや。
とにかく何が言いたいか……ゲームサントラはいいぞ!
基本的に、お気軽に読んでいただければ、と思っています。 それでもサポートしていただいたお金は、好きなもののために使わせていただきます! 今欲しいものは……ボドゲの『CANVAS:Finishing Touches』