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【パズドラ週記】君たちはどうパズドラを始めるか

拝啓、パズル&ドラゴンズをお楽しみの皆様。
初投稿になりますlksilと申します。本業はパズドラー、副業は院生、支持姓党は無糖紅茶、パック砂時計は10連派です。
タイトルを「日記」にしようかどうか小一時間迷った結果、モチベの源であるスタレとにゃんこ大戦争に費やす時間が減ると副業が滞ることを危惧し、週一目標を宣言させていただきました。
たぶん1週間後には全て忘れてラフトラ祭しているのでしょうがご容赦ください。

本日の話題は「パズドラを始めるのに適切な時期はどのようなタイミングなのか」です。


「コラボから始めよう」という風潮

パズドラを始めるのに適切なタイミングはいつなのか?と訊かれたとき、9割のパズドラーはまず「コラボが開催されている時期」と言います。

二分の一、正解です(中忍試験並感)。

これは民意のようなものであり、自分も最初に出る言葉は「コラボがあったらそこに石100個突っ込んで様子見」となるでしょう。理由は単純に「コラボの方が自社のキャラよりスペックが高くなりやすいから」です。

よほどの逆張りではなくコラボ先に抵抗も無ければ、コラボの時期に始めるのが最も無難な選択肢の一つとなります。

これより先「スペックが高いとどう得するのか」について無駄話を挟みます。長文が苦手な方はどうぞ次のトピックにお進みください。

コラボで戦力を増やす意義

ここで覚えていただきたいことが、「パズドラ界隈において本当の意味で初心者に優しい人間は少ない」ということです。
上級者が高難易度で編成を試用し、有力であると判断されれば動画投稿サイトや各種SNSで拡散され、それを編成に対する知見の浅い低・中級者を含むマジョリティが真似してテンプレが定着していくという流れが一般的ですが、この時「環境において最も強い・使いやすい編成以外は使う価値がない」的な考えでtier2以下の編成を排斥しようとする謎の力が働きます。
そして「使う価値がない」の部分が、あろうことか一般のダンジョン(難易度表記のあるものだと中級~超絶壊滅吸の範囲)や過去の高難易度ダンジョンに対してもそうだという解釈が生まれてしまいます。カスですね。
その時生まれたテンプレが編成の多様性に富み、かつ編成難易度の低いものであれば問題はないのですが、編成の多様性を欠いてでも一番強いメインエンジンの形を追求するのがパズドラーのサガであるため、時には課金前提のすごくすごいすばらしい編成が流出することもあります。

史上最高に財布に優しくなかったグランエルヴの初期テンプレ


ここに前述の「最強以外使うな」ロジックが混入することで「万人は使えないが万人が使うべき編成」という評価をされてしまうのです。ゴミカスですね。

確定枠が多い編成を新規の方々は真似できません。単純にキャラが少ないですし、編成の多様性が低いということは残りの枠に求められるキャラの傾向も自然と絞られてしまうからです。

そうなると、「いま強い」編成を組めない初心者は自然と、理論も嗜好もない歪な編成を使い始めます。が、コラボで始めたからにはほぼ確実に、個々のスペックが高い軍を錬成する事ができるため、雑に6体選んで突っ込んでもそれなりに戦えるんですね。

「戦える」というのが、パズドラを継続してプレイするにはとても重要です。大量のギミックに対する理解を一つ一つ深めていきながら、エンドコンテンツの一つである高難易度攻略に求められるパズル力の養成とダンジョンの解放を進めるのですから、いくらパズルしても編成が弱いせいで勝てない、先に進めないという状況はよろしくないのです。逆になんだかんだでコンテンツを順当に消化できる状態であれば、期間限定のイベントキャラの確保などにも手が回りやすくなりますし、モチベも尽きにくくなります。

だからコラボです。たまにスターターセットに相応しくないグッドスタッフ染めのものもありはしますが、それならそれでスペックの高さでゴリ押せば良いのです。

雑に詰めるなら初期配布パーティのギルガメッシュみたいな
多色リーダーで固定ダメ持ちがオススメ

「確実に成功する」始め方があるとしたら?

実はパズドラでは、スタートダッシュに失敗しないために抑えておくべきタイミングがもう1つあります。
この話題をこのタイミングで選んだ時点でお察しの方もいらっしゃるでしょう。
それは周年です。
本当に「確実に」成功するとは言いませんよ。むしろ近年は周年フェス限の配り方が渋くなってきたので、この認識が薄れつつあります。実際、どの媒体でも今周年まわりのイベントで一番注目されているのはやはりコラボのようです。
ではここで、直近3年の周年フェス限の勇姿をご覧に入れましょう。

当時「コイツ一体いれば勝ち組」とまで言われた
"確定取得権のある"フェス限
どちらか確定ガチャの強い方
超長生きしたうえで近年は中難易度の部位破壊周回に居場所を見つけた
どちらか一方の弱い方
格差にキレた上位勢が開拓し結果普通に強いことが判明した
慈悲の上方修正で無効貫通が付いたため今はちゃんと構築を練れば上より強い
リーダーとしては理想形の超単体完結型って感じのキャラ
ちなみに周年フェス限でドラゴンが来ない事態にパズドラーは何も感じない

全員に共通する特徴が分かりますかね?
シンキングタイムスタート
シンキングタイムおわり
正解は「パーティを定義付けるキャラである」ことです。
具体的には、どのキャラも「高性能で組みやすい条件のリーダースキル」であり「そのリーダースキルを発動するために必要なドロップを自身のスキルで供給できる」のです。

例えば12周年フェス限の片割れのゴウテンですが、ドラゴンタイプを対象とするステータス上昇と、闇の2コンボによりダメージの軽減と攻撃倍率の上昇・コンボ加算・固定ダメを持ちます。
彼ら周年フェス限は即時運用可能な戦力として期待されるため、この場合パーティをドラゴンタイプで固めつつ毎ターン軽減を発動(=闇ドロップを6個分供給)できれば、その時の最難関ダンジョンをクリアできるだけの数値を発揮する設計となっています。
スキルは、盤面の指定色から闇と回復ドロップを供給しつつ、パーティ両端のキャラの上限解放を行うものとなっています。
攻撃色と回復ドロップを供給できるスキルは非常に安定的で魅力的なものとされており、生成ではなく変換型であるため生成量にムラがあるのは難点ですがドロップ供給システムとしてはかなり理想に近い性能をしています。
ここまで書き連ねたゴウテンのリーダー性能を要約して「パーティに対する縛りが異常に少ない」と表現することができます。
サブに対してはドラゴンタイプでさえあれば良いとし、タイプ追加武器を駆使すればその要件は更に易化します(実際、初期のテンプレにはタイプ追加武器をアシストした光ミクが入っていたりしました)。ドロップ供給能力が高いためサブに求められるのはせいぜいその補助か、より選択肢の広い吸収無効や覚醒無効回復などのサポートです。
更に、ゴウテンの火力の秘訣である2枚対象の上限解放は、一番火力を出したいゴウテン本人をリーダーとフレンドに配置することで最高のパフォーマンスを発揮するため、追加の火力枠を要求しません。高難易度攻略には必須と言われたコンボ加算と固定ダメージも完備しており、つまりはゴウテンさえいれば戦えるのです。

伝わりますかね、この偉さ。このレベルで性能が完結した、戦うために必要な要素をすべて兼ね備えた環境トップってすごく貴重なのに、それがゴウテンの強みだと理解せずに使っている中級者が意外と多くって当時は嘆きました(冷たい板に向かって)。

他のフェス限も同じです。多様性でいえば11周年のウルトナ・ロイノチは本当の意味でなんでも入るし、10周年のラフィーネは本当に本当の意味で嗜好性100%でも戦えるほど編成の多様性が高い点が、十分に戦力を確保しづらい初心者には有難すぎる性能なのです。それでいてゴウテンはやっぱり供給力が不安だからルーレットループを足そうとか、ウルトナは割合に弱いから軽減ループを入れようとか、ラフィーネは盤面ロックされると動けないからロック解除と盤面リフレッシュ用の陣スキルで補おうとか、拡張性を残しているのが本ッッッッ当に素晴らしい。最高。マジ卍。

おかわりもいいぞ!

この周年フェス限事情に加えて、戦力確保面でも周年はかなり期待値が高くなります。
周年イベントでは大抵、周年フェス限がラインナップされたゴッドフェスがあるのですが、基本スルー安定と言われるゴッドフェスでもガチ初心者にとっては最も汎用的な戦力を確保できる機会だと筆者は考えているのです。
フェス限の平均のスペックが自社の中でも高い方だからというのはもちろん、フェス限はコラボキャラと違って半永久的に強化を受ける点や、いわゆる色違いの分岐進化の実装により役割を増やす可能性がある点も魅力的と言えます。
故に長い目で見るなら最初はゴッドフェスに石を使うのが最適解であり、その石の配布量が通常時より多くなるために立ち回りに余裕が生まれる数少ないタイミングが周年イベントの期間なのです。

というわけで周年です。周年を警戒しましょう。
そろそろ周年記念の生放送(2/17)があるので、その反応を見て立ち回りを考えましょう。もちろん、まだコラボに温存するというのも手です。

結論

コラボか周年ですね。どちらもなくて、更に自社イベまでない時期の方が珍しいですが、そこまで行くと本当に分が悪いので始めない方が良いとは言えると思います。
一応感謝祭という選択肢もありますが、新規優遇一本の風潮というより全体的に戦力を伸ばす機会となりがちなので、感謝祭開催に釣られて来た場合も一旦、コラボに石を温存するのが安定択かと思われます。

それでは皆様、良いパズドライフを。

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