エクセターのBIDが英国王立園芸協会の最優秀ビジネス改善地区を受賞
case | 事例
イングランド南西部のデボン州の都市エクセターのビジネス改善地区(BID)であるInExeterは、都市美化の功績が認められ、英国王立園芸協会(RHS)が主催するブリテン・イン・ブルーム・アワード(英国を代表する環境コンテストのひとつであり、創造的な植栽や保全プロジェクト、都市問題への取り組みを通じて地域の環境を再生する努力を称える賞)のBID部門で最優秀賞を受賞した。この受賞により、InExeterは持続可能な都市美化と地域社会の関与に貢献するトップクラスの組織として認められた。
InExeterのエクセター市における景観に対する貢献として、ハンギングバスケット、プランター、公共アート、照明設備への資金提供と管理、街路を清潔で快適に保つための専任清掃チームの維持などがある。ブリテン・イン・ブルームの審査ツアー中、エクセター大聖堂、エクセター・フェニックス、ギルドホール・ショッピングセンター、プリンセスヘイ・ショッピングセンター、セント・シドウェルズ・ポイントなど、市内のランドマークや企業なども一丸となって、市の緑化と地域社会の誇りを示した。
InExeterのCEOは栄誉ある受賞について、市内のビジネス主体が共通の目的のために団結して達成できた点、過去10年以上にわたり環境への投資を通じて市の魅力を高める努力を主導してきた点、今回の協働の成功をさらに発展させていくことを楽しみにしている点に言及し、InExeterの都市環境の向上に向けた地域社会の協調的な取り組みが全国のベンチマークになることを期待している。
insight | 知見
福岡市の一人一花運動がどのように発展していくのかが気になるので、このような記事は目に入ります。一人ひとりの参画や企業ごとの取り組みから、まとまったエリア全体の立地企業・機関と市民の協力を生み出す方向に向かうことが、この事例から見いだせます。
ブリテン・イン・ブルーム・アワードのページによると、この表彰は1964年から始まり、当初は地方のハンギングバスケットのコンテストだったものが、英国中の村や町、都市を改善する大規模な社会環境キャンペーンへと発展してきたそうです。英国王立園芸協会が17の地域と提携して運営しており、都市部と農村部の両方のコミュニティを対象としているようです。