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ベルリン市とハンブルク市は持続可能な地域交通の構築に向けた戦略的な協定を締結

case|事例

ベルリン市とハンブルク市は持続可能な地域交通の構築に向けて戦略的な連携協定を締結した。この協定では、交通事業者や行政をはじめとする関係機関の知識を結集し、様々な交通課題に対して、ソリューションを共創していくことを目的としている。

都市は様々なニーズと課題を抱えた集合体であることから、今回の共創関係の構築には価値がある。ベルリン市とハンブルク市は、すでに行政単位では定期的に交流を行っているが、今回の協定によってさらに関係者を巻き込み、自動運転の導入やバス停などの公共空間のデザイン、車両の調達、関連する技術課題などの解決を目指す

ハンブルク交通協会のディレクターは「ハンブルクはこれまで官民が連携して公共交通の高度化やネットワークの強化に取り組んできた。今回のベルリンとの地域連携で、さらに未来志向のモビリティソリューションが創出できる。」と期待を寄せている。

insight|知見

  • 福岡の官民連携の取り組みは、その初動期にIRBC(国際地域ベンチマーク協議会)から多くの示唆を得ていました。海外都市のベンチマークからも多くのことが学べますが、より事業や政策に近い領域の場合、法制度が共通している国内都市間の連携やベンチマークがより意味をもってくるように思います。

  • その際には、東京や大阪だけでなく、同じくらいの都市規模で課題を同一にしているような都市との比較や学びあいが、課題解決に直結するように思います。課題やソリューションを時系列で学び合い、新たなソリューションを創出するような都市間連携はとても面白いと感じました。