仕事と子育てどっちが大変?
わたしの仕事はひとやどうぶつなどの命をあずかるお仕事ではない。わたしの父は、医療従事者だ。わたしの母は専業主婦でした。
わたしにとって、子育ては家族のいのちに関わるため、圧倒的にお仕事より大変だ。人生で命をかけたことは、わたしには2度の出産しかないし。
仕事は命をかけるものでもない。いざというときにある程度の代わりをつくっておくこと、仕組み化して属人性を減らすのも大切な仕事だと思っているし。
わたしにしかできないことはあるし、あってほしい部分もあるけど、他の人がやることで違う味が出たりいい風が吹くのもいいことだし、組織として必要なことと思っている。
ただ家族はそうもいかないし、よくもわるくもわたしたちしかいないし…
わたしはたくさん考えて悩んだけど共働きを選んだ。
入社2年目の頃は結婚したら退職するつもりだった。両立なんて絶対に無理としか思えない働き方もしていた。先輩たちも少なかった。
6年働いてたらだいぶ環境が変わった。専業主婦の母にも、戻るのは絶対に大変だから、辛かったらいつでも辞められるから、まずは続けなさい。強く強く、何度もわたしに言ってきたのは、母だった。
あなたは事務でしょ?総合職のわたしの働き方なんて、業種も違うし、分からないのよ、なのに身勝手なこと言わないで、と、最初は本気で思っていました。
(役割も勤務形態も基本的に異なることを指しており、蔑む意図はありません)
結婚して転勤して、慣れない土地で産休に入って、苗字も変わって、〇〇ちゃんのお母さんとしか呼ばれなくなり、わたしはもうどこにもいない?
そしてわたしは家事が基本すきではないのもあって、社会とのつながりももてるし、家事も分担できるし、こどものものは自分のお金で揃えたかったし、復職してあまりに両立が無理そうだったら、そのときに辞めればいいや、と、働きだしました。
なので、専業主婦の働き方(と、あえて言います)は、自分の母を含めて尊敬と感謝しかありません、わたしには、とても、真似できません…
なのでわたしは、家族のやさしさに甘えて働かせてもらっています。我が家はおとこのこ2人なので、産休でアイデンティティクライシスに陥る機会は無いけれど、"おかあさんがやって当然"に代表されるような昭和の価値観を、こどもの代に引き継がせたくないなというのも、いまは思います。
いろんな選択肢がある時代、自分の頭で考えて、決めて、受け止めて、進んでいかなきゃいけない。
選択肢がたくさんあるのは、幸せなことではあるけど、酷な時もきっとある。
"失敗"しても、あなたなら大丈夫。
自分を信じて、すてきな仲間たちと、前にすすめるひとになってほしいな。
いつでも、いつまでも、ほっとできる場所でありたい。(これから反抗期とかはくるとおもうけど)
家族でいてくれて有難う。
わたしが妊娠できない身体だったら、思いっきり働いて、きっと海外赴任も手をあげて、いまとは違う経験にもたくさんチャレンジしていたと思うし、転職してたかもしれないし、そうありたかったなーと、思う日もある。
いまも、これで後悔はないか?自分なりに考え抜いて、今日も自分にとっていまたいせつなことを、たいせつにして生きている。だから、後悔は、無い。
こんなありのままを、いつかこどもとも話したい。
自分としっかり向き合うたいせつさ、自分なりに考え抜くこと、たいせつな仲間をみつける(気づく)こと。感謝とリスペクトを忘れないこと。
自分を信じること、自分をたいせつにすること(究極、自分を守れる/変えられるのは自分しかいないこと)。
仕事は、命をかけるものでは無いこと。
失敗しても、"命まではとられんさ"の精神で、
(そうではないお仕事の方々もおられるとおもいます🙏)
いのちだいじに。今日を楽しみます。