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【外資IT】internal transfer(部署異動)について
私事ではありますが、先日初めての部署異動を経験しました。
外資系企業ではどういった流れで部署異動をするのか、体験談をベースにお伝えさせていただければと思います。
部署異動を考えたきっかけ
一言でいうと自分の将来のキャリアにワクワクしなくなったからです。笑
外資系企業の部署異動について
外資系企業の部署異動について、いくつかの観点で日系企業との比較で少し説明してみようと思います。
ジョブローテーション
会社に精通したジェネラリストを育てる目的で、ほとんどの日系大手企業にはジョブローテーション制度があるので、2~3年に一回のペースで色々な部署を回ることが多いです。
ただし、外資系は"その時々で必要な即戦力を雇えばよい"という考え方なので、社員のジョブローテーションという考え方はほぼありません。
そのため、人によっては合わないと感じれは数か月で部署異動する方もいれば、逆にその仕事がマッチしているのでずーっとそのポジションにいるという方もいらっしゃいます。
異動のタイミング
日系企業は2,3年に1回と決まっていますが、外資系企業は合わないと思えばすぐに異動出来るし、もっとやりたいと思えば何年残っても何も言われません。
外資系企業の場合は、Low performer の評価を受けるとクビになるリスクがあるため、合わないと感じた場合は早めに異動する方も珍しくありません。
異動先の決め方
日系は内示のタイミングで上司から知らされるまで分かりませんが、外資はそもそも行きたいポジションに自分でエントリーするので、どこで何をするのかは自分に決定権があります。
異動のプロセス
日系は上司から内示を言い渡されるのを待つだけ(正確には日系でも行きたい部署に事前に根回ししたりもあるのですが)ですが、外資系の場合はinternal向けにオープンポジションをまとめたページがあったりするので、そこで自分の条件にあうポジションを検索してエントリーします。
エントリーの際にはレジュメを併せて添付、それをもとに書類審査が行われます。
書類審査が無事に終わると、異動先の上司や人事部門との面接試験を実施、面接をクリアするとオファーレターが届きます。
届いた処遇を確認して、問題なければオファーのアクセプトをすることで異動決定です。
後は、現在の上司と異動先の上司とで実際の異動日などの取り決めを行います。
ちなみに、もし書類審査や面接が不合格だった場合は、今まで通り現在のポジションで働くだけです。
異動時の雇用条件
日系企業にいる方は少し違和感があるかもしれませんが、外資系企業はポジションごとに給与レンジが異なります。そのため、同じ社内での部署異動なのに年収が上がったり、下がったりすることがあります。
ただ、多くの場合は営業職から異動すると、インセンティブがなくなる(その分ベースの金額が上がることはあります)ので、給与はよくて据え置き、悪ければ下がる可能性が高いです。
まとめ
上述した内容をまとめるとこんな感じです。
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外資系企業で部署異動するメリット
異動のタイミングや異動先のポジションを自分で選ぶことが出来ることだと思います。
これ以外にはありませんが、キャリア形成を行う上では非常に重要なメリットです。
これがあるので、外資系の方が自分の理想のキャリア形成は行いやすいとさえ思います。
外資系企業で部署異動するデメリット
異動時にやらないといけないことが多い、これだけです。
ただし、逆に言うと日系企業と違ってやるべきことが明確なので、しっかりと対策が取れるという意味では、ある意味これもメリットにも入るかもしれませんね。
次回は自分の実体験について記載していきます。
Transferを上司に伝えた時の反応は?、どういう手順で根回し・段取りしていったのか?、面接はどんな感じで進んでいったのか、などなどを記載していきます。
乞うご期待。