自宅のワークスペースのお悩みとは? 〜専用のスペースが欲しいけど!〜
こんにちは!LIXIL住宅研究所 note編集部です。
今回は、私たちが住まい研究の一環で実施している住まいに関する調査各種から「自宅のワーキングスペースに関する調査」結果ついてご紹介します!
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、これまでとは異なる「在宅勤務」という新たな働き方が広がりを見せています。さてみなさんは「在宅勤務」となった時、自宅のどこで働きますか?自分専用のワーキングスペースがあれば悩む必要もありませんが、リビング、ダイニング、寝室、子供部屋などではじめた方も多かったのではないでしょうか。LIXIL住宅研究所では、2021年の8月に関東近郊の男女の会社員の内、週1日以上在宅勤務している方へ「自宅のワーキングスペースに関する調査」を行いました。
この調査の中で、在宅勤務の方の内、自分専用のワーキングスペースがある方が全体の3分の1以上の35.6%ということが分かりました。無い方では、リビングスペースが45.2%、ダイニングスペース25.3%、寝室など24.2%が多くなっています。そこで今回は、自宅のワーキングスペースでのお悩みなどに関する調査結果をご紹介します。
ご自宅のワーキングスペースで課題や気になることBEST8
8位 冷暖房が効かない(暑い・寒い) = 15.2%
オフィスは、年間を通じて快適な室温が保たれています。しかし、自宅の場合、外気の温度に影響を受けやすい住まいも多く、冷暖房が効かないというお悩みが8位となりました。
7位 外部の音がうるさい = 21.5%
オフィスに比べて自宅では様々な環境音(時には騒音)が聞こえてきます。鳥の鳴き声など自然な音であれば気にならないと思いますが、自動車のエンジン音やクラクション、工事などの騒音は我慢できないものです。
6位 仕事に集中できるスペースでは無い = 22.6%
自分専用のワーキングスペース(=個室)であれば仕事に集中することもできますが、リビングやダイニングなどは家族の共有スペース。集中するのが難しいとのお悩みもわかる気がします。
5位 モニターやプリンターなどOA機器を置く場所が狭い(無い)= 23.2%
オフィスでは当然のようにあったモニター、プリンター、シュレッダーなどのOA機器は、自宅でも必要になることもあります。コンパクトなものもありますが、置き場所にお悩みの方も多くなっています。
4位 ワークスペースが狭い = 26.7%
在宅勤務を想定していなかった方がほとんどではないでしょうか?そのため急きょ在宅勤務がスタートし、自宅に無理やりワーキングスペースを確保してみたが、やはり手狭と感じているようです。
3位 ワーキング用のデスクや椅子を置くスペースが無い
(机が小さい) = 27.3%
実際に、在宅勤務をはじめてみると専用のデスクや椅子が欲しくなる方も多かったと思います。しかし、そのスペースを自宅で確保することが難しく、確保できても狭いと感じているようです。
2位 書類などを収納する場所が少ない(無い) = 27.7%
オフィスには書類を入れるラックなどが用意されています。全ての書類が電子化されていないため、在宅勤務でも必要な書類がどんどん多くなってきます。これらの書類を収納しておく場所でのお悩みが2位となっています。
1位 オンライン会議などの時に家族などに遠慮してしまう
(声が入ってしまう) = 28.3%
多くの在宅勤務者がリモート会議に参加しています。リモート会議中の声はイヤホンなどで聴くことができますが、問題はマイク!自宅では家族の話し声、宅急便など訪問者の音、ペットの鳴き声などさまざまな音にあふれています。家族(=特に子供たち)に会議だから静かにとは言いにくいもの。このことに悩んでいる方が最も多くなっています。
調査結果はいかがでしたか?在宅勤務をされているみなさんはそれぞれ状況が異なるかと思います。「そうそう、モノを置くスペースが無いんだよね。」「いや、うちは家を建てる時に書斎をつくったから。」などいろいろな感想があるかと思います。ぜひ感想をコメントで教えていただけると嬉しいです!
LIXIL住宅研究所では、定期的に住まいに関するいろいろな調査を実施しています。今後も調査の結果を書いていきたいと思いますので、お楽しみに!