【旅行記】夏休みを謳歌するために出雲から東へ戻ることにした【8日目】
こんにちは。莉香です。
みなさん、五輪にまつわるニュースがたくさん飛び交う中、いかがお過ごしでしょうか。
なかなか旅に出にくくなってきた情勢。悲しいですね。
さて、そんな中少しでも旅気分を思い出そうと、旅行記を引き続き描き続けていきます。
旅も8日目。いよいよ終わりが見えてきました。
この日は宇都宮〜仙台へ。いよいよ東北地方です。そしてこの日も移動ばかりの日。
宇都宮からローカル線を乗り継いで
朝9時ごろ起床。
眠い目を擦りながら、前日に残してしまったテイクアウトの餃子を食べ、出発。
宇都宮駅に行き、ご当地フラペチーノで目を覚ましていきます。
栃木の夏の風物詩、雷をイメージして作られたフラペチーノ。パチパチと弾けるキャンディーが刺激的で目が覚めました。美味。
そんなこんなで、まずは黒磯へ向かって出発です。
1時間ほどで到着。有名な那須塩原の隣の駅なんですね。
いよいよ東北本線の文字が出てきました。
人生で東北に足を踏み入れるのは初めてなのでワクワクしつつ、新白河行きへ乗り込みます。
福島縦断・スタバチャレンジの失敗
電車は黒磯を出発し、いよいよ電車は福島県へ。
車内は案外お客さんで賑わっていました。大きい荷物を持ってる方もいたので、もしかするも青春18きっぷで私と同じように旅をしている方なのかもしれません。
そんなこと考えつつのほほんと20分ほど乗っていると、あっという間に新白河駅へ到着。
いよいよ東北地方に足を踏み入れました。
どうやらここは競馬場があるらしく、閑散とはしていましたがどこか潤った雰囲気を感じました。駅前きれい。
今まで乗っていた電車に別れを告げ、そのままさらに北上するために、郡山行きへ乗り込みます。
郡山へ向かう途中に車窓から見えた景色が、同じ自然や畑の景色ではあるものの、今までに見てきた中国地方や関西地方、東海地方や関東地方のどれとも違い、「あぁ、ここは東北地方なのだな」と感じていました。
地元の北海道の雰囲気にも似た、でもそれとも違う眺めに、不思議と感動。
田舎こそもしかすると、地方の特色を色濃く見せてくれる1番の場所なのかもしれません。
そう思いながら30分ほど乗っていると、郡山に到着。
ちょっぴり都会な駅に途中下車をしたい欲が湧きましたが、日程を崩さないためにそのまま福島行きへ乗車。
そのまま50分ほど揺られて福島駅へ。
次の電車まで16分あったため、福島駅のスタバでご当地フラペチーノを飲もうと思ったのですが…
ものすごい人がいたので断念。
乗る予定の電車を逃すと次の電車は1時間後にしか来ないので、泣く泣く諦めました。飲みたかった。でも仕方ないですね。
後ろ髪を引かれる思いで白石行きに。
長かった福島縦断も終わりが見えてきました。
いざ宮城は仙台へ
45分ほど乗って、今度は宮城県は白石駅に到着。
慌ただしく乗り換えをして、次はいよいよ最終目的地・仙台へ。
1時間ほど揺られていくにつれて、だんだんと街並みが都市になっていくことに感動。何度もこの度で経験している景色の変化なのに、飽きがこない、むしろ感動すら覚える事に驚いていました。
仙台に到着。ここまで5時間弱の在来線電車旅でした。
流石にヘトヘトです。
…でもお腹は空くんですよね。という事で、早速腹ごしらえです。
仙台はもはや杜の都というより飯の都
仙台といえば美味しいものがたくさん思い浮かびます。
牡蠣をはじめとした海産物、セリ鍋、ずんだ餅、牛タン、気仙沼はサメが獲れるのでフカヒレも有名ですね。
せっかく仙台に来たし、という事で牛タンを食べに行っちゃいました。
たんや 善治郎さんにて。
柔らかな牛タンはとてもジューシーで、一口噛むごとに旨味がじゅわり、じゅわりと染み出してきます。今思い出すだけでお腹が減ります。
南蛮味噌は青唐辛子がピリリと効いていて、でもそれがご飯を盗んでいきます。絶妙な甘味と塩味。
テールスープはしっかり煮込まれているため、とても濃厚な牛の旨みが溶け出していました。浮いているネギがかなりのアクセント。
とろろにも出汁が入っているそうで、とても満足した一品でした。
お腹もいっぱいになったところで、という事で、本日のお宿にチェックイン。
のんびりしつつ、少し休む事に。
荷物の整理をしながら、汗も引いてきたし、という事で近くの商店街のお散歩を開始。
写真は撮り忘れてしまったのですが、友人からお薦めされたどら焼き屋さん「ankoya」さんに訪れ、バターどら焼きとくるみどら焼きを購入。
くるみどら焼きはみっちりと挟まれた餡子に胡桃がこれでもかとぎっしり入っていて、噛むたびコリコリといい歯応えと甘みを感じました。
バターどら焼きは餡子の中にバタークリームが挟まっていて、これもまた、こっくりとしたお味で美味。幸せでした。
途中で見つけた怪しい看板。いかがわしいお店?と思わせる見た目でしたが、餃子屋さんらしい。
メイン商店街を歩いていると、BOOKOFF plusが。
なんてことはないのですがフラフラと立ち寄ってみました。
そこでお買い物すること数十分。
靴を買ってしまいました。旅の途中に靴を。
滅多にこんなことはしないのですが、あまりにも可愛くて一目惚れだったため、気がついたらレジを通してました。
ちなみにここ最近お気に入りでずっと履いてます。
衝動買い、もとい、いいお買い物をした後、宮城名産のホヤの刺身を近くのスーパーで買いつつ、夜ご飯を考えながら、ホテルに荷物を置きに戻りました。刺身はおつまみです。
ホヤについてはこちら。宮城県にある山内鮮魚店さんのサイトへリンクしています。
仙台に詳しい友人に夜ご飯のおすすめを聞いたところ「出汁のうまいラーメンを食え」と熱烈にお勧めされたため、そのお店に行ってみる事にしました。
だし廊というラーメン屋さん。店構えがおしゃれです。
屋号の通り、出汁を重視したラーメンがいただけます。
この日は友人おすすめの貝出汁の塩ラーメンをチョイス。
もう見た目からして美味しそう。
スープをひと啜り。
貝出汁の旨みの暴力、雨あられです。麺もしっかりスープが絡み、一口運ぶごとに幸せな気持ちと味が広がります。
ムール貝の中に入っている出汁の素を溶かしてみると、またそれはそれで新たな貝の出汁が溶け出し、何重にも貝のおもてなしを受けてる気分になりました。なんかオルニチン的な何かが作用して疲労取れそうな気分です。
気がついたらすっかり食べ終わり、スープまで飲み干していました。
美味しいお出汁の余韻に浸りつつ、入ったコンビニで見つけた「東北限定 ずんだもち」を買い込み、いそいそとホテルへ帰還。
テレビを見ながら、先ほど買ったホヤの刺身をパクパクと食べて旨味を実感。磯の風味たっぷりなホヤは大好物です。北海道でもホヤは食べられていたため、久々のホヤの味に感動していました。
デザートに買い込んだずんだもちを食べ、お腹いっぱい幸せ気分なところで睡魔が。
ささっとお風呂に入り、そのまま布団へ。
明日は笹かま食べようかな、なんて考えながら、ゆっくりと眠りにつくのでした。