なんちゃってキャンピングカー(バン)でメキシコへ⑤水とトイレがあれば何とかなるのだ
実際にキャンプが設営されると毎日の生活は思っていたよりもずっと快適でした。水さえあれば人間って生活できるんだなと実感した2週間半。太古の昔から人類は水のあるところに住み着ついて都市を作っていったのです。もちろん現代ではトイレも大事、ということで水とトイレのあるキャンプ生活は全然問題なしでした。
朝は起きたらまず海へ。海が見えるプレミアムロケーションではないけれど、バンから歩いて20秒で海でした。
ひとしきり海で遊んだ後は朝ごはん。トルティアをフライパンで焼いたうえにバターとバナナとハチミツをのせるメキシカンクレープ(と勝手に命名)が頻繁に登場しました。
いつまでもビーチにいたいくまでしたが、いつまでもいるわけにはいかないので無理やりキャンプに連れて帰ってきます。帰ってくるたびにあからさまに不満そうな顔をします。
午後は夫と交代でウインドサーフィン
午後は風が上がってくるのでウインドサーフィンの時間です。前回同様夫と私は交代で海に出ました。お互いが出艇しているときはわんこたちと一緒に浜辺で待ちます。くまは夫か私が海に出ると自分も一緒に行きたいのーと波打ち際まで追いかけて、戻ってくると嬉しそうに駆け寄ってきました。
スノーケリング
ある日、仲間たちと車で20分くらいのところにあるラバンタナのビーチの先端までスノーケリングに行くことになりました。ラバンタナのビーチは入り江になっていますが、スノーケリングのポイントは入り江の先端でいわば外海。スノーケリングはあまり好きではない私はワンコたちとビーチでお留守番することになりました。
いつもの遊び(ウインドサーフィン)とは様子が違うぞ、と興味深々のくま。スノーケリングの準備をする夫と仲間の後をくっついて回ります。
みんなが海の中に消えてしまうと、自分も追いかけていこうとするくま。でも波が怖くて断念してすごすごとビーチに戻ってきました。
いつもなら海の上にいる姿がどんどん遠ざかっていくのに(ウインドサーフィンでボードに乗っているので)今日はみんな海の中に消えてしまった!びっくりしたくまとスクラフィ。心配そうにビーチをうろうろし、いつまでもじっと海の先を見つめていました。
海から戻ってきた夫を最初に見つけたのはくまでした。それまで波打ち際で海を見つめていたくまが突然じゃぼじゃぼと波の中に入っていきました。夫の頭が海から出てない時点でよく帰ってきたことがわかったなあと感心します。匂いでしょうかね?
夫が戻ってきたあとは、一緒に出た仲間2人が戻ってくるのもしっかり確認してました。
安心したようでようやく海をガン見するのはやめて留守番していた私のところに戻ってきました。でもせっかく違うビーチに遊びにきたのに、みんなにおいて行かれたと少し怒っていたんだと思います。
仲間たちがさらに楽しくしてくれたキャンプ生活
原始的だったけれど心地よいキャンプ生活をさらに楽しくしてくれたのは仲間たちでした。うちのキャンプへ取れたての魚などの具材を持ってきて料理したり、食べたり飲んだり昼寝したり。そして午後はみんなでウインドサーフィンに海へ繰り出す生活。毎日があっという間に過ぎていきました。
そうして2012年の年明けがやってきました。ニューイヤーイブはビーチでキャンプファイヤーをしながら祝います。
この旅はいろいろな意味でトップに入る素晴らしい旅となりました。前回のように雨が降ることもなく天気にも恵まれ、たくさんの新しいところを訪れ、仲間たちと楽しい時間を過ごし、ワンコたちも私たちもケガや病気などもなく過ごせた旅でした。
次回はメキシコキャンプ旅行の番外編:パピーレスキュー物語です
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