モノとお金の両輪を整える

母が転倒し、骨折・入院・手術することになりました。

こうした緊急事態が発生した時に、改めて
親とのコミュニケーションと、諸々の契約内容の把握などの
重要性を感じています。

というのも、
入院・手術となれば、特に保険関係の手続きなども発生してきます。

傷害保険や医療保険に加入していると
どこの会社で契約しているか
誰に連絡をして手続きをすればいいのか
手続きをするにあたり、診断書などがいるのかなど
把握していないと出来ないことが多々あります。

高齢な親であれば、
ケアマネさんとの情報共有も必要になりますし
入院に際して、服用している薬によっては
入院している病院では対処出来ず
元々かかっている病院から処方箋を発行してもらう必要もあります。

こうしたことを、緊急で即座に対応しないといけない時に
「ウチの親、どこの病院に普段かかっているのか知らない」
「何の薬を服用しているかも知らない」
「保険って、そもそも加入しているの？」
「どこの保険会社かも、証書等もどこに保管してあるか分からない」
なんてこと、言っている場合ではないのです。

医療費にしても、「高額療養費」なる制度もありますし
それを本人が手続き出来ないようであれば
家族として対応しないといけないこともあります。

「無事」で何もことが起きていない時は、それでOKだとしても
「有事」にことが起こってしまえば、あれこれすることが発生します。

そういうことを踏まえると
日常的に親とどうコミュニケーションを取っておくか
家族として、お金周り・契約周りなどをどう把握しておくか
そして把握した上で、どう管理しておくか
そうしたことの重要性を感じます。

幸いウチの家の場合
数年前から親のお金周り・契約周りを、私が把握・管理しているので
今のところスムーズにことを進めることが出来ています。

入院・手術などは、医師や看護師さんをはじめ
病院関係者にお任せすることしか出来ませんが
家族にしか出来ないことも多々あります。

私が「モノとお金のお片づけサポート」と名乗るのも
単に「モノを捨てる」などの片づけだけではなく
生きていく上で切り離すことが出来ない、お金との関係性を
どう整理・把握・管理出来るかをお伝えし
誰もが快適に暮らしていく社会にしていきたいという
願いを込めて名付けています。

「モノとお金」
その両輪が整い、快適になることで
身近な人との関係性も良好になり
突発的なことが発生しても、それほど慌てなくなります。

「お金のことを勉強しましょう」「お金のことを知りましょう」
…というのは、決して投資や資産運用だけではありません。
毎日の暮らしそのもの・日常に関わるお金のことを
もっと知ってほしいと思う私です。