「迷い」を楽しむ生き方考察と楽しみな書籍の話
選択肢から選び取るにしても、全くの暗中模索にしても、生きていれば「迷う」経験は繰り返すものなのではないでしょうか。
ちなみにあなたが最近一番迷ったことはどんな事でしょうか?
その迷いとはどんな風に向き合い、答えを出しましたか?
私の専門でもある「コーチング」は、「目標達成のためのスキル」「コミュニケーションを学ぶ学問」とも言われますが、私にとっては「人生の迷いと向き合う術」でもあります。
ただし間違いのないように伝えなければならないと思うのは、コーチングを通して迷いが無くなる、解消するものでは決してないという事。
例えるならば、迷いと向き合い続ける「間合い」の取り方が上手くなる、そんなイメージです。
なぜ迷うのか。迷う時の3つの共通点
冒頭での質問の一つ「最近一番迷ったことは何?」について。あなたはどんなことを思い浮かべましたか?
もしかしたらすぐには思い浮かばない方もいるかもしれません。そんな方も、もしかすると読み進めるうちに思い浮かぶかもしれませんので、もう少しお付き合い下さい。
迷う状態を想像してみると、大きく3つの共通点があると思うんです。
一つ目〈選択肢がいくつかある。〉
→ これは当たり前でしょうか。少なくとも2つ以上の選択肢があるから迷っているはずです。
二つ目〈迷うだけの時間的、精神的な余白がある。〉
→追い詰められると、迷う事も難しくなります。そんな経験をされた事がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
三つ目〈判断と行動を阻む要因(信念、思い込み)がある。〉
→なぜ迷うのか、の答えの一つはこれだと考えています。選び取る行動を阻む信念や思い込みなどの思考があるはず。
私の場合はこの3つ目の項目を深掘りする事で、自分自身の悩みとの「間合い」を詰めていきます。
自分の迷いとの「間合い」を詰める
迷いを感じ始めは「なんとなく」嫌だなとか違うな、決めきれないな…と、輪郭がぼんやりしている事がほとんどな私。あなたはいかがでしょうか?
例えば「子育て中の働き方」をテーマにするならば…。
フルタイムで働くか、時短勤務するのか、それとも転職?…そんな迷いのシーンだと仮定して。
最初は何となく今のままでは上手く生活が回っていない、満足出来ていないと感じて、働き方を迷い始め…。
収入、待遇、仕事内容、保育園、幼稚園、学童、夫の意見、老後の生活…さまざまな判断軸で考えても考えてもなかなか答えが出ない。
もしその時が悩みと本気で向き合う時なのであれば、確認したいのがこの2つです!
・今何に不安や不満を抱えているのか?
・その不安や不満を感じる原因や過去の経験、強い信念は?
このポイントを出来るだけ明確にしたいです。
「本気で向き合う時なのであれば」と書いたのは、私も含め働く子育て世代の多くは、長年の経験から自分で自分のご機嫌を取ることに長けている人が多いイメージだからです。
「幸せ」な状態を作り出せる力があるだけに、「まぁまぁ幸せ、だからこれ以上望むのは…」とブレーキもかかりやすいのでは、と自分の経験から感じています。
そんな時に必要なのは「本気」!!
感情論でも根性論でもなく、自分を信じる力=本気が必要です。
迷いを突き詰めるばかりが正解でもない
ここまで書いておきながらなのですが、私は全ての迷いに答えを出さなくても良いとも感じます。
「ことの成り行き」に任せてみるのも一興。特に自分の力では変えられない要素が強いものに関しては、そう思います。
迷い続けると言う選択もあってもいいのかもしれませんよね。
私も今、迷いの真っ只中
そして私も今現在、迷いの渦中。
詳しくは今回は割愛させて頂きますが「働き方」や「女性のキャリア」文脈で本気で迷っています。
既出の問いに沿って考えると、
・何に不安不満を?
→今の会社での業務内容、体制、ビジョンに賛同出来ない要素が強くなってきた
・原因、過去の経験、信念は?
→自分のパフォーマンスを上げるにはビジョンが大切だという思い。会社に進言してもあまり効果がないと言う思い込み、経験。
といった事が思い当たります。
正直目を背けたくなる日もあるけれど、長い目線で自分の人生、キャリアに必要な迷いだと信じて。
この迷いから私はどんな未来を築くのだろうかと、自分に期待を寄せています。
「迷う」に関する楽しみな書籍の紹介
所属するコーチングスクールの代表が、来月新著の出版を予定しています。テーマがまさに「迷い」。
『迷ったら、自分を好きでいられるほうを選べばいい』
~No.1キャリアコーチが贈る 心の重りを軽くするヒント~
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出版社/あさ出版
著者/馬場 啓介
カバーイラスト/凪
▼amazon(予約受付)
https://www.amazon.co.jp/dp/4866673877/
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今からちょっと楽しみでなりません。
「迷うを楽しむ。」
そのくらいの余白を持つ生活が私にとっては今の理想なのかもしれません。
あなたの「迷い」との向き合い方、どんな工夫をしていますか?
もし良かったら教えてください。
ライフスタイルコーチ
鈴木りょう